(左から)草間リチャード敬太、藤原丈一郎、大橋和也、末澤誠也(C)モデルプレス

<舞台「青木さん家の奥さん」取材全文>なにわ男子&Aぇ! group、4人で即興芝居 関ジャニ∞横山裕の“サプライズ”に「かっけ~!」

2020.01.22 20:00

関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子大橋和也藤原丈一郎Aぇ! group末澤誠也草間リチャード敬太が22日、都内で行われた舞台『青木さん家の奥さん』の公開ゲネプロ&囲み取材に出席した。ここでは囲み取材の全文をお届け!

  

舞台「青木さん家の奥さん」

関ジャニ∞の横山裕が演出を手掛ける同作は、酒屋を舞台に、配達を巡って巻き起こる店員たちのドタバタ劇を描いた即興芝居。設定が決められていて、あとはすべて役者たちのアドリブで構成されており、1990年の初演以降、即興芝居の金字塔的作品として、様々なユニットで繰り返し上演されている。過去には、2002年1月バラエティ番組「少年タイヤ」内にて、大野智、相葉雅紀、櫻井翔が、翌2月には舞台上演にて同じく大野、横山が挑んだ作品だ。

なにわ男子&Aぇ! groupの4人が“即興芝居”

― いよいよ初日ですが、ゲネプロを終えての心境はいかがですか?

末澤:どうですか?皆さん。どうでした?

藤原:そっち側(末澤側)なんちゃうん?今(笑)。

大橋:いいやん、言うたらええやん(笑)。

末澤:本当に楽しくできています。結構アドリブがほとんどなので、そこを僕らも楽しみながら、見ている人たちにもどこがセリフでどこがアドリブなのかを楽しんでもらいながら、見てもらえたらなと思いますね。

― アドリブということですが、恥ずかしさはありますか?

藤原:正直台本をもらった時に、半分くらいが「○×△※」とかだったので、逆にちょっと難しいですよね。「え、これどうしたらいいの?」みたいな。

― それでみんなでどうしたんですか?

藤原:横山くんが「こんな感じにやったらいいよ」とか(教えてくれて)。それと横山くんが大野くん主演の舞台で、何年前やっけあれ…。

― 18年前です。

大橋:18年かぁ。

藤原:18年前!その時にやっていたので、当時のことを思い出しながら稽古をやっていましたね。

― 今日実は、ちらっと(横山が)いらっしゃっていたんですけど。

藤原:え!?

大橋:誰ですか?

― 横山さんが。

全員:え!?

藤原:え、今日来れへんって…。

末澤:来れへんって言うてましたよ!今日。

藤原:横山くん、そういうとこあるよな!

大橋:サプライズでな(笑)。

草間:始まる直前に電話かかってきて、話したんですよ。

藤原:そう!「電話してきて」ってマネージャーさん経由で言われて、俺電話したんですよ。そしたら一言目「誰?」って言われたんですよ(笑)。(番号が)登録されてなかったんですよ!どう思います?

― (笑)。

藤原:それで、昨日通し稽古をしたんですけどそこで言えなかったことをアドバイスしてもらって、最後「お前ら、自信持って頑張れよ」って言っていただきました。

大橋:そう。かっこいい!

― だけれども、ちょこっといらっしゃって帰られたんですよ。

末澤:えー。そうなんですね!

大橋:かっけ~!

― 昨日は何て言う風に言われたんですか?

大橋:昨日はそうですね。あの、お年玉もらいました!

― (笑)。

末澤:まずそれなん!?(笑)

大橋:まずこれ(笑)。

藤原:ちゃうやん!いっぱいあるやんネタ。「もうちょっとあぁしたほうがええよ」とか(笑)。

大橋:あ、そうですね。あぁ、本番直前で変わりましたね。最後のセリフとか。

末澤:丈なんかもうガラッと丸々変わったよな?昨日の夜に。

藤原:そうなんですよ。(横山の真似で)「あそこあぁしたほうがええんちゃうかなぁ」「ちょ、言って言って」「もうちょっとこうしたほうがええんちゃうかなぁ」ってだんだん変わっていって、最終的に全部変わってました。

大橋:全部変わってた。

末澤:気づいたらな。

藤原:気づいたら。

末澤:オチとかも昨日の夜に変わって、今日朝稽古でもう一回やり直してという感じやったんで。

大橋:そうやね。

― そう考えるとジャニーズイズムですね。

大橋:そうですね!そう考えたらそうやぁ。

末澤:あるある。

藤原:確かにジャニーさんもふらっと来て「曲変えよう」とかよくあったので、僕らはちょっと懐かしいな、というのがありましたね。

大橋:ガラッと変わったのあったよなぁ。

― 引き継がれているんですね。そして横山さんからはお年玉も?

大橋:お年玉もらいました!(満面の笑み)

藤原:もらったんじゃないよな!?あれ。

草間:それはもう…

大橋:なになになに?

藤原:(大橋は)もらったんやろ?

大橋:もらった!

藤原:もらったんじゃないやろ?リチャ言ったって。

草間:せびり取りましたね。

全員:(笑)。

草間:もうすっげぇ無理やりでしたけど。(大橋の真似で)「1月始まってもう結構経ったじゃないですかぁ~。え~忙しかったんですかぁ?」

藤原:(横山の真似で)「あぁ、俺もドラマとかで結構忙しかったで」

草間:(大橋の真似で)「そうなんですねぇ。誰かにお年玉渡しましたぁ?」

全員:(笑)。

草間:「お前それ欲しいっちゅうことやろ!」って(笑)。

末澤:直球すぎるやろ!

藤原:横山くんは三が日に会った人に渡すというルールがあるみたいなんですよ。でも俺らが「あれ?俺らもらってないよな…」ってなって、「大橋、ちょっと上手い感じで言うて」ってなった結果、あぁなりました。

大橋:あっはっは!

― ジャニーズカウントダウンでは会わなかったんですか?

全員:会いました!ちょこっと会いました。

大橋:喋れる機会がなかったんです。

― では今回は二重取りではない?

大橋:それは違います!(笑)

藤原:それは丸山(隆平)くんだけです(笑)。二重取りしました!来年の分もね!

― そんな先輩から愛されて、この4人がどう輝いたらいいか考えてくれたと思うのですが、その思いについてはいかがですか?

末澤:本当に個性やキャラクターに合った設定、衣装で、名前も「草間くん」とか、絶対「草間くん」じゃないじゃないですか。絶対「リチャード」やのに。

大橋:「草間くん」(笑)。

草間:絶対「草間くん」じゃないってどういうこと?「草間くん」で合ってんで?

末澤:いや、普通にいったら絶対「リチャード」やんか!(笑)

藤原:俺らもだいぶこれ(草間の格好が)見慣れたもんね。

末澤:最初はもうやばかったやん、俺ら。

大橋:なぁ(笑)。

末澤:もうだいぶ見慣れましたけど…

草間:見慣れてないやろ?舞台上で見て笑ってる時あるやろ?

末澤:違うやん!

藤原:演技やん!

大橋:演技で笑ってる!

藤原:お前見て笑うわけないやん!(と言いながら笑う)

草間:笑っとるやん!

藤原:ちゃうやん!

― (笑)。でも脚もとても綺麗ですね。

藤原:ね~本当!

大橋:脚綺麗ですよねー!

草間:今日のために…

末澤:染めてきたらしいですよ、昨日。

草間:すね毛染めたんですよ(笑)。

― 金髪?と気になっていました!

草間:すね毛ブリーチしました。

末澤:この日のために。

藤原:役作りです。

― 今回のために美脚を…!

草間:美脚を。めっちゃ寒いですけど。

藤原:ずーっと舞台袖で「寒い、寒い」って言うてるんですよ(笑)。

末澤:僕めっちゃ暑いんですよ。僕ひとりで暑いんですけど、(草間は)「寒い、寒い」ってずっと言ってる。

草間:布の表面、差ありすぎでしょ!?

大橋:ひとりだけな。

藤原:衣装代、だいぶ多分セイヤさん側に行ってる。

末澤:スーツでな。

― キャラ設定ということは、末澤さんはこのままなんですね?

末澤:僕がですか?

全員:うんうん。

末澤:「うんうん」じゃないやん!

藤原:普段からこんなんですよ。

末澤:なわけないやろ!

藤原:なあ?

大橋:普段からバラ出してるし。

末澤:出してるわけないやろ!なんで俺普段からバラ出してんねん!

大橋:すぐ出すから。

末澤:全然違いますけど、普段は。でも横山くんの中では僕はこういうイメージがあるみたいです。丈は、こういうバイトリーダーいますもんね?ほんまにいそう。

藤原:そうっすかね?(笑)

― 大橋さんと藤原さんは、逆でも良かったのでは?

大橋:こっちが野球っぽいから?あぁ、なるほどね。

藤原:野球の役じゃないですか。だから俺めっちゃいつも言ってるんですよ。「お前、あそこツースリーってことはもうちょっと追い込まれてる役やで」って。

大橋:そう、セリフがわからなかったんですよね。だから野球の部分は丈くんに聞いてました。

藤原:そうですね、野球の部分は。あとは個人的にめちゃめちゃオリックスが好きなので、本当は違ったんですけど、横山くんが「丈、お前オリックス好きやろ?じゃあオリックスに変えよう」ってなって。

大橋:そう。

― 妙にあの部分だけオリックス愛が…

藤原:そうなんですよ!とうとう僕の好きなチームが、舞台の中のセリフになりました。

末澤:そうやな、ほんまやな(笑)。

大橋:それでさぁ、オリックスのファンの人が見に来てくださるのもいいよね。

藤原:いやそれはわからんよ(笑)。告知してないし!

末澤:どういうこと!?「オリックスって言いますよ!」って!?

草間:そこだけを聞きに来る?

末澤:そうや!「あ、オリックス!」って!?

藤原:ならもっとオリックスアピールせんと(笑)。

大橋:ごめんごめん(笑)。

― 「青木さん家の奥さん」ということで、末澤さんはバラを持って「奥さん…」と言っていただけたら奥様はメロメロになるのでは?

末澤:あぁ~!

大橋:今やるってことですか?(笑)

末澤:なんかこれどっかでも1回やったな、この感じ(笑)。京セラでやりませんでしたっけ?僕。

全員:やった。

大橋:一応やらせてもらい。カットされるかもしれんし。

末澤:カットされるかもしれんけどやっておきましょう!…あちらで大丈夫ですか?こちらで!(カメラを見て)奥さん。僕たちに会いに来てください。

(まばらなシャッター音)

末澤:…これでいいんですか!?正解はありました!?

草間:良かった、良かった。

大橋:良い!

藤原:3人くらいカシャカシャ撮ってました。

末澤:ほんまに?良かった良かった、3人くらい撮ってくれたなら良かった。

藤原:3人だけ…(笑)。

― 今回は「奥さん」というテーマでいろいろな妄想も広がっていきますが、実際に皆さんは妄想するタイプですか?

末澤:丈は絶対するやろ!丈は多分やばいですよ。変態っす!

藤原:ちゃうちゃう、おかしいやろ、何言うてんねん(笑)。お前自分が何かやらされたからってさあ。

大橋:違うんですよ、急にね、笑ったりするんですよ!

藤原:妄想っていうか、俺は、想像力豊か。

末澤:だから妄想やろ、妄想やん(笑)。

藤原:いろいろ考えちゃうんですよ。ここでリチャが何か言ったらおもろいな、とか、ひとりでバーって考えて、ははって。

大橋:急に笑うんですよ(笑)。

藤原:頭の中でいろいろネタ作りをしてるんですよね。

― 恋愛の妄想はないですか?

藤原:雑誌とかでよく「デートで行きたいところはありますか?」って言われて、対談とかになったらだいぶ盛り上がりますよね。「遊園地行きたい」「いや俺は野球場に行きたい」「え~野球場!?」みたいな、それですごい盛り上がったりする。だから普段取材していただいているのをこの舞台で活かしながら。

末澤:確かに。それはあるかもしれん。

― 稽古はすごく短かったんですよね?

末澤:すっごく短かったですね。

― どのくらい?

藤原:でも僕らもありがたいことになにわ男子で大阪城ホールでもライブをやりましたし、12月とかはね、Aぇ! groupもツアーやってて。1月の頭のほうには京セラドームでもライブをやってて、その時に合間合間に京セラドーム終わってからやったりとか。横山くんも、ちょうど47都道府県のライブを関ジャニ∞でやってて、終わってから来ていただいて。そこで稽古とかもやっていたので、ほんまにありがたかったですね。

― 稽古日というよりも、合間合間でやっていた感じなんですね。

藤原:そうです。

末澤:でも、これだけの稽古で舞台に立ったのは初めてです。

大橋:ね。

― 関西ジャニーズJr.の勢いを感じるのではないですか?

大橋:ありがたいですね。今がすごい人生華やか!みたいな感じで嬉しいですね。

全員:(笑)。

藤原:え?今がなん?これからやろ(笑)。

大橋:これからね!(笑)今、ずーっとずーっと幸せですね。ありがたい。

― でもこれからということで、今日は東京ではSixTONESとSnow Manがデビューしますが…

全員:おめでとうございます!

大橋:(報道陣に向けて)来ていただきありがとうございます。

藤原:この後たぶん(SixTONESとSnow Manの取材に)行くねん!

末澤:時間ずらしとるよね(笑)。

藤原:かぶらさんやろ、絶対(笑)。

末澤:そらそうやろ!

― どうですか?刺激を受けますか?

末澤:まぁそれはね。そうですよね。同世代でもありますし、(向井)康二も頑張ってますしね。そこは僕たちも負けずに頑張らないとなとは思いますね。

大橋:そうやね!

― 実際にデビューが決まったときは(向井とは)話しました?

藤原:結構ライブにも来てくれたりもしてて、京セラドームも見に来てくれてましたし。その時は康二も段々成長してきた感じで、雰囲気とかも違かったし、変わってて。デビューする人ってこんなに自信に満ち溢れてるんだなーというのを感じました。

大橋:でもライブが終わった後に(向井が)「良かったよー」って言うてたけどさ、スタッフさんから(向井が)泣いてたって言う話を聞いてさ、なんかジーンと来た。すごい嬉しいなと思って。

― 改めて“後輩から”というのもありますけど、お祝いのコメントをいただけますか?デビューしたい気持ちも込めてコメントをお願いします。

大橋:込めて…。頑張ります!

― そこだけ?(笑)お祝いは?

大橋:え、どういうこと?どういうこと?(笑)ごめんなさい、ごめんなさい(汗)。自分かなー、思った。

― お祝いを。

大橋:皆さん、デビューおめでとうございます!

藤原&末澤&草間:おめでとうございます!

大橋:僕たちも精一杯頑張りますので、ガーンって行けるように頑張ります!ありがとうございます!

藤原:……追い抜けるようにね?

大橋:そうそうそう。ガーンって行けるようにね。皆さん、頑張ります!

藤原:なんやねん、「頑張ります!」って(笑)。

草間:皆さんが頑張りますっていうこと?(笑)。

藤原:でも、特別な日ですから今日は。嬉しいことですよね。(SixTONESとSnow Manの)デビュー日と「青木さん家の奥さん」の初日もあるし。

大橋:あと「えんがにち?」

草間:天赦日な。

大橋:あ、天赦日か(笑)。

藤原:全然ちゃうやん!(笑)

大橋:いや、教えてもらってんスタッフさんから。

末澤:あと、一粒万倍日。

草間:そうそう、一粒万倍日。

藤原:そうですね。そういう幸せな日でもありますので。正直ちょっと悔しい気持ちもありますけど、僕ら「青木さん家の奥さん」もありますので、ジャニーズ自体すごい盛り上がってるっていう意味も込めて、今日はいい日になるんじゃないかなと思います。

― この舞台もチケットがすごい倍率だったようです。

大橋:え~!!

藤原:ほんまに皆さんのおかげです。横山くんが演出してくださってるっていうのも大きいので。

― では、いよいよ初日が始まるということで、改めてファンの皆さんに意気込みとメッセージをお願いします。

大橋:はい!僕たち、「青木さん家の奥さん」をやらせてもらうんですが。僕たちが精一杯ね、このアドリブなんですが、もっともっと僕たちの仲良い雰囲気も見てもらいつつ、僕たちの演技をえ~っと見てもらいつつ、あとはアドリブ、演技どっちかわからんところを見てもらいつつ頑張りますので、皆さん、応援よろしくお願いします!

藤原:もうグダグダやん!(笑)

末澤:不安(笑)。

藤原:アドリブ絶対出来ひんやん!(笑)

末澤:よう今行けたなゲネプロ!(笑)

草間:これ見たら不安しかないやろ!

大橋:行ける行ける行ける!(笑)見てくださいお願いしまーす!

藤原&末澤&草間:お願いします!

藤原:すみません!ありがとうございました!

大橋&末澤&草間:ありがとうございました!

藤原:(SixTONESとSnow Manの)デビューの横にちっちゃく書いておいてもらっていいですか!?

大橋:ちっちゃく!ありがとうございました!

舞台「青木さん家の奥さん」は、1月22日~2月2日まで東京グローブ座、2月13日~19日まで大阪サンケイホールブリーゼにて上演。(modelpress編集部)

演出:横山裕コメント

2002年に大野智主演の「青木さん家の奥さん」に出演させていただき、今回は“演出”という形で18年ぶりにこの舞台に関わることができ、感慨深い気持ちでいっぱいです。

これからの成長を期待している関西ジャニーズJr.の4人をどう魅せるか、どう個性を活かせるか、まだ見たことない彼らの顔をどうやったら引き出せるか、、、とずっと考えてきました。

観に来てくださるお客さまには、どこが台本で、どこからがアドリブなのかを見極めながら、未来ある4人の若者の才能をぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。

p.s.本当に稽古時間が短かったです。

「青木さん家の奥さん」あらすじ

とある酒屋の倉庫で新入りのバイトがひとり、黙々とジャガイモの芽を取っている。そこへ次々と先輩がやって来て、青木さん家の配達伝票をめぐる争いが始まった。どうやら青木さん家には、先輩たちが憧れるステキな奥さんがいるらしい。

すると、争いを見ていた新入りのバイトが言った。「僕も配達に行きたいです!」

そこから始まる、先輩たちによる理不尽な特訓。果たして無事に青木さん家に配達に行くことができるのか…。

あるのは基本設定だけ、あとはすべて役者達のアドリブで構成される舞台上は、何でもあり!何が起こるかわからない!一瞬たりとも気が抜けない、緊張の連続の舞台が幕を開ける!
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