石川恋(C)東海テレビ

石川恋、初主演ドラマでトップモデルに 役作りで食事制限も<背徳の夜食>

2019.09.26 10:46

女優でモデルの石川恋が、28日放送の東海テレビ/フジテレビ系オムニバス形式のドラマ『背徳の夜食』第2弾(よる23時40分~)でドラマ初主演を務める。

  
『孤独のグルメ』のプロデューサーが手がけた今作品は、石川主演「チーズタッカルビ編」、ニッチェ・江上敬子主演「激辛ラーメン編」の2本立て。夜食にはタブーなジャンクグルメを「食べてはいけない」と思いつつも、本能のまま一心不乱に食べまくる姿も見どころのひとつ。

厳しい食事制限に耐えるトップモデルを演じた石川は、役作りのため「明日香のように2年も炭水化物を食べないというのはとても無理ですが、この役が決まってから、(撮影の)今日まで炭水化物もお肉も抜きにして、明日香の気持ちに寄り添ってみました」と撮影前に食事制限をしていたという。

江上敬子(C)東海テレビ
一方江上は、ダイエットとストレス発散の狭間の中、つい激辛ラーメンに手が伸びるシッターを演じ、「汗をいっぱい掻いて、アスリート気分というか、エクササイズの感覚で食べました。舌がどんどんしびれてくると、汗もどんどん出てくるから、逆に痩せたんじゃないかな(笑)」とアピールした。

石川恋インタビュー

石川恋(C)東海テレビ
Q. 栄光と引き換えに炭水化物抜き、野菜中心の一日一食の食事制限を続けるトップモデル・遠藤明日香役を演じられました。監督からの斬新な演出にも次々応じていた様子ですね。

チーズタッカルビを食べるシーンは、事前にどういう風に食べようかいろいろと考えてはいましたが実際には監督さんからご提案していただくことが多く、それをすぐに受け取ってお芝居をするという事に必死でした。結果、監督さんが考える演出に私の考えも取り入れて下さり、いろいろなパターンが生まれたと思います。監督さんの発想はとても新しくて驚きの連続でしたが、とても楽しんで演じることができました(笑)。

Q. プランを持って臨んだんですね。

そうですね。自分なりの考えを持って挑みましたが、監督さんの演出プランは私の想像の域を超えたものでした。あとはドラマのお話が決まってから、チーズタッカルビを食べる撮影の今日まで自分も食事制限をしました。実際やってみないとわからないことがたくさんあるだろうと思っていたので、本番で監督さんといろいろお話ができて、形にできたことが良かったと思います。

Q. このドラマのために食事制限をしたんですか?

明日香と同じような生活をしたいと思ったんです。もちろん明日香のように2年も炭水化物を食べないというのはとても無理ですが、この役が決まってから、(撮影の)今日まで炭水化物もお肉も抜きにして、明日香の気持ちに寄り添ってみました。

石川恋(C)東海テレビ
Q. そういう生活をしてみて、実際にいかがでしたか?

実はちょうど体を絞らなくてはいけないタイミングと重なったんです。私はモデルのお仕事もしているので、食事制限などで体を絞るのは何度も経験しているせいか、そんなに大変ではなかったです。

Q. 明日香のように、日ごろから炭水化物は取らない野菜中心の食事という生活は、“モデルさんあるある”なんでしょうか?

私は普段はキープを心がけているぐらいですが、(服装などで)少し体のラインを出すようなお仕事の時などは、いつもより食事制限はします。私の場合はその時の自分の体のコンディションによって食べるものを変えています。少し筋肉をつけたいときは、炭水化物も食べますし、もう少し細くしたい時には炭水化物を抜いて野菜と鶏肉を中心のメニューにしたり…。目的によってトレーニングと食事制限をしています。

Q. それはとてもストイックな…。

でも、実際にやってみると慣れますよ(笑)。節制をする生活が、もう自分の中でスタンダードなっています。ただ、私は明日香ほどではなく、たまに友人とご飯に行って息抜きができているから続けられているのかもしれません。

Q. 演じていて印象に残ったシーンはありますか?

明日香の気持ちが爆発して、わら人形を打つシーンがあるのですが、とてもストレスを発散できました。無我夢中でやれましたよ(笑)。

Q. チーズタッカルビの食べっぷりも見どころのひとつですね。

食べるシーンを寄りで撮影されることは今まで経験したことはないので、豪快には食べつつも、汚なくなりすぎても良くないでしょうし、その塩梅が難しかったです。でも、思いっきり出来ました。チーズと辛めのタレがとても美味しかったです。

石川恋(C)東海テレビ
Q. ドラマを楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

とてもストーリー性のある作品で、観てくださる方も明日香と同じ気持ちになって、ストレス発散、スカッとするようなシーンがたくさんあると思いました。きっと皆さんも何かを発散させるような気持ちで観ていただけると思います。個人的には今回モデルの顔や、田舎から出てきた女の子の顔、そして食べた時のリミッターが外れたような顔など、沢山の表情が30分の間で出てくるので、そのあたりも観ていただければと思います。

Q. 「石川恋さんって、こんな女優さんだっけ?」 みたいなことにはならない!?

なるかもしれません。なかなか人前でこんなに崩れた表情になることもないので…(苦笑)。でも、私はとても楽しんでやれたので、新たな一面として観て楽しんでいただければなと思います。

江上敬子インタビュー

江上敬子(C)東海テレビ
Q. 今回、ベビーシッターとして働く高島聖子役、しかもドラマ初主演だそうですね。

こんなメインでドラマをやらせていただくことが今までなかったので、嬉しかったです。でも、2日間の撮影の2日目で、自分がもうどういうキャラクターでやっていたのかわからなくなってしまって…。やっぱり役者さんって凄いと思います。

Q. しかも、聖子はイケメンシングルファーザーに言い寄られる役で!

私は今回、女性に夢を見せますよ!もしかしたら、あなたの人生にもあるかもよ、という希望を見せられたらと思いました。特にぽっちゃり系で、本当は中身を見て欲しいと思っていてもそれがなかなか叶わない方への、ある意味、メッセージです。

Q. 演技的な部分で、こういうところを見て欲しいなどありますか?

恋のシーンは「リアルな感じで」と監督に言われたので、コントというよりはもっとリアルな感じで、イケメンとデブのいちゃいちゃ度が観られると思います。

Q. 激辛ラーメンを爆食いされたシーンも圧巻でした。

汗をいっぱい掻いて、アスリート気分というか、エクササイズの感覚で食べました。舌がどんどんしびれてくると、汗もどんどん出てくるから、逆に痩せたんじゃないかな(笑)。

Q. 辛いのは得意なんですね!?

昔は苦手でしたが、ストレスが溜まった時にどうしても辛いものが食べたくなった時期がありまして、そこから苦手なのに食べたいという趣味ができてしまいました。今は10段階で、6ぐらいの辛さはいけます。

Q. 監督の演出のほかにも、自分で提案したり、表情を作ったりしていましたね。

それは監督が「いいやつください」って、言ってくるからですよ。それって、芸人が試されているみたいな、一番嫌なパターンのやつですよ!(笑)

Q. 美味しく食べる見せ方とか、演技で気にした部分は?

このドラマは『背徳の夜食』というタイトルなので、やっぱり綺麗に静かに食べるというよりは、ストレスを爆発させて、見た目なんてどうでもいいという部分を意識しました。いつも食レポでは気を使って食べているので、この作品はストレス発散でしたね。いつもはこんなことをしてはいけないけど、今日はもう仕方がないよねと。

江上敬子(C)東海テレビ
Q. 食事のシーンで、「汁を飛ばしてください」とか、普通は言わないですからね。

言わないですよ。最後はシャツが汁まみれでした。なんか背徳ですよね、やってはいけないことをやってやったという。

Q. 元々、江上さんは女優志望だったということで、これを機に女優業も本格的にやっていきたいですか?

どうですかねぇ(笑)。今回は、脚本も監督も独特で、自分でどんな演技をしているのか全然わからなかったですし、これがどんな風に完成されるのかはいまだに謎です。それでもこれを観ていいなと思ってくださる方がいれば嬉しいですが、自分の姿を観るのが怖いという気持ちもあります。でも、めちゃくちゃオンエアが楽しみです!

Q. ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

激辛ラーメンを食べているシーンに、私の芸歴15年のすべてが詰まっていると思って観てください、ギリギリのところまでやりました(笑)。

「チーズタッカルビ編」番組内容

2年前田舎から上京し、超ドSマネージャー(遊井亮子)の厳しい指導により過酷なダイエットに挑んだ結果、トップに登りつめた人気モデル(石川恋)。マスコミには嘘をつき、食べたいものを好きなだけ食べている「理想のモデル」のように見せかける日々。そこにバラドルとして人気の後輩が登場。事務所は今後、モデルとして売り出すらしい。「信じて頑張って来たのに…」。ついにトップの座を奪われそうになった彼女は、パンパンに膨れたレジ袋を両手に自宅マンションのダイニングキッチンへ向かい…。

「激辛ラーメン編」番組内容

シッター派遣会社の主任を務める独身女性(江上敬子)。その非情さゆえ、周囲から恐れられていた。「結婚は人生の墓場」と割り切り、ストレスは激辛ラーメンの「鬼食い」で解消する毎日。そんなある日、イケメンのシングルファーザー(竹財輝之助)から息子の母親代わりになって欲しいと頼まれる。問題児の息子から「デブ」と罵倒され、過酷なダイエットを決行。シングルファーザーにぞっこんの彼女は息子とも打ち解け、真剣に結婚を考え出した矢先、音信不通だった妻が現れて…。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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