AKB48矢作萌夏が“救世主”と言われる理由 魅力と実力兼ね備えた逸材に期待の声止まらず「至宝」「前田敦子以来の衝撃」<プロフィール>
2019.01.24 19:45
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AKB48の矢作萌夏(やはぎ・もえか/16)が、話題だ。16日、TOKYO DOME CITY HALLにて「AKB48矢作萌夏ソロコンサート~みんなまとめてすちにさせちゃうぞ~」を開催し、研究生(発表時点)としては史上初、メンバーとしても最速のソロコンサートを成功させた期待の新人が今「AKB48の救世主」と言われる理由とは。
AKB48ドラフト3期の逸材・矢作萌夏とは
矢作は2002年7月5日生まれ、埼玉県出身の16歳で、昨年11月に卒業した元SKE48矢作有紀奈さんの妹。16期のセレクションで落選したが、「応援してくれた人と約束したから絶対に他のオーディションは受けない」と決意し、第3回ドラフト会議に挑戦。そのキュートなルックスが注目を集め、三次審査の時点で動画配信サービスのポイントランキングでぶっちぎりの1位に。昨年1月に開催された本番では1巡目でAKB48の3チームから指名を受け、抽選の結果チームKに配属。5月に劇場デビューを果たし、12月に正規メンバーに昇格した。
キュートなビジュアルはまるでアニメの中の美少女
まず、なんといっても特筆すべきはそのビジュアル。2017年11月、ドラフト会議の三次審査後の候補者72名の囲み取材で筆者が最初に彼女を目にしたときの衝撃は忘れられない。黒目がちで涙袋がぷっくりした大きな瞳、マシュマロのような真っ白で柔らかそうな頬、黒髪ボブスタイル…まだ垢抜けていない原石的な魅力を放つ候補者がほとんどのなか、アニメからそのまま出てきたかのようなすでに完成されたルックスが光っていた。さらに、抜群のスタイルも注目の的で、グラビアに登場する度にファンの間で大きな話題に。ソロコンでは、初写真集を白夜書房から夏に発売することがサプライズ発表され、ネット上では「待ってました!」「これは楽しみすぎる」と喜びの声が溢れた。
歌唱力2位で実力もお墨付き・ソロコンも高評価
昨年5月よりAKB48劇場にて開幕した16期生とドラフト3期生による柏木由紀プロデュースの「アイドル修業中」公演では、16期の鈴木くるみ、田口愛佳とともに主にセンターに立った矢作。「AKB48 ネ申テレビ」(ファミリー劇場)で密着した合宿では、牧野アンナ氏から厳しくダンスの指導を受け、一度は不合格認定を受けたが、歌唱力を評価され、ユニットパートで唯一ソロ楽曲「虫のバラード」を担当。ダンスはまだまだの部分もあるが、見た目からは想像もできないような目力で世界観に入り込む表現力は以前から評価が高く、柏木は「初めてステージに立って、生歌であんだけ歌えるというのがすごい子が出てきたなと思った」と感心し、「憑依型というか曲の世界に入るのが上手なのでもっともっと伸びると思います」と太鼓判を押した。
そして、今年1月11日に行われたAKB48の国内6グループの中でもっとも魅力的な歌い手を決定する新プロジェクト「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」決勝大会では、審査員推薦枠から2位という快挙を達成し、改めて実力を証明。16歳とは思えない堂々としたパフォーマンスとまっすぐな歌声が審査員の心を掴み、作曲家・井上ヨシマサ氏は「前を見据えて1000人のお客さんに説教しているみたいな説得力があった(笑)」とその表現力を褒めちぎった。
ソロコンでは、約2000人の観客を前に、メンバーのゲスト出演もなく、全23曲を全て1人で歌唱。アイドルソング、バラード、懐メロ…曲に合わせて歌声を使い分ける余裕さえ感じられた。
みるきーリスペクトの“釣り師”・自己プロデュース力の高さ
そして、さらに大きな武器となるのが天性のアイドル力だ。元NMB48渡辺美優紀をリスペクトしているだけあり、ファンの心を鷲掴みにする小悪魔な言葉遣いや仕草を駆使する“釣り師”的な側面も併せ持ち、新人ながら握手会では完売を出す異例の人気ぶり。ソロコンではテニスウェア、ナース服、婦警姿といったセクシーなコスプレも次々と披露。自身の需要を理解し、惜しみなくファンに供給することができる“あざとさ“(もちろん良い意味で)は、アイドルとしてプロフェッショナルの域にすでに達しており、先輩でチームKキャプテンの込山榛香の「アイドルになるために生まれてきたプロ」という褒め言葉も納得だ。
「すち(矢作が愛用する“好き”の俗語)」といった独特の言葉も自己プロデュース力の高さが表れており、ソロコンアンコールでは「大声ダイヤモンド」「希望的リフレイン」「#好ちなんだ」(#好きなんだ)「もえのことがすちだから」(君のことが好きだから)といったAKB48ヒット曲を“好き”を“すち”に言い換えて熱唱。観客からも大きな「すち!」のコールが上がり、大きな一体感を生み出した。
矢作が“釣り師”なのはファンに対してに留まらず、メンバーにもコミュニケーション能力の高さを発揮。「萌ちゃんと同期のさしこちゃんと後輩のみいちゃんです」と指原莉乃と峯岸みなみの動画をTwitterにアップしたときは指原も「コミュ強すぎて親友」と返信。18日、19日に開催された「AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト100 2019」ではMCでメンバーと対談する“萌夏の部屋”コーナーも担当。元々姉の有紀奈さんは、48グループ初の現役歯学生だっただけに、頭の良さも姉譲りなのかもしれない。
矢作萌夏、AKB48の救世主となるか
48グループの中で、これまで“逸材”と呼ばれた新人は筆者も沢山見てきたが、ここまで魅力と実力を兼ね備えている新人は初めてかもしれない。それはファンの間でも同じで、デビュー時から「これは完全に逸材」「怪物級」「早くセンターに抜擢するべき」と言われてきたが、今回のソロコンの成功、そして写真集発売のニュースを受け、「この子はどこまで行くのか」「至宝」「前田敦子以来の衝撃」「これは本当に救世主になるかもしれない」と期待はますます膨らむばかりだ。(modelpress編集部)
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