福山雅治、“モテる理由”を学ぶ
2020.01.21 19:29
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歌手で俳優の福山雅治が21日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたNHKスペシャル「ホットスポット 最後の楽園 season3」(1月26日よる9:00より放送/全5回)の記者会見に出席した。
福山雅治「ホットスポット 最後の楽園 season3」に出演
福山が地球上に残された独特の自然環境や絶滅にひんした貴重な生きものたちを訪ね、見つめてきた同シリーズ。放送開始から10年となる最新の第3シリーズでも、自然や生きものに対する好奇心あふれる眼差しや、独自の感性で表現する莉ポートが大好評のプレゼンター福山が、カリブ海で巨大ザメと一緒に泳ぐなど、さらなる自然や生きものとの濃密なコンタクトに体当たりチャレンジする。福山雅治、動物や虫から“モテ”を学ぶ?
福山は、生き物と遭ったり、大自然の中に行ったりする際の学びを語り、「例えば第1シリーズで、マダガスカルにジラフビートルという首の長いてんとう虫がいるんです。同じ葉っぱの上にメスとつがいで過ごすんですけど、首が長ければ長いほどモテるらしいんです」と話し、「そうやって子孫を後世に残していくために、首が長く進化していくことを知ると、やっぱりカッコつけるって大事なんだなって思いました(笑)」と笑った。また「今回の第2回目でピンクフラミンゴにも会いに行っているんですけど、赤ければ赤いほどモテるらしいんですね。それはやっぱり赤い方が目立つ、そして(赤い)植物プランクトンを大量に食べることができる力がある、そして消化吸収する力がある。それは個体として強いということで、強くて目立つというのはモテるんだってことを教えてもらいました」と言い、「モテるために生きているわけではないんですけど、モテる理由は動物の中にも明確にあるんだということを教えてもらって、興奮したり感動したりして。この番組で得た知識と変化でした」と熱く語っていた。
福山雅治「ホットスポット 最後の楽園 season3」に手応え
第3シリーズはどんなものになっているかを質問された福山は「第1シリーズの頃は、僕の登場の仕方として視聴者の方と同じ目線という立ち位置で、『こういう生き物に会います』『こういうテーマです』とは聞かされずに行っていったんです。それで生き物と出会ったときやその場所に行ったときの第一印象で、1番フレッシュな驚きや感動を伝えるのが僕の役目ですと言われていました」と回顧。「第2シリーズあたりから、視聴者の方と同じ目線というだけではなくて、取材者としての目線も足していこうということで、事前に情報を入れて現場に行って、現場で改めて取材者の目線として参加して、第3シーズンは取材する側の立ち位置としての部分がより濃くなっているんじゃないかと思います」とアピールした。
現場に行っての発見も増えたそうで「人間が繁栄していけばいくほど、生き物たちの住む場所が狭くなっていくということは世界に共通して言えることで、それを踏まえた上で、その部分だけを表現していくのではなくて、それでも自然の中で生きていく動物たちの命のたくましさや不思議さというものを伝えていくということ。番組としてそのバランスがどんどんよくなっているんじゃないかなと思います」と手応えをにじませた。
さらに、長い間、同番組に関わったことで受けた影響や変化があるか聞かれた福山は「音楽の方にも影響は出ました。2014年に発売になったアルバム『HUMAN』というのがあるんですけど、タイトルチューンにもなっている『HUMAN』は、このhot spotsで体験した人間と生き物たちの共存、共生していくことの難しさや大切さがテーマになっています」と明かした。(modelpress編集部)
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