Aぇ! group末澤誠也、初単独主演舞台で演出家が確かな手応え メンバーは見に来る?<キオスク>
2019.12.25 21:00
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関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ! groupの末澤誠也が25日、都内で行われた主演舞台「キオスク」の公開ゲネプロ&囲み取材に、共演の一路真輝、演出家の石丸さち子氏とともに出席した。
末澤誠也、舞台単独初主演「キオスク」
同作は、オーストリアの人気作家ローベルト・ゼーターラーによる青春小説。1937年、ナチスドイツが台頭するウィーンのキオスクで働くことになった青年・フランツが時代のうねりに飲み込まれながらも、大人たちとの交流を通じて成長していく物語。今回は本公演へ向けたショーケースとして、台本を手にした状態で演劇を進めていく“リーディング”形式での上演となる。グループ内でメンバー初の舞台単独主演を飾る末澤は、公開ゲネプロ終了後、囲み取材に登場するなり待ち構えていた多くの報道陣を前に「うわ、緊張する!こんなカメラあることないも~ん」と後ずさり。初日を迎え、改めて心境を問われると「日本初公演という作品に携われて幸せです。3人の大先輩方(一路・岸祐二・山路和弘)とご一緒できて本当に幸せですし、上西(星来)さんとも切磋琢磨しながら稽古をしてきました。スタッフさんを含めてアットホームな、お母さんが何人もいるような現場でした(笑)」と現場の雰囲気を表現し、笑いに。
“初座長”について「今までは屋良朝幸くんや浜中文一くんなど先輩方がサポートしてくれている部分があったので、今回は自分が初主演で他にジャニーズの人がいない状態でやるということが最初は不安でした」と吐露したが、「現場がものすごく良い雰囲気だったので、稽古をやっていくうちに不安ではなく楽しみに変わっていました」とニッコリ。稽古中は「石丸さんが作品の解説や時代背景までしっかりと丁寧に教えてくださって、それをどうにかすべて吸収したいという気持ちで取り組みました。僕自身初リーディング公演だったので、作品の真髄を伝えるためにイントネーションを矯正することがすごく大変でした。関西弁がなかなか抜けなくて、直すところが多すぎて必死でした」とセリフに苦戦したことを明かした。
そんな末澤に、石丸氏は「リーディングとはいえ『ハムレット』なみの量を喋りますから、たくさんの課題を課しました。最初の稽古で『ずっと信じてトレーニングし続ければ必ず変わっていく。どんなに忙しくても毎日これだけの量の声を出し続けよう』と言って別れ、その後彼はライブなど他の仕事をしていたんですけど、次に会った時に明らかに変わっていたんです。なのでどれくらい努力してきたのか、私の経験から言うと彼はとても頑張ってきたというのがわかったので、私はそれに応えようと思いました。伝えてすぐにできるわけではないですけど、『わかりました』という顔をするんです。昨日通し稽古をおこなって、今日公開ゲネプロだったんですが、また変わっていました。だから本番でもどんどん変わっていくと思います。今そういう手応えを感じています」と熱量たっぷりにコメント。末澤は真剣な表情でその言葉を受け止めると「ありがとうございます」と微笑んだ。
末澤誠也、Aぇ! groupメンバーは見に来る?多忙な1年を総括
末澤の晴れ舞台をAぇ! groupのメンバーは見に来るのかと聞かれると「どうなんですかね?(笑)リチャード(草間リチャード敬太)は『あぁ、行けたら行く』みたいに言ってましたけど、みんなスケジュールが空いていれば僕は来てくれると信じてます!」と期待を呼びかけ。また、今年2月にグループを結成し多忙な1年を過ごした末澤にとっての“今年の漢字”は「成」と発表。「今年1年で今までにしたことのないお仕事をたくさんさせてもらって、いろいろな経験をさせてもらったんですけど、もっともっとグループとしてももちろん、個人としてももっと成長して、上に上に上がっていきたいと思います」と意気込んだ。
最後に、来場客へ向けて「お客さんのなかにはリーディング公演を見たことがないという方がたくさんいると思います。僕自身も初めてで、若い方は特に見たことがない方が多いかと思うんですが、軽い気持ちで1回生で劇場に見に来てもらえれば、すごく楽しんでいただけると思うので、ぜひ足を運んでいただきたいです」とメッセージ。末澤といえば「誠也」の名にちなみ「聖夜様」というロマンチックな王子様キャラがファンの間で人気だが、初日は奇しくもクリスマス。セリフの中に「メリークリスマス」があることから、石丸氏が「見に来た人はみんな末澤くんから『メリークリスマス』って言ってもらえる」とアピールすると、末澤は「確かに(笑)。素晴らしい!」と頷いていた。
舞台「キオスク」東京公演は東京芸術劇場・シアターイーストにて12月25日~12月29日まで、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター・阪急中ホールにて2020年1月18日~1月19日まで上演される。(modelpress編集部)
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