20th Century(トニセン)/左から:井ノ原快彦、坂本昌行、長野博(提供画像)

トニセン坂本昌行・井ノ原快彦・長野博の「新たな挑戦」 1年半ぶり第2弾決定<カノトイハナサガモノラ>

2019.05.13 04:00

V6内ユニット・20th Century(トニセン)の坂本昌行長野博井ノ原快彦らによる新たなエンタテイメント・スタイル「TWENTIETH TRIANGLE TOUR(TTT)」。2017年に好評を得た『戸惑いの惑星』に次いで、第二弾『カノトイハナサガモノラ』の上演が決定した。

  
2017年に上演された第一弾『戸惑いの惑星』では、作・演出を3人の魅力を知り尽くしたG2が担当。坂本、長野、井ノ原それぞれのイメージや個性とリンクするようなキャラクターたちが夢を追い続け本当の自分に出会うという物語に、これまでに発表されたトニセンの曲が命を吹き込んだ。

さらに、楽器演奏に挑戦するなど音楽が重要な要素を担った3人。口を揃えて「誰も見たことのない舞台を創り上げた」と手応えを掴んでいた。

御徒町凧(撮影:佐内正史)

トニセン『カノトイハナサガモノラ』

『カノトイハナサガモノラ』は、兼ねてからV6のみならず、井ノ原のソロ曲の作詞をするなど親交の深い御徒町凧が脚本・演出を担当。詩人として数多くの詩集を出し、森山直太朗のほとんどの作品の共作者でもある御徒町は、これまで森山のライブステージや音楽劇場公演、自身の名義で上演した舞台などの作・構成・演出など、ライブ作品も数多く手がけている。

すでに昨年の夏から御徒町とトニセンによるワークショップは繰り返され、御徒町の目線で深く追求された3人のパーソナリティが盛り込まれたストーリーに。舞台上はリアルともバーチャルともつかないような雰囲気に包まれ、そこで繰り広げられる会話によって、普段の3人を覗き見るような不思議な世界へと誘う。

そして、楽曲はもちろんトニセンの曲をメインに新曲も書き下ろし。3人だからこその世界が気鋭のアーティスト御徒町によって創り上げられる。

なお同公演は、7月27日~8月20日に東京グローブ座で行われる東京公演をはじめ、北九州、大阪でも行われる。

坂本昌行コメント

作・演出の御徒町くんとは、すでにワークショップを長期的にやっていますが、非常に面白い体験をしています。そこで感じたものを舞台に載せてお届けできたら、ご覧になるお客様に不思議な体験をしていただけると思います。御徒町くんも「お客さんが観終わったあとにこれは芝居?それともライブだったの?と思うものにしたい」と言っていますし、演じる僕たちがお芝居ともフリートークともつかない中間にある面白さをつかめたら、この作品で目指す場所に一歩でも近づけるのではないかと思っています。

自由にやっているように見えて、実は緻密に作り込まれた、演劇の面白さや演じる人間の楽しさが詰まったものになると思いますし、ご覧になったお客様がどう解釈してくださるのかが楽しみですね。前回に引き続き、この作品も新たな挑戦の場所となるかもしれませんが、僕らがもがき苦しみ、そして楽しむ姿を共有していただけたらうれしいです。

長野博コメント

TTTは「こういうことをやってみたら面白いんじゃない?やってる!?」みたいな発想から始まったプロジェクト。ですが、1回目をやったからといって2回目があるとは限らないですし、どの活動でも「また観たい」と求めてくださる方がいらっしゃるから、次の機会をいただけるのだと思っています。こうして2回目ができるのは本当にありがたいことですね。

本稽古に入る前からワークショップをやっているのですが、3人でやるのは初めての経験なので、とても新鮮です。雑談から入り、雑談の内容までが脚本に反映されるのが面白くて。御徒町くんともいい距離感でやらせてもらっていると感じますし、内容的にはそういうところも面白い作品になると思います。ワークショップを通じて、やはりこの3人ならではの雰囲気があると思いましたし、きっとこの作品は特に僕らをご存知の方にもそうではない方にも、「こういう空気感の3人なんだね」と感じていただけるものになると思います。

井ノ原快彦コメント

坂本くん、長野くんとは少年隊のバックのときからずっと一緒なので、揃って芝居をするのは恥ずかしいところもありますが(笑)、トニセン主演の『東京サンダンス』(00年)のときから、芝居というよりも自然な感覚でやれますし、だからTTTを始めたのだとも思っています。御徒町くんは『東京サンダンス』で森山直太朗くんと一緒に出会って以来の仲。V6の歌詞を書いてもらったこともあって、ともに挑戦してもらえると思い、作・演出と劇中オリジナル曲の作詞をお願いしました。

TTTには「今、ここでしかできないものを」という思いがあるのですが、演劇には今までに誰かがやったことが絶対どこかに盛り込まれるもの。それをどこまで意識しながら「今ここだけにしかないもの」を作れるか。それを劇場に足を運んでくださったお客様と一緒に作り上げたいと思いますし、ストレートプレイやミュージカルと同じように、一つの独立したジャンルとして観ていただけたらと思っています。

御徒町凧コメント

今回の公演のオファーを受けた時、単純に嬉しかったです。幾度も重ねたワークショップを通して、3人の引き出しの多さに関心をしていて、すごく手応えを感じています。インタビューと称したミーティングで何度も対話させてもらい、3人が3人であるという宇宙を感じたことが脚本へもつながっています。トニセンの過去と未来と現在が、ただそこにあるような舞台です。ポケットを空にしてご来場ください。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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