伊藤万理華「元アイドルという印象は消えない」 現在の乃木坂46にもコメント<伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”>
2020.01.23 17:10
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元乃木坂46で女優の伊藤万理華が23日、渋谷パルコ地下1階・GALLERY Xにて、展覧会「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」のマスコミ向け内覧会を行い、報道陣の取材に応じた。
伊藤万理華、現在の乃木坂46にコメント
2017年に開催された初の展覧会「伊藤万理華の脳内博覧会」ではFASHION・ART・CULTUREにとどまらず鉱物や苔までをも愛し、独自の視点で世界を見つめる伊藤の脳内に迫り、渋谷・福岡・京都の全国3箇所で3万人以上を動員。初開催地の渋谷では展示ギャラリーに入りきれない観客が日に日に増えるという現象まで巻き起こした。前回も乃木坂46の仲間が多数来場したという話題で、今回来てくれるかと聞かれると、「何人か来てくれるっていうのは聞きました。同期のメンバーだったりOGも何人かに伝えて、すごい楽しみにしてくれたので来てくれると思います」と笑顔で答えた。
2年前の前回はグループ卒業発表直後に開催。1期生の卒業も相次いでいるが、OGとして今グループをどう見ているか、という質問には「今いる1期生も8年になって、寂しいというよりはポジティブな意味でOGとして誇れるように活動したいって皆思ってたり、次の夢があって前向きに外に出ていく感じだと思う。新しいメンバーに対しては新鮮だし応援したい気持ちがあります」と話した。
伊藤万理華「元アイドルという印象はしばらくは消えない」
彼女自身がディレクションに関わったZINEをはじめ、アパレルグッズ、ポストカードなど展覧会記念商品も販売。グッズの説明の際、「なるべく私の印象を消すようにした」と口にした伊藤。そこについて突っ込まれると、「まだ卒業して2年経っても元アイドルという印象はずっとしばらくは消えなくて、そこをマイナスの意味では捉えてないんですけど、作るものはそういう部分はない状態でもっと新しくて自分の素の状態だったり着やすいものだったりにしたかった」と丁寧に補足した。
伊藤万理華、個展第2弾「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」開催
展覧会は24日から2月11日の期間、同地にて開催。今回は彼女のクリエイター、キュレーターとしての観点からクリエイター4人と3ブランドを起用しコラボレーション作品を製作・展示。また、伊藤が連載を持つファッション誌「装苑」ともコラボを行い、誌面での特集など幅広い方法で展覧会・作品を展開していく。
「2年前にグループから抜けて何を伝えたいか考えたときに、この“ホームシック”という言葉が浮かびました」と振り返り、「卒業してから2年間の間に内にひきこもっていて外に出る期間が少なくて、それを“ホームシック”として、そこから脱却するためのもっとポジティブな言葉としてタイトルにつけたつもりです」と展覧会のタイトルに込めた思いを説明。特に漫画家の椎名うみ氏とのコラボレーションが印象に残っているといい、「自分自身のパーソナルな部分を話しつつオリジナル漫画を作ってもらいました」と話した。
ほかのクリエイターとのコラボでも伊藤自身でコンタクトをとり、編集部に足を運んだりと企画に携わったといい、「全部自分から企画書を書いたのは初めてだし、どうやって書いたら伝わるんだろうっていうのを一番学びました」と充実感に満ちた表情。
次回の開催については現時点ではあまり考えていないといい、「前回も完全燃焼したからこれ以上アートに関わりたいと思わないってくらいやってたんですけど、今回もそれに近くて『またいつかやるんですか?』って言われたらやるかわからないし、またすぐかはわからないし定期的かわからない」とコメントし、今回もやりきったようだった。
ファッションデザイナーの母親と制作したドレスをメインビジュアルでも着用。展覧会でも実際に展示されており、「ドレスを制作する前はあまり母と対話ができてなくて、どうやったらコミュニケーションを取れるんだろうって考えたときに『一緒にドレス作ろうよ』ってその一言で生まれた」とエピソードを披露。「基本作ったの母親なんですけど、全部デザインは自分でして生地も買いに行って、アクセサリーは自分で色も指定して決めてそれ通りに作ってもらいました」と共同作業を明かした。(modelpress編集部)
「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」開催概要
タイトル:伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”期間:2020年1月24日(金)~2月11日(火・祝)11時~21時
※最終日は18時閉場※入場は閉場の30分前まで
会場:GALLERY X(SHIBUYAパルコB1)
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