Matt・眞栄田郷敦・寛一郎…“遺伝子最強”二世タレントたちの快進撃を振り返る【2019年末特集】

Matt／父・桑田真澄

元プロ野球選手の桑田氏を父に持ち、モデル・タレントとして活躍しているMatt。人形のように顔写真を美しく加工する“Matt加工”がSNS上で話題となった。この影響は次第に芸能界にも広がり、新しい地図の3人や斎藤工などの大物タレントたちを次々と“Matt化”し、メディアを席巻。

また、写真の加工技術のみならずMattが持つ人間性も人々を惹きつける理由の一つ。SNSでは社会の風潮や後ろ向きな意見に対しても、ブレずにポジティブな信念を発信。そんな人生哲学にも称賛と共感が集まり、若い世代のオピニオンリーダー的存在になりつつある。さらに音楽家としての顔も持つMattは、アーティストのライブや音楽番組でピアノ演奏を披露し、その腕前も注目されている。インパクトのあるビジュアルだけでなく、才能溢れるそのポテンシャルからモデルプレスが選ぶ「今年の顔」にも選出されており、令和のニューアイコンとして話題を集め続けるだろう。

眞栄田郷敦／父・千葉真一 兄・新田真剣佑

俳優の千葉真一を父に持ち、兄は新田真剣佑ということから、デビュー前から大きな注目を集めていた眞栄田。自身の連ドラデビュー作となったTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」では、挫折した元ラガーマンを好演し、15キロの増量を経ての役作りも話題となった。さらに映画「午前0時、キスしに来てよ」（公開中）では、主人公に恋をする幼馴染・浜辺彰役に。不器用ながらに想いを伝える直球な演技で心を掴み、俳優としてまた一つ階段を登った。

バラエティ番組に出演すると、昨年デビューしたばかりとは思えないほどの落ち着きぶりと、堂々としたコメント力を見せ、フジテレビ系情報番組「めざましテレビ」（毎週月～金曜あさ5時25分～）の12月のプレゼンターにも抜擢。父や兄ゆずりの端正な顔立ちと、独特の存在感で今後も活躍の幅を広げるに違いない。

趣里／父・水谷豊 母・伊藤蘭

俳優の水谷豊、元キャンディーズのメンバーで現在女優として活躍中の伊藤蘭の娘・女優の趣里。映画「生きてるだけで、愛。」（2018年）では初ヌードを披露するなど、身体を張った演技が注目を浴び、次々と話題作に出演。

今年は日本テレビ系ドラマ「イノセンス～冤罪弁護士～」での息子を持つシングルマザー・城崎穂香役から、フジテレビ系木曜ドラマ「モトカレマニア」での相手を強引に振り向かせる肉食女子・加賀千鶴役など、幅広い芸域で視聴者を魅了。小柄なスタイルと相反する強烈な存在感を見せつけ、女優として期待がかかる成長株だ。

Koki,／父・木村拓哉 母・工藤静香

俳優の木村拓哉、歌手の工藤静香の次女として、昨年彗星の如く芸能界に現れたモデルのKoki,。鮮烈なデビューから熱が下ることもなく、今年も様々なレッドカーペッドイベントなどに登場。5月にフランス・パリで開催された「シャネル（CHANEL）2019-2020 クルーズコレクション」にて堂々のランウェイデビューを果たし、これまで自身が目標として掲げていたトップモデルの夢に向かってまた一歩前進した。

両親ゆずりの華やかなビジュアルと、170cmからなるスレンダーなスタイルでモデル業でもさらなる飛躍を遂げるとともに、中国の俳優・クリス・ウーが発売した楽曲「Eternal Love」のミュージックビデオに出演し、女優としての新たな才能も開花。2020年も新しい一面を見せてくれるだろう。

寛一郎／祖父・三國連太郎 父・佐藤浩市

祖父は三國連太郎、父は佐藤浩市という俳優界のサラブレット家系に生まれた寛一郎。2017年のデビュー後、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」（2017年）で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞するなど、実力もお墨付き。

今年はTBS系日曜劇場「グランメゾン東京」にて、見習い従業員の芹田公一役に抜擢。芹田にスポットライトが当たった第6話では、挫折に苦しみながらも成長していく姿が描かれ、リアリティのある演技で視聴者を感動させた。同ドラマで存在感を十分に発揮した寛一郎のさらなるステップアップに注目したい。

宮沢氷魚／父・宮沢和史

父は、元THE BOOMのボーカリスト宮沢和史。2015年に「MEN'S NON-NO」専属モデルとしてデビューを果たし、2016年、ブレイク登竜門としても知られる「JR SKISKI」でヒロイン・桜井日奈子の相手役に抜擢され、注目を集めた。

今年はテレビ朝日系ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」や映画「賭ケグルイ」などの話題作に立て続けに出演。日本テレビ系ドラマ「偽装不倫」にて主人公と恋に落ちる年下イケメン・伴野丈役で出演すると、日本人離れしたスタイルの良さやミステリアスさを兼ね備えた演技で視聴者のハートを掴み、最終回終了後には役名にちなんだ「丈ロス」を訴える声が続出していた。

2020年も自身の初主演映画「his」の公開を控えており、ますます活躍の場を広げること間違いなしだ。

もはや“二世”の肩書きは不要…彼らの躍進は止まらない

各界の著名人を親族に持ち「二世タレント」として注目を集めることが多い彼ら。“二世”というプレッシャーもあるなか、今年は多方面での活躍を遂げ、次々に世間からの期待を超えてきた。そんな凄まじい成長を遂げる彼らにはもう“二世”の肩書きは必要ないだろう。2020年のさらなる活躍に目が離せない。（modelpress編集部）