【注目の人物】可愛すぎるジュノンボーイ・井手上漠 「私はメンズ」苦悩の過去も…“自分らしく”貫く生き方に反響
2019.01.04 19:02
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“いま”見逃せない人物をモデルプレス編集部がピックアップして紹介していく<注目の人物>シリーズ。今回は、2018年11月26日に開催された雑誌「JUNON」主催の「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、DDセルフプロデュース賞を受賞した井手上漠(いでがみ・ばく/15)をフィーチャーする。
女子顔負けのジェンダーレス男子・井手上漠
井手上は、中性的なルックスが魅力のジェンダーレス男子。島根県隠岐島出身で、診療所の医者の勧めで応募。1次ではSEKAI NO OWARIの『RAIN』を優しい声で歌い上げた。
藤田ニコルを相手にした告白審査ではその可愛らしい告白に藤田も「見習いたいです」と言うほど。ゲストとして登場した押田岳(第29回グランプリ)も「可愛すぎて付き合いたい」と発言しており、ファイナリストの中で唯一無二の存在感を発揮していた。
美容やファッションに興味があり、将来の夢は美容師になること。
可愛すぎる自撮りにネットざわつく
女子顔負けのキュートなルックス、163cm・49kgというプロフィール、SNSであげる自撮りが拡散され、「逸材」「アイドルオーディションかと思った」「可愛すぎる男の子」とネット上でじわじわと話題に。韓国の人気サイトでもまとめられ、同誌でも特集を組まれるなど注目を集めている。
男の子のプリキュアである「キュアアンフィニ」を連想する人も多いらしく、本人も「最近キュアアンフィニというコメントがよく私宛くるのですが、どんなプリキュアだろうと思って調べたら、男の子のプリキュアらしい、、昔からプリキュアにあこがれて育ってきたから、今は男の子のプリキュアもいるなんてびっくりだぁ、すんばらしくすてき」とコメントしている。
井手上漠、過去には葛藤も…“主張”に大きな反響
また、彼が支持を集めているのはルックスだけでなく、その生き方。「自分らしくいることってとてもとてもとてもとても、大切なことなんです。私の主張を聴いてください」と長文で公開したメッセージには、現在のスタイルを確立するまでの紆余曲折と強い思いがつづられている。
「男の子がカッコいいと思うものも、女の子がかわいいって思うものも両方好き」という井手上は、小学校高学年のときに「人と違う」ということに気づき、「気持ち悪い」という周りの声を気にし、肩まであった髪もバッサリ切るなどし、周りの男子に合わせるように。そのときのことを「鏡を見る度、理想の自分ではない自分が映っていて本当に辛かったです」「色のない、白黒の毎日でした」と過去の苦悩を振り返った。
そんな井手上を認めてくれたのは母親だったといい、「漠は漠のままでいいんだよ。それが漠なんだから」という言葉に救われ、「母が味方でいてくれるなら僕はありのままの僕でいよう、周りの目なんて気にしない、自分らしくいよう、母のためにも楽しく生きようと強く強く思いました」と決意。
「自分らしく堂々と生きていると自然と友達も僕を理解してくれ、楽しく話せる人も増えていきました。僕の世界が少しずつ色づき始めました。僕のことを変な目で見ていた人たちとも今では仲良くなっています」と胸を張って自分らしく生きることで、周りの反応も変わったことを明かした。
そして、この体験を弁論大会で発表し、全国で2位になった。
「もし今、ありのままの自分を認めることができず、悩んでいる人がいたら僕は伝えたい。あなたはこの世界にいなければならない人だということを」「雨上がりの空にかかる虹が美しいようにさまざまな色が輝き、調和すればこの世界はもっと美しくなると思うのです。一人ひとりが自分を自由に表現できる世界。そんなカラフルな世界を一緒に作っていきましょう」と呼びかけたこの“主張”のツイートは、1500近くのリツイートと4000を超える「いいね」を獲得している(1月4日時点)。
なお、コンテストでは『RAIN』を虹色の傘を持って歌唱。歌詞も含めて彼からのメッセージだったのだろう。
タレントのりゅうちぇるを始め、1つのジャンルとして確立されてきたジェンダーレス男子だが、ジュノンの歴史においてはおそらく史上初。新たな時代を切り拓いた井手上の今後の活躍に注目だ。(modelpress編集部)
井手上漠 プロフィール
島根県/15歳/高1/163cm/49kg/B型
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