中村倫也を菅田将暉がサプライズ祝福「自分の意志で来ました」<エランドール賞>
2019.02.07 20:05
俳優の中村倫也が、日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2019年 エランドール賞」新人賞を受賞。7日、都内で行われた授賞式に出席した。
映画「孤狼の血」、 ドラマ「新宿セブン」、「ホリデイラブ」、「崖っぷちホテル!」、「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」、「半分、青い。」、「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」に出演した中村。
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のゆるふわイケメン役でブレイク。「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)のモラハラ夫に始まり、多いときは同時期に3本のドラマを掛け持ち。全クールでドラマ出演を果たし、幅広い役柄を演じ分ける“カメレオン俳優”として注目度が急上昇した。
スピーチで中村は「皆さんに名前を覚えてもらえるようになるのも長い長い道のりでした。壁に直面し、挫折を味わい、才能の無さに打ちひしがれ悩みながらここまで来た」と17歳のデビューからしみじみと回顧。
「ある先輩の言葉で『お前は何になりたくてどうしたいんだ?』と、あるとき言われた。自問自答しながらいつも導き出される答えは、この仕事が好きで、少しでも良い芝居をして少しでも良い作品を作って観てくれるお客さんの人生が豊かになるような考える機会になるような勇気や元気がでるような体験をしてもらいたい、いつもその答えでした。胸の中の炎が消える度に自問自答して薪をくべて、素敵な出会いに支えられてここに立てています。もしやりたいこと叶えたいことの炎が消えかけている人がいるとしたら僕みたいな人がここに立てていることが薪であり、燃焼剤でありたいと思って今、ここに立ってます」と役者業への熱い思いを吐露。
そして、「賞は言葉を置き換えると責任だと思ってます。こんな素敵な賞を頂きまして、今日から靴紐を結び直して、あの頃の自分に自問自答しながらマネージャーと二人三脚で、虚心坦懐な心を忘れずに、少しでも面白い作品を作っていけるように頑張っていこうと思います」と栄えある賞に身を引き締めた。
スピーチの前はお辞儀でマイクにコツンと頭をぶつけたり、「この度はこんな素敵な、身に余る賞を頂きまして恐悦至極に感じております。難しい言葉を使いました」とスピーチを始め、終盤には「虚心坦懐な心を忘れずに…また難しい言葉を使いましたね、彼」と再び四字熟語を使ったり…終始ユーモア溢れる振る舞いで、会場を和やかな空気に包んだ。
菅田は「個人的にこんな巧みで、バラエティに富んで、こんなにユーモアがあって、こんなにカッコいい人がいるのに、『何でもっと見てくれないのかな?もっと見てくれよ』ってずっと勝手に思ってて、だから今日は本当に嬉しいです」と中村への溢れんばかりの気持ちを力説し、後ろで聞いていた中村はゆっくり菅田に近づくと褒め言葉をおねだり。菅田は「もうちょっと言っていいの?(笑)」と聞き返し、会場は笑いに包まれた。
中村は、「朝、昨年受賞したムロツヨシというおじさんがいるんですけど、やたら『スピーチ頑張れ』と7件くらい連絡が来たので頭の中完全にそうなってました」とムロツヨシを予想していたと打ち明け、「違う種類のパーマが来ました」と笑いを誘った。
プロデューサー賞には「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」(映画)の増本淳氏、「半分、青い。」(テレビ)の勝田夏子氏、プロデューサー奨励賞には「カメラを止めるな!」(映画)の上田慎一郎氏、市橋浩治氏、「おっさんずラブ」(テレビ)の三輪祐見子氏、貴島彩理氏、神馬由季氏、松野千鶴子氏、特別賞には「万引き家族」製作チームがそれぞれ選ばれた。
このほか、協会が主催するオーディション「アクターズセミナー」受賞者として、島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也も登壇した。(modelpress編集部)
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のゆるふわイケメン役でブレイク。「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)のモラハラ夫に始まり、多いときは同時期に3本のドラマを掛け持ち。全クールでドラマ出演を果たし、幅広い役柄を演じ分ける“カメレオン俳優”として注目度が急上昇した。
スピーチで中村は「皆さんに名前を覚えてもらえるようになるのも長い長い道のりでした。壁に直面し、挫折を味わい、才能の無さに打ちひしがれ悩みながらここまで来た」と17歳のデビューからしみじみと回顧。
「ある先輩の言葉で『お前は何になりたくてどうしたいんだ?』と、あるとき言われた。自問自答しながらいつも導き出される答えは、この仕事が好きで、少しでも良い芝居をして少しでも良い作品を作って観てくれるお客さんの人生が豊かになるような考える機会になるような勇気や元気がでるような体験をしてもらいたい、いつもその答えでした。胸の中の炎が消える度に自問自答して薪をくべて、素敵な出会いに支えられてここに立てています。もしやりたいこと叶えたいことの炎が消えかけている人がいるとしたら僕みたいな人がここに立てていることが薪であり、燃焼剤でありたいと思って今、ここに立ってます」と役者業への熱い思いを吐露。
そして、「賞は言葉を置き換えると責任だと思ってます。こんな素敵な賞を頂きまして、今日から靴紐を結び直して、あの頃の自分に自問自答しながらマネージャーと二人三脚で、虚心坦懐な心を忘れずに、少しでも面白い作品を作っていけるように頑張っていこうと思います」と栄えある賞に身を引き締めた。
スピーチの前はお辞儀でマイクにコツンと頭をぶつけたり、「この度はこんな素敵な、身に余る賞を頂きまして恐悦至極に感じております。難しい言葉を使いました」とスピーチを始め、終盤には「虚心坦懐な心を忘れずに…また難しい言葉を使いましたね、彼」と再び四字熟語を使ったり…終始ユーモア溢れる振る舞いで、会場を和やかな空気に包んだ。
菅田将暉、中村倫也への思い語る
同じ事務所の後輩である菅田将暉がお祝いゲストとして登壇すると、会場からは驚きの声が上がり、知らされていなかった中村も天を仰ぎ爆笑。中村に花束を渡すとがっちりと握手し、「本当に嬉しいです!自分ごとのように嬉しいです」と喜びを爆発させ、「何回も倫也さんの言葉で救われたことがあります。今日は『後輩でちょっとくらい名前が知られてるお前が行って来い』ってことではなくて、自分の意志で来ました」とアピールした。菅田は「個人的にこんな巧みで、バラエティに富んで、こんなにユーモアがあって、こんなにカッコいい人がいるのに、『何でもっと見てくれないのかな?もっと見てくれよ』ってずっと勝手に思ってて、だから今日は本当に嬉しいです」と中村への溢れんばかりの気持ちを力説し、後ろで聞いていた中村はゆっくり菅田に近づくと褒め言葉をおねだり。菅田は「もうちょっと言っていいの?(笑)」と聞き返し、会場は笑いに包まれた。
中村は、「朝、昨年受賞したムロツヨシというおじさんがいるんですけど、やたら『スピーチ頑張れ』と7件くらい連絡が来たので頭の中完全にそうなってました」とムロツヨシを予想していたと打ち明け、「違う種類のパーマが来ました」と笑いを誘った。
「2019年 エランドール賞」
1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度(選考対象期間:2017年12月1日~2018年11月30日)。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られ、今年度は中村のほか、志尊淳、葵わかな、田中圭、永野芽郁、松岡茉優が受賞。プロデューサー賞には「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」(映画)の増本淳氏、「半分、青い。」(テレビ)の勝田夏子氏、プロデューサー奨励賞には「カメラを止めるな!」(映画)の上田慎一郎氏、市橋浩治氏、「おっさんずラブ」(テレビ)の三輪祐見子氏、貴島彩理氏、神馬由季氏、松野千鶴子氏、特別賞には「万引き家族」製作チームがそれぞれ選ばれた。
このほか、協会が主催するオーディション「アクターズセミナー」受賞者として、島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也も登壇した。(modelpress編集部)
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