土屋太鳳、東日本大震災当時と今“似た感情” エンタメ発信する立場の思い「何が出来るんだろう」
2020.03.11 21:03
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女優の土屋太鳳が、東日本大震災から9年を迎えた3月11日にInstagramを更新。思いを綴った。
土屋太鳳、震災復興に思い「忘れずにいようと思います」
土屋は、太陽が光り輝く空の写真を公開。震災から9周年を迎えたこの日、綺麗な青空が広がった事に触れ「大変なことが起きた時は、この青空に癒されるばかりではなくて、過酷な気象条件に感じる時もあるし、虚しい気持ちで見上げる時もあるし、思い出がよみがえってしまってつらく感じる時もあると思います」と思いを馳せた。「やっぱり何度も思うのは、しあわせな気持ちで空を見る人が、ひとりでも多いといいな」と土屋。
避難生活を続けている人が未だ多くいる現状に、「心が本当にくるしいです」とも吐露。そして「『忘れてはいけない』『忘れてしまいたい』いろいろな考え方や感情が、人の数の分、あると思いますが、忘れてしまいたい人の心の傷を包むためには、その人たちの気持ちや出来事の内容を忘れずに取り組むことが必要だと思うから、忘れずにいようと思います」と、震災の記憶に向き合う思いを語った。
9年前と今を重ね合わせ「自分の仕事は何が出来るんだろう」
また、新型コロナウイルス感染拡大で混乱が広がっている現在と、9年前を重ね合わせ「今、世界のいろいろな場所で起きている出来事は9年前の出来事とは全然違うのだけれど、情報への不安や疑心暗鬼な気持ちや命の心配が渦巻く時に、“自分の仕事は何が出来るんだろう”と感じるという意味では、9年前と似た感情を思い出します」と打ち明けた土屋。女優としてエンターテインメントを届ける立場として、この“人々の楽しみ”に多くの自粛強いられることに様々な考えを巡らせているのだろう。
しかし「この9年の間に、エンターテインメントの世界の先輩方が本業でも、それ以外の活動でも、伝えられることや出来ることはあると背中を見せてくださってきたから、自分も出来ることをがんばっていこうと思います」と前を向く土屋。
「一日もはやく、いろいろなことが少しでも安心に向かいますよう」と祈りを綴った。
土屋の投稿には、被災地からも「太鳳ちゃんの言葉がとても嬉しいです」「じっくり考えてくれてありがとう」「こういう投稿でたくさんの人が考えてくれると思います。ありがとう」と感謝の言葉も。また「本当に今の現状と9年前が重なります」「エンターテイナーとして頑張っている太鳳ちゃんを応援しています」「いつもたくさんの人に寄り添ってくれてありがとう」など、様々なコメントが寄せられている。(modelpress編集部)
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