高木美帆、“94年組”羽生結弦の存在語る 揃って「JOCスポーツ賞」受賞
2018.06.08 19:40
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スピードスケート女子の高木美帆選手が『平成29年度JOCスポーツ賞』で「年度賞 特別栄誉賞」を受賞し、8日に都内で開催された表彰式に出席した。
高木美帆「最強のスケーターに」
個人としては「年度賞 特別栄誉賞」を、平昌冬季五輪女子チームパシュートとしては「優秀賞」を受賞した高木選手。平昌五輪では金、銀、銅のメダルを獲得する快挙を成し遂げたが、それまでの道のりを振り返ると、「初めてのオリンピックが中学3年生のとき。その4年後は出場できず、その悔しさをバネにして4年間スケートにかけてきた時間を、(平昌)オリンピックで晴らすことができた」としみじみ。今後については「オールラウンダーとしての道で、もう一つ上のレベルに行きたい。その中で一つひとつクリアして、最強のスケーターになりたい」と力強く決意を語った。
高木美帆、同世代選手の存在語る「貴重ですごくパワーになる」
表彰式には高木選手とともに「特別栄誉賞」を受賞したフィギュアスケートの羽生結弦選手、優秀賞を受賞したバドミントンの奥原希望選手も出席。3人はともに94年生まれとあり、同世代との受賞について心境を聞かれると、「共に戦える同い年がいるのは、自分の中で励みになりますし、勇気をもらえます」と揃っての受賞を喜び、「同い年だから分かり合える部分もあるし、貴重ですごくパワーになる存在」とそれぞれ刺激を受ける存在だと明かした。
「平成29年度JOCスポーツ賞」表彰式 トップアスリートが集結
同賞は公益財団法人日本オリンピック協会(JOC)により、スポーツの各分野で優れた成果を挙げた者に対し贈られるもの。最優秀賞はスピードスケートの小平奈緒選手が受賞した。来賓として出席した小池百合子東京都知事は、選手たちの平昌五輪での功績を讃え、「このままの勢いで東京大会につながれば」と、開催まで777日となった2020年東京大会に向け期待を込め、「東京都としてはしっかり準備に取り組み、選手の皆さんには記録に挑戦していただいて、国民、都民のみなさんの記憶に残る大会になれば。ともに素晴らしい記録と記憶に残る大会にしてまいりましょう」とあいさつ。「きょうは小平選手も羽生選手もいらしているので、あとでサインをください」と場を盛り上げる一幕もあった。(modelpress編集部)
「平成29年度JOCスポーツ賞」授賞者
【年度賞】・最優秀賞
スケート/スピードスケート:小平奈緒
・特別栄誉賞
スケート/スピードスケート:高木美帆
スケート/フィギュアスケート:羽生結弦
・優秀賞
平昌冬季五輪女子チームパシュート:高木美帆・菊池彩花・佐藤綾乃・高木菜那
スケート/スピードスケート:高木菜那
卓球:石川佳純・吉村真晴
バドミントン:奥原希望
・新人賞
水泳/競泳:小嶋美紅
レスリング:熊野ゆづる
ライフル射撃世界ジュニア選手権大会男子10mエアライフル団体:島田敦・遠藤雅也、清水彰人
・特別功労賞
陸上競技:荒井広宙
スキー/ノルディック複合:渡部暁斗
スキー/スノーボード:平野歩夢
カーリング平昌冬季五輪カーリング女子日本代表チーム:吉田夕梨花・鈴木夕湖・吉田知那美・藤澤五月・本橋麻里
【トップアスリートサポート賞】
・最優秀団体賞
スケート:社会医療法人財団 慈泉会相澤病院
・優秀団体賞
陸上競技:自衛隊体育学校
体操:日本体育大学
卓球:全日本空輸(株)
柔道:学校法人了德寺学園
【女性スポーツ賞】
マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 組織委員会
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