坂口健太郎、ヒゲ姿で3年ぶり2度目の舞台「変化や成長も見せなければ」<お気に召すまま>
2019.07.29 19:27
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女優の満島ひかり、俳優の坂口健太郎らが29日、東京芸術劇場プレイハウスにて舞台「お気に召すまま」のフォトコールを行った。
満島ひかり・坂口健太郎ら集結、舞台「お気に召すまま」
ウィリアム・シェイクスピアの名作喜劇「お気に召すまま」を、熊林弘高氏を演出に迎えて上演する今作。舞台にはこのほか、満島真之介、温水洋一、萩原利久、碓井将大、テイ龍進、Yuqi(UQiYO)、広岡由里子、久保酎吉、山路和弘、小林勝也、中村蒼、中嶋朋子らが出演する。百鬼オペラ『羅生門』以来2年ぶりの舞台出演となるひかりは、真之介と4年ぶりの姉弟共演。
坂口は、熊林氏演出『かもめ』で、主人公の一人である悩める青年、トレープレフ役に抜擢され舞台デビューを果たし、注目を集めて以来3年ぶり2度目の舞台出演となる。
坂口健太郎、ヒゲ姿で挑む
ロザリンド役のひかりは「これだけ永く愛され、たくさんの国で上演されている戯曲の言葉には、霊感が宿っているのを感じます。自分の内側からのエネルギーが、私たちを刺激している毎日です。 劇中ではかなり明け透けに、性的なことや恋することが語られますが、見て聞いている方それぞれにもきっと、違ったどきどきがあると思います(どきっとして欲しい)」とメッセージ。また、オーランド役を演じる坂口は、ヒゲ姿を披露しており「3年ぶり2度目の舞台に、再び熊林さんの演出で立てることをとても嬉しく思います。『かもめ』は初舞台で、何も持たぬまま無邪気に飛び込んでいけましたが、『お気に召すまま』は3年分の変化や成長も見せなければと思っています。性差を超えてさまざまな愛のカタチが描かれる今作、混沌としたアーデンの森で、自分が持っている肉体を、性的に純粋に駆使しながら、オーランドとして生まれてくる感情を大切に演じています」と意気込み。
さらに、演出の熊林氏は「僕が演出を考える前提には、『役者の肉体』が大きくあり、作品と役に正しくはまる役者があって初めてスタートが切れるんです」といい、「シェイクスピアを演出するのは初めてです。シェイクスピアは、プロテスタントの時代に、カトリックの生まれなうえ、ゲイだったという説もある、つまり仮面をかぶって生きていた人なんですよね。だからこそ、作中で幾度も『自分とは何者か』と登場人物たちに自問させる。シェイクスピアのどこまでも続く問いかけに、いま われわれが何を感じ考えたかを提示し、あとは観て下さる方々に委ねるしかありません。お客様には存分に(舞台となっているアーデンの)森の混沌を味わっていただければと思っています」とコメントを寄せてる。
なお、今作は7月30日~8月18日に東京芸術劇場プレイハウス、8月22日~25日に穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール、8月31日~9月1日にりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館劇場、9月4日~8日に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、9月11日に熊本県立劇場演劇ホール、9月14日~15日に北九州芸術劇場中劇場にて公演予定。(modelpress編集部)
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