NGT48運営、会見で山口真帆の“謝罪を要求された”告発ツイートを否定
2019.03.22 15:13
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NGT48メンバー・山口真帆に対する暴行被疑事件に関する第三者委員会の調査報告書を21日に公開したAKSが22日、記者会見を行った。会見中、山口本人によるTwitterでの発言があり、それについて運営責任者兼取締役の松村匠氏が回答した。
AKS、暴行事件の他メンバー関与を否定・ファンとの私的接触を不問に
ホームページにて公開された調査報告書では、事件に山口以外のメンバーの関与がなかったことを説明。またメンバーとのファンの私的領域における接触があったことに関して今回は不問にし、全責任はAKSが負うとしている。会見でも今回の事件について、メンバーあるいはスタッフの責任については不問にするとの旨を改めて強調した。
山口真帆が会見中にリアルタイムツイート
山口は会見中に自身のTwitterアカウントを更新し、以下のようにツイートした。「只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に『繋がっているメンバーを全員解雇する』と私に約束しました。その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました。コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」
「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、『山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる』と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」
「記者会見に出席している3人は、事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、私や警察に事実関係を確認もせずに、私の思い込みのように虚偽の説明をしていました。なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか」
運営責任者兼取締役の松村匠氏がツイート内容を否定
このTwitterに関し、会見中にコメントを求められた松村氏は第一声で「事実では無いことがある」とコメント。劇場で謝罪を要求したのかについては「しておりません」と完全に否定した。Twitterの文面では、山口は調査報告内容に不服がある様子であることを指摘されると、松村氏は「おっしゃるとおりかもしれません」と認め「私共としては精いっぱいコミュニケーションをとってきたが、そういったご指摘を受けるということは不服があるのだろう」とした。
山口へのメッセージを求められると「本当に申し訳ないという気持ちしかございません」と謝罪も。
さらに山口のツイートの「コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」という部分に関しては「(連絡を)しているのですが、そういう風にいうのであれば、僕の不徳の致すところ」とし「無視などはしていませんが、第三者委員会の報告を見なければいけないというのと、証拠がないと、処分以前の問題になるという旨を連絡はしております」と説明した。
続けて会見では、劇場での謝罪について、山口本人からの申し出で行われたのかという質問が飛ぶと、松村氏は「そこまで簡略化するとあれなんですが」としつつ、話し合いの中でそのような形になったと説明。
該当の公演に参加するのか否かを聞き「出るということだったので、出てどうするというところで、なにか一言ということでした。私の方で強要というのは無かった」「一言発したいというニュアンスだったと思います。彼女がそうしたいと言うのであれば止めるものでもない」とした。
またそのように謝罪に至ったことに関して「配慮がかけていたなというのがあったとは思う」と松村氏。「私が開演の前に出て話すなど、彼女が言うのは違ったのかな」としていた。
調査報告書の内容を説明された山口の様子は
また会見中、調査報告書の内容を山口に伝えた際の本人の反応を聞かれた早川麻依子NGT48支配人は、「山口に説明したときは『私が言ったことがちゃんと書いてないじゃないか』という不満がありました。しかし他のメンバーもそうだが、事実としてこのような調査報告書が上がってきたことに関しては真摯に受け止めていた」と回答。『私が言ったことがちゃんと書いてない』という発言について「具体的にどの部分を指しているのかは話していないが、これが全てと言われて納得している感じではなかった」と、山口が調査報告書の内容に不服があったことを明言していた。
NGT48、山口真帆の暴行被害騒動
山口が自宅玄関で男2人から暴行を受けるという被害に遭っていたことが発覚。1月10日、新潟県で行われた劇場公演に参加した山口は「お騒がせして申し訳ありません」と詫び、NGT48を運営するAKSは公演後、NGT48の公式サイトにて「山口真帆に関わる一連の騒動についてのご報告」としてコメントを発表。事件の詳細を説明し騒動を謝罪するとともに、一部で疑われていたメンバーの関連性について「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました」と認めていた。
さらに1月14日、ネット上では様々な憶測が広がるなど騒動が収束していないことを受け、「今後のNGT48の運営体制については、今村悦朗支配人は異動。早川麻依子を新支配人、岡田剛を新副支配人として新たにスタートすることに致しました」と現支配人の異動と、新支配人、新副支配人が就任。報道陣の取材に応じた。
そして2月1日、暴行被害事件を受けて第三者委員会を設置することを発表。調査期間については「1ヵ月半を目処」と公表し、調査終了後には「速やかに、第三者委員会から当社取締役会へ報告を受けることになっており、当社から改めて皆様へご報告させて頂く予定です」としていた。
そんな中、3月7日には、細井孝宏AKB48劇場支配人が退任。「本日、AKSは、昨夜の元関係者のツイッター投稿を受け、NGT48に関する事案について第三者委員会にて調査中であるにも関わらず、立場ある人間が不適切な行動をしてしまったことを、会社として厳粛に受け止め、前NGT48劇場支配人今村悦朗との間の契約を解除するとともに、AKB48劇場支配人の細井孝宏の退任を発表いたします」と細井氏の退任と、前NGT48劇場支配人今村悦朗氏との間の契約解除も報告していた。(modelpress編集部)
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