乃木坂46・欅坂46・けやき坂46合同オーディション開催、吉本坂46デビュー、卒業ラッシュ…坂道グループの10大ニュース【2018年末特集】
2018.12.30 22:57
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2018年も、多くの話題でアイドル界を席巻した坂道シリーズ。ここでは、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46(ひらがなけやき)、吉本坂46の“2018年10大ニュース”をピックアップして紹介する。
目次
【1】坂道グループ、写真集フィーバー止まらず
2017年12月19日に発売された、欅坂46・長濱ねるの写真集『ここから』(講談社)は、2018年11月に10度目の重版を行い、累計発行部数が20万部を突破。2018年1番売れたソロ写真集となった。欅坂46のメンバーでソロ写真集が20万部を突破したのは長濱が初めてで、乃木坂46を含めても、20万部越えは白石麻衣と西野七瀬のみ。2人はセカンド写真集で20万部を突破していることから、ファースト写真集での20万部突破は、坂道グループ史上初の快挙となり、写真集界における“新人王”といえる躍進ぶりを見せた。
ほかにも今年は、乃木坂46から、星野みなみ、井上小百合、北野日奈子、欅坂46からは、菅井友香、今泉佑唯(11月に卒業)がソロ写真集、乃木坂46の西野七瀬は1stフォトブック『わたしのこと』(集英社)を発売。どれも重版を記録する反響だ。
乃木坂46メンバー同士で撮影したオフショット写真集『乃木撮<のぎさつ> VOL.01』(講談社)は、初となる年間30万部超えの売上を記録し、写真集年間売上歴代No.1に。欅坂46・1期生が全員揃うのは最後となる、初のグループ写真集『21人の未完成』(集英社)は、発行部数が22万部を突破し、まさに写真集フィーバーを巻き起こした。
年間写真集ランキングでも、3位の石田ゆり子の写真集『Lily-日々のカケラ-』(文藝春秋)を除いて、坂道グループがトップ10を独占。2019年に発売を控えている乃木坂46の・生田絵梨花、けやき坂46・渡邉美穂のソロ写真集もすでに話題となっており、ヒットに期待がかかる。
【2】白石麻衣が前人未到の記録 “写真集女王”の次は“CM女王”に
2017年2月7日に初版10万部の大部数で発売された乃木坂46・白石麻衣の写真集『パスポート』(講談社)。発売年は、1年を通してほぼ毎月重版を繰り返すという超ロングセラーで“今世紀最大のヒット作”に成長したが、2018年になっても衰えを見せず、23度目の重版で、累計発行部数が驚異の34万部を突破した。“写真集の女王”の称号を手に入れ、いまや“全女子が憧れる”ミューズとなっている白石。さらに2018年は、18社のCMに出演し、ニホンモニター株式会社が発表した「2018タレントCM起用社数ランキング」では、今をときめく女優陣を抑えて1位を獲得。“写真集女王”の次は“CM女王”に君臨した。
性別を越えた幅広い人気を集め、アイドルの枠だけにとどまらない活躍ぶりから、モデルプレスでも今年の顔に選出している。
【3】けやき坂46、アルバムデビュー
2015年8月21日に結成されたけやき坂46は、長濱(現在は欅坂46専任)の追加加入を機に発足が発表され、2016年5月8日に11名のメンバーが加入。グループとしての活動も本格化し、2018年6月20日に、初の単独作品となる『走り出す瞬間』でアルバムデビューを飾った。さらに、グループ初の日本武道館を成功させ、続けてアーティスト・きゃりーぱみゅぱみゅとのツーマンライブ、単独ライブと、1年間に3度日本武道館のステージに立つ偉業を果たした。
「欅坂46のアンダーなんて言わせない」と宣戦布告の楽曲『イマニミテイロ』を披露してから約1年。グループ初の海外パフォーマンスも行い、目まぐるしい飛躍を遂げたけやき坂46。
モデルプレスの毎年恒例企画「モデルプレス読者が選ぶ ベストアーティストアワード2018」でも、新人賞(ネクストアーティスト賞)として選出している。2019年は、待望のシングルデビューとなるか…?
【4】乃木坂46・欅坂46・けやき坂46、合同オーディション開催
2018年8月、初の試みとなる乃木坂46、欅坂46、けやき坂46による「坂道合同新規メンバー募集オーディション」が開催され、応募総数129,182のなかから39人が最終合格。そのなかから、乃木坂46・4期生として11人、欅坂46・2期生として9人、けやき坂46・3期生として1人の配属が決定した。12月に行われたお見立て会には、新メンバーの初ステージをひと目見ようと、会場にファンが集結。緊張で涙するメンバーもいるなか、1人1人が堂々とアピールし、初パフォーマンスや初の握手会を開催して、イベントを盛り上げた。
欅坂46・2期生のメンバー数名はすでに音楽番組に出演し、欅坂46・1期生メンバーとともに『アンビバレント』を披露したことでも話題に。けやき坂46唯一の3期生・上村ひなのは、けやき坂46のクリスマスライブに登場した。彼女たちが、本格的にグループ活動に加入する時を心待ちにしたい。
【5】乃木坂46、欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾「吉本坂46」がデビュー
2018年2月、吉本興業と秋元氏がタッグを組み、乃木坂46、欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾となる「吉本坂46」を発足させることを発表。吉本興業グループに所属するタレント限定でメンバーが募集され、1,747人の応募のなか、6次にわたる審査を経て、8月に、年齢、性別がそれぞれ異なる個性溢れる46人のメンバーが決定。12月26日、結成からたった4ヶ月後でのスピードデビューを果たした。
すでにガールズイベントへの参加や、デビュー曲『泣かせてくれよ』をテレビで初パフォーマンスするなど、世間を“ざわつかせている”吉本坂46。芸人とアイドルの二足のわらじとなった今後の活躍が楽しみだ。
【6】映画・ドラマ・舞台…初抜てき続く
アイドルとしての活動だけではなく、映画やドラマ、舞台でも初主演・初出演と抜てきが続いた。西野は「土曜ドラマ24『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』」(テレビ東京系)で、ドラマ初主演(俳優の野村周平とW主演)。髪を20cmカットし、人生初のショートカットで挑んだことも話題となった。乃木坂46の“次世代エース”とも言われる齋藤飛鳥は、ヒロインを務めた『あの頃、君を追いかけた』、山下美月は『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』にて、映画初出演を果たした。
欅坂46でデビューから7作連続センターを務める平手友梨奈は、『響 -HIBIKI-』にて映画初出演にして初主演に抜てき。「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞も受賞し、表現力の高さが改めて絶賛された作品となった。
長濱は、バーチャルリアリティドラマ『七夕さよなら、またいつか』(日本テレビ系)で初主演を務め、ショートフィルム『未来のあたし』では、織田奈那が初主演(女優の櫻井淳子とW主演)に。織田の故郷である静岡・浜松市を舞台にした同作は、「国際短編映画祭“ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018”」の“ジャパン部門”に入選、ノミネーションされた。
けやき坂46も『あゆみ』で初舞台を経験。『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』で初の2.5次元舞台も成功させ、新たなファン層を広げた。
グループ全体としても大きな出来事となったのが、坂道シリーズの垣根を越えた共演。乃木坂46の伊藤純奈が初主演の漫画界の巨匠・手塚治虫の不朽の名作『七色いんこ』を原作とした舞台にて、けやき坂46の松田好花と初共演したほか、乃木坂46の新プロジェクトが新たに始動。プロジェクトの第一弾として、欅坂46・けやき坂46の「3坂道」が初めて舞台共演を果たす『ザンビ』が上演された。
プロジェクトの第2弾として連続ドラマ化も発表されており、齋藤が連ドラ初主演に抜てき。ほかにも、堀未央奈が『ホットギミック』で映画初出演にして初主演、山下が、テレ東土曜ドラマ9『神酒クリニックで乾杯を』(毎週土曜夜9時~)で初ヒロイン役としての出演が決定。ほかにも多方面で続々とメンバーたちの抜てきが決まっており、2019年も女優として大きな活躍を見せてくれそうだ。
【7】雑誌専属モデル入り
乃木坂46の樋口日奈と、欅坂46の土生瑞穂が、雑誌『JJ』7月号から専属モデル入り。けやき坂46の小坂菜緒は、2期生として加入してから1年足らずで、雑誌『Seventeen』専属モデルに就任し、7月号から登場。そして雑誌『with』9月号より、欅坂46の小林由依が専属モデルとなった。
これまで乃木坂46では、『Ray』『LARME』の白石(※『Ray』5月号にて専属モデル卒業、『LARME 034』にて最後の出演)、『non-no』の西野、『CanCam』の松村沙友理、『sweet』『ar』の齋藤、『Zipper』の北野(※現在同誌休刊)、『Popteen』の川後陽菜(『Popteen』11月号で卒業)、『美人百花』の衛藤美彩、『ar』の堀、『Seventeen』の久保史緒里、『NYLON JAPAN』の桜井玲香がそれぞれ各誌の専属モデルやレギュラーモデルとして活躍中(※2017年2月にグループを卒業した橋本奈々未さんは卒業まで『CanCam』で活動)。
欅坂46では『non-no』の渡邉理佐、『Ray』『LARME』の渡辺梨加、『ar』の今泉が、女性ファッション誌の専属モデルやレギュラーモデルを務めており、ファッションショーなどのイベントでも坂道シリーズが集結。モデルとしてのオーラを放ちながら、ステージを盛り上げた。
【8】二科展ダブル入選
乃木坂46の若月佑美(11月に卒業)と、欅坂46の佐藤詩織が、9月に東京都・国立新美術館で展示された「第103回 二科展」にて、デザイン部門でダブル入選という快挙を成し遂げる。今回の入選で7年連続となる若月は、自由をテーマにしたポスターA部門に入選。2017年に初入選・初入賞を果たし、2年連続の入選となった佐藤は、自由をテーマにした小型グラフィックD部門に入選した。
なお、「第103回 二科展」は、出品応募総数が868作品。そのなかの295作品が入選となり、若月が入選したA部門は61作品、佐藤が入選したD部門は51作品が入選と狭き門。グループ内でも類を見ない才能を発揮した。
【9】乃木坂46・欅坂46メンバーが卒業ラッシュ
デビューシングルから5枚目シングル『君の名は希望』まで連続でセンターを務めた“乃木坂46の顔”生駒里奈(1期生)が、2018年5月6日に幕張メッセにて開催された乃木坂46の20thシングル『シンクロニシティ』発売記念全国握手会をもって、乃木坂46としての活動を終了。3月には川村真洋(1期生)、7月に斎藤ちはる(1期生)、相楽伊織(2期生)が続いて卒業。11月30日をもって、若月(1期生)も卒業し、12月4日に東京・日本武道館にて卒業セレモニーが開催された。
12月には能條愛未(1期生)、川後(1期生)が卒業。今や“乃木坂46のエース”としてグループを牽引してきた西野(1期生)も卒業を発表し、2月24日に卒業コンサート「2019年7th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY4 ~西野七瀬卒業コンサート~」が行われる。
乃木坂46は卒業メンバーのほとんどが1期生。さらに欅坂46からも、今泉、志田愛佳、米谷奈々未が卒業し、ファンから衝撃の声が上がっていた。
【10】乃木坂46、2年連続「レコード大賞」受賞 欅坂46は優秀作品賞を受賞
昨年は『インフルエンサー』で大賞を受賞した乃木坂46が、今年も『シンクロニシティ』で2年連続大賞を受賞。欅坂46は『アンビバレント』で、2年連続優秀作品賞を受賞した。また、大みそかに放送される「第69回 NHK紅白歌合戦」にも、乃木坂46は4年連続、欅坂46は3年連続で出演する。
ほかにも、乃木坂46の高山一実、けやき坂46の宮田愛萌が小説家デビューを飾ったり、数々の賞を受賞したりと、“10大ニュース”に収まりきれないほどの活躍ぶりを見せた、坂道シリーズ。坂道合同作品や、新グループ発足・新メンバー加入などの新たな動きが見られた一方で、卒業ラッシュと、年号の移り変わりを感じる1年だった。“平成最後”にアイドル界に旋風を巻き起こした坂道シリーズは、2019年も驚くような飛躍を見せてくれるに違いない。(modelpress編集部)
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