<モデルプレス2018年ヒット予測>【俳優部門】杉野遥亮【女優部門】馬場ふみか(Photo Shohei Yokoyama)【アイドル部門】小坂菜緒【アーティスト部門】CHAI【フェス部門】S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL(S2O JAPAN実行委員会)【美容部門】レイヤード美容【グルメ部門】天然ピンクチョコレート(Barry Callebaut)【ファッション部門】ミレニアルピンク(Photo by Getty Images)

「モデルプレス2018ヒット予測」発表!エンタメ、ファッション、メイク、ダイエット、グルメ、旅のトレンド総まとめ

2017.12.01 20:00

年末恒例の「モデルプレスヒット予測」。2017年は女優部門の佐久間由衣が朝の連続テレビ小説「ひよっこ」出演や「ゼクシィ」CMガールでブレイクし、アイドル部門の渡邉理佐(欅坂46)が同グループメンバーから初の雑誌専属モデルに抜てき、「東京ガールズコレクション」(TGC)に単独出演も果たすなど活躍。その他「腸活美容」や「ハイブリッドスイーツ」「VRフィットネス」などのトレンドキーワードを的中してきた。2018年もヒット予測を「俳優」「女優」「モデル」「アイドル」「アーティスト」「海外アーティスト」「ファッション」「美容」「メイク」「ヘア」「ネイル」「グルメ」「ダイエット」「テーマパーク」「フェス」「新規商業施設」「国内旅行先」「海外旅行先」のカテゴリ別に発表。女性ネットユーザーの声をリサーチしつつ、モデルプレス編集部の目利きでチョイスした2018年完全予測<保存版>。【Not Sponsored 記事】

  
目次

【俳優部門】杉野遥亮(すぎの・ようすけ)<2018年ヒット予測>

杉野遥亮/画像提供:所属事務所
1995年9月18日生まれ、22歳。千葉県出身。2015年にファッション誌「FINE BOYS」専属モデルオーディションでグランプリを獲得し芸能界入り。185cmのスラリ長身を活かしたモデル活動と並行して俳優業をスタートさせ、2017年1月に公開された映画「キセキ -あの日のソビト-」で一躍注目を浴びた。同作においては劇中ユニット・グリーンボーイズの一員としてCDデビューを果たし、「ミュージックステーション」にも出演。“これぞ透明感”なルックスと緊張が伝わる初々しいパフォーマンスに視聴者が釘付けとなり、Twitterのフォロワーが放送前後の1ヶ月で約7万人も“爆増”するほどの衝撃度だった。

杉野遥亮 (C)モデルプレス
その勢いのままフォロワー数は増え続け、1日時点で約19万人。フォローすると“思わずツッコミたくなる”絶妙なつぶやきと写真が流れてくるが、本人曰く「狙ってる時もある(笑)」とのことで、天然なのか考え込んで作られたものなのか気になり始めたら最後、唯一無二の“すぎのワールド”から皆抜け出せなくなるのである。2017年は「キセキ」を皮切りに「兄に愛されすぎて困ってます」「覆面系ノイズ」など話題作が公開。「兄こま」のヘタレ系男子から「覆面系-」の金髪オネエキャラ、ドラマ「花にけだもの」の“けだもの男子”まで、インパクトのある役柄に挑み幅を広げた。

杉野遥亮(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会
麗しい紅白の袴姿の“新之助”でテレビCMデビューも果たし知名度は急上昇。2018年に公開を控える映画「あのコの、トリコ。」は人気俳優として活躍する高校生役とあって、杉野自身の“スターの原石感”とも重なる。2018年、場数を踏んでメキメキと進化する役者としての実力と魅力的な素顔がより広く伝われば「キセキ」に続く“第二次杉野フィーバー”は確実と言ったところだ。

【女優部門】馬場ふみか(ばば・ふみか)<2018年ヒット予測>

馬場ふみか/Photo Shohei Yokoyama
1995年6月21日生まれ、22歳。新潟県出身。女性ファッション誌「non・no」の専属モデルをしながら、男性誌グラビアを席巻、グラビアとモデルを両立する“モグラ女子”の代表格として君臨。男女問わず支持を集めていることが強み。美バストに見事なくびれを兼ね備えた“パーフェクトボディー”の持ち主、1st写真集「色っぽょ」(2016年12月発売)の表紙で見せた“髪ブラ”もインパクト大だった。

馬場ふみか (C)モデルプレス
モデルとグラビア、2足のわらじのイメージが強いが、女優としての実力も決して見過ごすことはできない。「女優・馬場ふみか」がまず世間の注目を浴びたのは2014年の特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」で演じた敵幹部・メディック役。その後も少しずつ演技経験を積み上げ、2017年に一気に頭角を現す。

馬場ふみか (C)モデルプレス
3月「お前はまだグンマを知らない」、4月「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」、5月「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」。深夜ドラマながら立て続けに起用され、そして7月、月9ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」のレギュラー出演をオーディションで勝ち取った。プライドが高く向上心も強いナース・雪村双葉役。念願のゴールデンタイム、人気シリーズということもあり、彼女の顔を覚えた人も少なくないはずだ。

馬場ふみか (C)モデルプレス
もともと女優志望、劇団で子役の経験もあり、また「仮面ライダードライブ」で長期間にわたって演技の指導も受けていたため、演技への評価も高い。さらに「お前はまだグンマを知らない」では大胆なパンチラシーンや入浴シーンも披露、「下北沢ダイハード」では風俗嬢まで演じ、文字通り体当たり演技にも躊躇なし。“出し惜しみしない”姿勢は、女優として大成する可能性を大いに秘める。

【モデル部門】久間田琳加(くまだ・りんか)<2018年ヒット予測>

久間田琳加 (C)モデルプレス
2001年2月23日生まれ、16歳。東京都出身。愛称「りんくま」。新垣結衣・川口春奈らを輩出した「ニコラモデルオーディション」で第16代グランプリを受賞し、2017年3月まで「nicola」の専属モデルとして活躍。活動期間4年半で表紙に計11回出演するなど、当時から“女子小中学生の憧れ”として同世代のカリスマ的存在となる。

久間田琳加 (C)モデルプレス
2017年8月には“スターへの登竜門”といえる「Seventeen」専属モデルに加入。9月には目標のひとつに掲げていた「東京ガールズコレクション」(TGC)に初出演を果たす。ファッションショーに登場すれば、会場に響く歓声の大きさから“地鳴りJK(女子高生)”という異名を取ることも彼女を語る上では欠かせないのだが、そのTGCでも名だたる有名モデルの中で全く引けを取らない“地鳴り”を巻き起こした。

久間田琳加 (C)モデルプレス
現在、ファンレターの数は所属するレプロでNo.1、小学生から大学生まで毎日手紙が届き、月に150通を超えることもあるという。また、その正統派なルックスからは想像できない“天然キャラ”で「ワイドナショー」や「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演も増加中だ。

久間田琳加 (C)LesPros entertainment.Co.,Ltd.
「nicola」時代の先輩・藤田ニコルと仲がよく“第2のにこるん”と呼ばれることもしばしば。人気バラエティで爪痕を残したり、ドラマデビューしたり、「Seventeen」で表紙を飾ったり、誰もが知るCMに抜てきされたり……何かのきっかけで一気に国民的ブレイクもあり得る逸材。

【アイドル部門】小坂菜緒(こさか・なお/けやき坂46)<2018年ヒット予測>

小坂菜緒/画像提供:所属事務所
2002年9月7日生まれ、15歳。大阪府出身。愛称「いちごちゃん」。けやき坂46(通称「ひらがなけやき」)の2期生として2017年8月に加入。オーディション時からすでにアイドルファンの間では注目を集めていたが、10月に冠番組「欅って、書けない?」に初登場、そしてアーティスト写真が公開されると、その枠を飛び越え「可愛すぎる!」と瞬く間に存在が知れ渡った。

小坂菜緒/画像提供:所属事務所
小坂菜緒/画像提供:所属事務所
とはいえ世の中的な知名度はまだまだこれから。しかし続々と特集される「ひらがなけやき」2期生での集合ショットは彼女がセンターを務めることも多く、2期生のエースとして期待の大きさがうかがえる。男性が守ってあげたくなるような可憐な雰囲気もありながら、一方でハーフのような整った顔立ち、チャームポイントという長いまつ毛などから、女性ファンの心もすぐに掴みそうな予感。

小坂菜緒/画像提供:所属事務所
活動を開始してからまだ1年も経っていないが、乃木坂46・欅坂46の“坂道シリーズ”から女性ファッション誌の専属モデルが相次ぐ潮流もあって、彼女が大抜てきされる可能性は十分にあり得る。ただし歌もダンスも初心者なだけに実力が伴ってくるか、周囲の期待に応えられるかは今後の努力次第――――でも「この勢い 誰にも止められへんで!」。

【アーティスト部門】CHAI(チャイ)<2018年ヒット予測>

CHAI/画像提供:所属事務所
“女性版・次世代「電気グルーヴ」”といっても過言ではない、型破りな4人組パフォーマンスバンド。双子のツインボーカル・マナ&カナ、シュールなベース・ユウキ、パワフルなドラム・ユナで構成される。2013年に結成し、2015年より本格始動。2017年3月にはアメリカで開催された世界最大のショーケース「SXSW2017」に出演、全米8都市ツアーも敢行するなど、活動は日本だけにとどまらない。

彼女たちは“NEOカワイイ”を謳い、“コンプレックスはアートなり”という一大テーマで邁進中。「細くなきゃいけない」「目が大きくなきゃいけない」…そんな可愛いの基準はお構いなしに「女の子はいつだって可愛い」と訴える。彼女たちを一度目にし、音楽を耳にしたときの衝撃は凄まじく、そして、いつのまにか中毒になってしまう…そんな人が続出中だ。


実際に♪「N.E.O.」では“目ちっちゃい 鼻低い くびれてない 足太い ナイスバディ!オーライ!”と、女の子なら誰もが抱えるコンプレックスを“個性こそが可愛い”と肯定。ネット上には「胸に響いた」「何だか救われた」といった熱い言葉が並ぶ。

きゃりーぱみゅぱみゅやASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文、くるりの岸田繁、OKAMOTO'Sのハマ・オカモト、ヒャダインこと前山田健一など著名人も絶賛しており、それで知ったそれぞれのファンもまた彼女たちにハマるという好循環。「FUJI ROCK FESTIVAL 2017“ROOKIE A GO-GO”」では超満員で入場規制がかかったこともうなずける。



ニューウェイブ?パンク?ファンク?ヒップホップ?ジャンルを無視した自由で個性に満ち溢れる彼女たちは、独特の音楽性と破天荒なパフォーマンスで人気の「電気グルーヴ」を彷彿とさせる。ずるいセンスの“奇想天外オンナバンド”に日本中が巻き込まれる予感しかしない。

【海外アーティスト部門】NCT 127(エヌシーティーイチニナナ)<2018年ヒット予測>

NCT 127/画像提供:所属事務所
日本人メンバーが所属するガールズグループTWICE(トゥワイス)が“TTポーズ”で大衆に愛され、NHK「紅白歌合戦」への出場も果たした2017年。2018年はよりグローバルかつ柔軟なコンセプトのもとに活動するボーイズグループ「NCT 127」が日本進出を果たす。

S.M.ENTERTAINMENT所属の「NCT」は<開放と拡張>をグループテーマとし、活動グループやメンバー数を制限しないという新たな概念のもと2016年にデビュー。その中で韓国・ソウルを拠点とする「NCT 127」はテイル(韓国)、ジャニー(アメリカ)、テヨン(韓国)、ユウタ(日本)、ドヨン(韓国)、ジェヒョン(韓国)、ウィンウィン(中国)、マーク(カナダ)、ヘチャン(韓国)という多国籍な9人で構成される。


東方神起をはじめとする名だたる先輩アーティストから受け継がれるSMマインドのもと、洗練されたビジュアルにR&BやEDMといった多彩なジャンルを融合させた楽曲、そして日々の鍛錬に裏付けられたレベルの高いパフォーマンスは既に折り紙付きだが、何と言っても日本人メンバー・ユウタがいることで、日本のファンはこれまでのSMグループとはまた異なる親しみやすさ、新鮮さを感じられるだろう。先月4日には初となる日本単独イベント「NCT 127 The Introduction “connect”」を開催し、来春の日本デビューを発表するとともに「Limitless」日本語バージョンのMVを公開。韓国アーティストの日本進出の場合、日本語での歌唱は大きな課題となるが、同楽曲はメンバーの自然な発音によって、メッセージ性のある歌詞が「しっくりくる」と話題に。実際、モデルプレスのインタビューでは、レコーディング時にユウタが代表して日本語の細かい発音をメンバーに教え、曲全体の完成度の高さを追求していたことが語られている。

六本木ニコファーレで開催された「NCT 127 The Introduction “connect”」(提供写真)
日本の公式Twitterでもオフショットやメイキング写真など積極的な情報発信が行われ、アーティストとしての“クールさ”と等身大の素顔の“親しみやすさ”の両面が伝えられている。多国籍グループの強みを存分に活かし、日本でも“Limitless”な活躍に期待。

【ファッション部門】トランスペアレント/盛り袖トップス/ドット&ストライプ/ミレニアルピンク<2018年ヒット予測>

<トランスペアレント>

「Helen Castillo New York」ニューヨークファッションウィーク Spring/Summer 2018より(Photo by Getty Images)
チュールやシースルーといった透け感のある素材のレイヤード=「トランスペアレント」な着こなしが2018年春夏の主役級トレンド。軽やかな素材のレイヤードで、秋冬のルーズなシルエットから脱却し、ほどよくボディラインを拾う優雅なシルエットを演出できる。

トレンドカラーのひとつであるラベンダーなどのパステルカラーと合わせて、女性ならではの柔らかさが際立つスタイリングを楽しみたい。

また、例年春夏は服だけでなくクリアアイテムが流行するが、2018年は特にシューズやバッグなどあらゆる小物にも透け感を楽しめるアイテムが出揃うだろう。

<盛り袖トップス>

「Delpozo」ニューヨークファッションウィーク Spring/Summer 2018より(Photo by Getty Images)
ベルスリーブやバルーンスリーブなど、ひとクセある「盛り袖トップス」が流行した2017年から、2018年もブームは継続。

中でも最注目はパフスリーブ。シックな色味でヴィンテージライクにまとめたり、シフォンなどの柔らかい素材を選んでとことんフェミニンに着こなすのもあり。

<ドット&ストライプ>

「Jason Wu」ニューヨークファッションウィーク Spring/Summer 2018より(Photo by Getty Images)
「Jason Wu」ニューヨークファッションウィーク Spring/Summer 2018より(Photo by Getty Images)
春夏の定番である「花柄」を抑え、2018年春夏は「ドット」と「ストライプ」最盛期に。

ドットの大きさは様々だが、コレクションで多く見られたカラーはシンプルなモノトーン。「ポルカドット」と呼ばれるプレーンなドット柄は、初心者でも挑戦しやすいため、春の定番アイテム化していた花柄ブラウスから移行するチャンス。

また、ストライプの人気も復活。こちらはベーシックなマリン風ストライプではなく、よりビビッドなカラーや組み合わせのにぎやかな柄がイチオシだ。

<ミレニアルピンク>

「Brandon Maxwell」ニューヨークファッションウィーク Spring/Summer 2018より(Photo by Getty Images)
2017年はピンクの当たり年と呼ばれたが、2018年、その勢いはさらに加速。特に“SNS映え”に敏感なミレニアル世代(2000年前後に生まれたデジタルネイティブ世代)から人気の高い「ミレニアルピンク」は最注目カラー。

「ミレニアルピンク」とはサーモンピンクやピーチ、ローズクォーツなど淡いピンク色の総称で、すでにアメリカではファッションだけでなくインテリアやコスメ、スイーツなどあらゆるものに派生して流行中。

中でも火付け役となったのは店内をミレニアルピンク一色で統一したロサンゼルスのティーブランド「アルフレッド ティー ルーム(ALFRED TEA ROOM)」。日本でも新宿と青山に店舗を展開している。

また、韓国のファッションブランド「スタイルナンダ(STYLE NANDA)」の日本初の旗艦店である原宿店のメインカラーもピンクだ。

コレクションでも多くのブランドが取り入れており、ファッションにおいても“SNS映え”間違いなしのトレンドカラーといえるだろう。

【美容部門】レイヤード美容<2018年ヒット予測>

2018年1月1日発売【Dior】カプチュール ユース(C)メイクイット
2017年から引き続き、スキンケアアイテムの高機能化が止まらない。

高機能なスキンケア=エイジングケアというイメージは払拭され、エイジングサインが現れる前に予防するというファーストエイジングの考え方から、若い層にも高機能コスメの需要が高まっている。

「Dior」は、ファーストエイジングに着目した新スキンケア プログラム「カプチュール ユース」を発表。2018年1月1日の発売を控える。肌タイプに合わせて選べる美容液で、エイジングサインが現れる前にケアし、肌をサポートするという機能が発売前から話題を呼んでいる。

さらに、ただ「キレイになりたい」という目的で選ぶのではなく、自分が抱えているコンプレックスから逆算してアイテムを選ぶ傾向が顕著に。

オールマイティなアイテムよりも、肌の悩みや目的にピンポイントで応えてくれるアイテムが求められている。

それにより、美容液やクリームなど、スキンケアアイテムはそれぞれ単体で使うという概念はなくなり、気になる悩みに合ったアイテムを複数、あるいは重ねて使用する“レイヤード美容”が定番化。

肌に欲しい機能を備えたアイテムを自由にレイヤードして、肌悩みを一網打尽に。

2018年1月1日発売【クラランス】コンセントレ マスク/画像提供:クラランス
「クラランス」からもなりたい肌に合わせて選べるマスクなどが登場することもあり、注目を集めている。

他にも、最先端のサイエンスの粋が詰まったアイテムが「SHISEIDO」や「クレ・ド・ポー ボーテ」などから発表され、2018年も美容の進化に期待が高まる。

2018年1月1日発売【SHISEIDO】エッセンシャルイネルジャ/画像提供:資生堂
2018年2月21日発売【クレ・ド・ポー ボーテ】セラムラフェルミサンS /画像提供:資生堂

【メイク部門】レトロポップ<2018年ヒット予測>

【RMK】2018年春コレクション「CHIC LIGHT SPRING」(C)メイクイット
【LUNASOL】2018年春コレクション「可憐浄化」(C)メイクイット
春のトレンドの定番、軽やかなパステルは外せないカラー。

マカロンのようなキュートなカラーから、シックなダスティニュアンスまで、“パステルカラー”と言っても多彩なニュアンスが楽しめるのが2018年の特徴だ。

【ランコム】2017年春コレクション/画像提供:ランコム
それを踏まえつつ、2018年はレモンイエローやミレニアルピンク、ターコイズブルー、ピーコックグリーン、ポピーレッドなどのレトロな雰囲気漂うビビッドなカラーに注目。

ポップでありながら、ムードのあるカラーが新鮮だ。

この春のメイクはパステル×ビビッドのニュアンスの掛け合わせで、遊び心の効いたメイクも楽しめる。

【ヘア部門】濡れ感ヘア(グロッシーカラー)/VIVIDS MOOD COLOR(ヴィヴィッドムードカラー)<2018年ヒット予測>

<濡れ感ヘア(グロッシーカラー)>

濡れ感ヘア/「STARBERRY 能見台店」山内 雅淳さん担当/画像提供:らしさ
2018年は、グロッシーな濡れ感のあるスタイルがトレンド。

オイル系、バーム系のスタイリング剤を使用し、毛束感を活かしたスタイリングで抜け感のあるラフな仕上がりに。

濡れ感のあるスタイリングは重く見えがちであるため、ヘアカラーは高めのトーンで透明感を出す「グロッシーカラー」で、春らしい軽やかさもプラス。

カラーは、ベリー系ピンクが春のトレンドとベストマッチ。

濡れ感×フレッシュなベリーカラーはよりフレッシュな春らしい印象を与えてくれる。

マットな質感になりがちな春だが、ツヤ感のあるグロッシーな仕上がりで2018年流のテイストにチェンジ。

<VIVIDS MOOD COLOR(ヴィヴィッドムードカラー)>

アメリカのメーカー「PRAVANA」から登場した「VIVIDS MOOD COLOR(ヴィヴィッドムードカラー)」は、なんと温度によって色が瞬間的に変わるというヘアカラー剤。


ドライヤーの温風やアイロンをあてると、まるで魔法のように一瞬でカラーが変化。ビビッドな発色はインパクト大。

さらに、温度にとても敏感で、手で触れるだけでもカラーが変化。冷めると元のカラーに戻るため、何度でも変化を楽しめる。

染めるタイプではなく、シャンプーで落とすことが可能なカラー剤とあって、1日限りのフェスやハロウィンシーズンなどにもピッタリ。

現在日本未上陸だが、2018年のヘアトレンドに新風を吹かせてくれる存在として注目度大だ。

【ネイル部門】バブリーネイル/Heat Change nail(ヒートチェンジネイル)<2018年ヒット予測>

<バブリーネイル>

バブリーネイル/画像提供:esNAIL
バブリーネイル/画像提供:esNAIL
ショートネイルやシンプルなデザインが定番化していた2017年から一転して、2018年はデコラティブなネイルが再熱。

大胆なパーツやカラー、立体的なデザインで盛った、80’sのバブルファッションを彷彿とさせるゴージャスな「バブリーネイル」がトレンドに。

大ぶりのチェーンや、ジュエリーのようなビジューに、原色を組み合わせてインパクトのあるデザインに仕上げるのが旬。

ネイルの形も長さを活かしたシャープなシルエットや、スクエア型でエッヂを効かせて。

キューティクルアート/画像提供:Britney TOKYO
爪を飛び出し、爪の根本にもアートを施す「キューティクルアート」にも注目。

メタルパーツなどを爪元からキューティクルゾーンを跨いでONすることで、ネイルアートの枠を飛び出し、アクセサリー感覚で楽しむことができる。

有名セレブのネイルも手がける、海外で活躍中のネイリストBritney TOKYOも最新のデザインに取り入れており、日本でも流行の予感だ。

<Heat Change nail(ヒートチェンジネイル)>


ヘアに続き、ネイルも温度で色が変わる「Heat Change nail(ヒートチェンジネイル)」が海外のSNSなどで話題となり、日本上陸も時間の問題。

鮮やかなカラーが水につけた瞬間にクリアカラーに変身。温度が戻ればまた元のカラーに戻るため、何度でも色の変化を楽しむことができる。

以前よりマニキュアタイプは登場していたが、最新の情報によるとジェルネイルタイプでカラーバリエーションも豊富にラインナップ。あっと驚く新感覚ネイルでSNS映えも狙える。

【グルメ部門】ムービージェニックフード/天然ピンクチョコレート/スターバックス リザーブ ロースタリー<2018年ヒット予測>

<ムービージェニックフード>

ラムしゃぶ/画像提供:株式会社TBI JAPAN
2017年は“SNS映えフード”が当たり前となっていたが、2018年は写真では伝わらない動きや変化が楽しめる、インスタジェニックに続く“ムービージェニックフード”に進化しつつある。

例えば秋葉原と新宿にあるラム肉専門店「めり乃」では、ラム肉の上に羊に見立てた“わたあめ”がのっていて砂糖の代わりに出汁に溶かす瞬間は動画映え抜群。今冬はこのようなムービージェニックを意識した鍋が各店で続々と登場している。

その他にも、新大久保にある韓国料理店「ヘラン」のチーズダッカルビや、青山にある「ピエール・エルメ・パリ」のチョコレートをかけるサンサシオンクロエが話題となり、今後は写真映えに加え思わず動画を撮りたくなるフードが増えていくだろう。

<天然ピンクチョコレート>

ruby_chocolate_with_cocoa /画像提供:Barry Callebaut
スイスのチョコレートメーカー「バリー・カレボー」より、ホワイトチョコレート以来80年振りとなる新しいピンク色のチョコレートが誕生した。

ダーク、ミルク、ホワイトに続く80年ぶりの新しいチョコレートとして位置付けられている天然ピンクチョコレートの特徴は無添加、無着色ということ。ルビーと呼ばれるピンク色のカカオパウダーは約10年かけて抽出に成功し、甘酸っぱいベリーのような風味だが実際にベリーが使われているわけではないという。

既にSNSでも気になるという声が上がっているが市場に出回るのはまだ先とされており、可愛らしいフォトジェニックな見た目は販売する際に再び話題を呼ぶだろう。

<スターバックス リザーブ ロースタリー>

シアトルの「スターバックス リザーブ ロースタリー」/画像提供:スターバックス コーヒー
2016年にスターバックスより発表された、「スターバックス リザーブ ロースタリー」が2018年遂にオープン。

シアトルにロースタリー1号店が2014年に誕生して以来、2017年の上海、2018年のニューヨークと、スターバックスは次々とロースタリーの出店を発表し、今回の東京は世界で4番目のロースタリーとなる。

店内には国内初の焙煎設備を併設し、世界中から調達した最も個性的なコーヒーの焙煎と抽出を五感で感じることが可能。生豆が運ばれてくるところを見るだけでなく、厳選された手作りのビバレッジが楽しめるほか、イタリア料理で有名なロッコ・プリンチ氏監修の焼きたてのフードやパンも取り扱う。

今回展開するロースタリーは、焙煎したての美味しいコーヒーを味わうことができ、設備を併設したことにより他の店舗とは異なったメニューが楽しめるかもしれない。豆からコーヒーになるまでの過程を見ることができる新しいスターバックスは、今までに感じたことがない体験ができる場所として注目を浴びるだろう。

【ダイエット部門】高強度インターバルトレーニング「HIIT」/アスレチック・フード/完全栄養パスタ<2018年ヒット予測>

<高強度インターバルトレーニング「HIIT」>

Orangetheory Fitness/画像提供:オレンジセオリー・ジャパン株式会社
2017年はVRフィットネスや、人気トレーナーAYAが行う、歩く、走る、起き上がるなどの日常動作を基本とした「クロスフィットトレーニング」は、短期間に爆発的な運動を行うことで効率よく効果的なトレーニングが出来ると話題を呼びブームに。

その流れもあり、2018年は短時間で高い効果を得られるトレーニングの時代へ突入する。中でも注目したいのが、高強度の有酸素運動と低強度の運動を交互に限界まで繰り返す、高強度インターバルトレーニング「HIIT(ヒット)」。短時間でカロリー消費効果を高める上、トレーニング後も長時間にわたってその効果が持続する事が特徴となっている。

そんなHIITトレーニングが体験できるアメリカ発の“世界一の1時間”を提供する最新ワークアウト・スタジオ「Orange theory Fitness」が2017年12月にオープン。最大心拍数の84%以上であるオレンジ・ゾーンとレッド・ゾーンの中に計12分間以上入ることを目標とし、ターゲットゾーンを維持することによってカロリー消費効果を高め60分間で500kcal以上のエネルギーを消費することが可能。

このように短時間で効率的にボディメイクできる事から、忙しい人でも通いやすいと人気を集めそうだ。

<アスレチック・フード>

サラダサーモン(オリーブオイル)/画像提供:松岡水産株式会社
サラダサーモン(スモーク)/画像提供:松岡水産株式会社
食事制限をするのではなく食べて痩せることが意識され、2017年のダイエットは「高タンパク質低脂質」がキーワードとなった。2018年はもっと手軽にタンパク質を接種できるアスレチック・フードがブームの予感。

HIITトレーニングの流れもあり、効率的にスナック感覚でたんぱく質を摂取できるのがアスレチック・フードの魅力だ。

一大ブームを巻き起こしたサラダチキンはすっかりお馴染みとなり、タンドリーチキン、ゆず胡椒、スモークなど種類も増えてきた一方で、サラダサーモンやカツオバーといった“魚系”の高タンパク食品が徐々に登場してきている。

これらのアスレチック・フードは、トレーニングをする人だけでなく糖質制限をしたりと健康に気を使っている人達からも注目を集め、健康やボディメイクに関心が高い昨今、コンビニなどで簡単に手に入れやすいアスレチック・フードはこれからどんどん売り場に出回っていくだろう。

<完全栄養パスタ>

完全栄養パスタ「ベースパスタ」/画像提供:ベースフード株式会社
食事に気を付けたり運動をしたりと特に健康志向への高まりを見せていた2017年に続き2018年はさらに加速しそう。

「完全栄養パスタ」(通称:即席パーフェクトヌードル)とは、ベースフードが開発した世界初の完全栄養パスタ商品「ベースパスタ」のこと。全粒粉をはじめとする10種類以上の栄養素が入っており一食で厚生労働省が定める必要な栄養素の3分の1を摂取することが可能。

糖質は普通のパスタの半分程でカロリーも30%オフと罪悪感がなく、湯戻し3分で完成する。麺はもちもちとしていて穀物の香ばしい風味とチアシードのプチプチ食感が特徴。現在はネット通販等で購入することができ、麺のほか、パスタソース等も販売されている。

仕事の付き合いで外食が多くなったり一人暮らしだと食事が偏りがちだが、パーフェクト・ヌードルは家でも仕事場でも手軽に栄養が取れることから重宝されること間違いなし。

【テーマパーク部門】東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”/USJ「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」<2018年ヒット予測>

<東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration! ”>

東京ディズニーリゾート 35周年“Happiest Celebration ! ” (C)Disney
1983年4月15日に東京ディズニーランドが開園して以来、東京ディズニーシーや4つのディズニーホテルなどの施設をオープンし、“夢がかなう場所”として進化を続けてきた東京ディズニーリゾート。

2018年、記念すべき35周年のアニバーサリーイヤーを迎える東京ディズニーリゾートでは、2018年4月15日から2019年3月25日までの345日間に渡り、“Happiest Celebration!”をテーマにしたアニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration! ”」を開催する。

「ドリーミング・アップ!」 (C)Disney
「イッツ・ア・スモールワールド」 (C)Disney
東京ディズニーランドでは、新たな昼のパレード「ドリーミング・アップ!」を筆頭に、約1年間のクローズ期間を経ていよいよリニューアルオープンするアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」、新ナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate!Tokyo Disneyland」が始まり 、シアターオーリンズでは新しいショーが披露される。

一方、東京ディズニーシーでは、35周年の特別なコスチュームを着たミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちとダッフィー&フレンズによる水上グリーティングや、ドックサイドステージでニューヨークの雰囲気を満喫できる新しいショーを展開。史上最大の“Happiest”な祭典がゲストを最高の夢の世界へと誘ってくれるだろう。

ピクサー・フェスト(C)Disney/Pixar
また、2018年は米国のディズニーパークも最新トピックスが目白押し。

ピクサー・ピア(C)Disney/Pixar
トイ・ストーリーランド(C)DisneyPixar
米・ロサンゼルス「ディズニーランド・パーク」のディズニー/ピクサー映画をテーマにした期間限定フェスティバル「ピクサー・フェスト」(2018年夏 登場予定)、米・フロリダ「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」の新テーマランド「トイ・ストーリーランド」(2018年夏 オープン予定)、米・ロサンゼルス「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」のパラダイス・ピアが「ピクサー・ピア」へとリニューアル(2018年夏 登場予定)する。国内外共に話題続きのディズニーパークから目が離せない1年となりそうだ。

<USJ「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」>

「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」/HARRY POTTER characters, names and related indicia are(C)& TM Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights(C)JKR.(s17)Despicable Me, Minion Made and all relat
2018年、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで注目したいのは、世界初の完全次世代パレード「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード ~ベスト・オブ・ハリウッド~」。

人気映画「ハリー・ポッター」「ミニオン」「ジュラシック・ワールド」「トランスフォーマー」という、全く異なる4作品の世界観を結集し、プロジェクションマッピングや、迫力のフロート、映画の技術を取り入れた照明演出、壮大な映画音楽を用いた、従来の常識を大きく覆す、未だかつてないパレード内容に期待が高まる。

【フェス部門】タイ発、音楽×水掛けフェス「S2O」<2018年ヒット予測>

<タイ発、音楽×水掛けフェス「S2O」>

S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL/画像提供:S2O JAPAN実行委員会
昨今のEDMブーム、フェスブームの流れを受け、「ULTRA」「EDC」「SENSATION」など海外発の音楽フェスの上陸が続く日本に、2018年夏、タイ発の水かけ×音楽フェスティバル「S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL(エス・ツー・オー・ソンクラーン・ミュージック・フェスティバル)」の初上陸が決定した。

「S2O SONGKRAN MUSIC FESTIVAL」は2015年、タイの旧正月の伝統行事である水掛け祭り“ソンクラーン”期間中にスタートして以来、年々急速に来場者数を伸ばし、スタートして2年目の2016年、そして2017年と2年連続でチケットはソールドアウト。3日間で延べ約5.5万人の動員を記録した。

音楽のジャンルはEDMが中心で、過去にはAFRO JACK、NICKY ROMEO、DASH BERLIN、DON DIABLO、KASKADEら世界で活躍するトップDJ陣が出演してきたことから、音楽ファンからの評価も高い。東京・お台場で初開催される「S2O JAPAN」は、世界初のタイ本国以外での開催となるため、日本国内にとどまらず世界各国の音楽好き、フェス好きからも大いに注目を浴びそうだ。

【新規商業施設部門】東京ミッドタウン日比谷/渋谷ストリーム<2018年ヒット予測>

<東京ミッドタウン日比谷>

東京ミッドタウン日比谷/画像提供:三井不動産
「東京ミッドタウン」(港区赤坂)に続く「東京ミッドタウン日比谷」(千代田区有楽町一丁目)が、2018年3月29日(木)に開業する。同施設は“THE PREMIUM TIME, HIBIYA”をコンセプトに掲げ、テナント約60店舗のうち5店舗は日本初出店。

ニューヨークで“街の小食堂”として絶大な人気を集めるレストラン「Buvette(ブヴェット)」がパリに続き日本に初上陸するほか、老舗書店の「有隣堂」と食事や衣服などの複合型店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」、都心最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」、さらに豊かな緑に彩られた「日比谷テラス」のような憩いの場も整備され、日比谷ならではの上質な時間や体験を提供する。

<渋谷ストリーム>

渋谷ストリーム/画像提供:東京急行電鉄
外観の賑わい/画像提供:東京急行電鉄
また、渋谷駅南街区プロジェクトの一環として、東横線渋谷駅の跡地で、2018年秋の開業を目指す大規模複合施設「渋谷ストリーム」にも注目だ。同施設は地上35階建てで、商業施設、デザインホテル、イベントホール等が入居。地下2階から2階までつながる吹き抜けの動線空間「アーバン・コア」によって渋谷特有の谷地形を克服し、地上と地下で渋谷駅とダイレクトにつながる利便性の高さを実現する。

なお渋谷では、道玄坂一丁目において、地上17階、高さ約120メートルの商業施設の整備も進められている。“100年に一度”とも言われる渋谷駅周辺の大規模開発により、変わりゆく街並みから目が離せない。

【国内旅行先部門】鹿児島/名古屋/大阪<2018年ヒット予測>

<鹿児島「西郷(せご)どん」聖地巡礼>

春の仙巌園/画像提供:島津興業 仙巌園
俳優の鈴木亮平が主演する2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」。本作は西郷隆盛が育った薩摩(鹿児島)が舞台となっており、明治維新150年の節目の年の放送ということもあり、ロケ地や西郷隆盛ゆかりの観光スポットが一躍脚光を浴びることは確実だ。

鹿児島県といえば世界遺産の「屋久島」をはじめ、雄大な桜島を望む名勝「仙巌園」、世界的にも珍しい「砂むし温泉」で有名な指宿や、坂本龍馬の新婚旅行先であった霧島等の温泉街があり、九州の中でも観光的魅力に富んだ県として人気が高い。

また、西郷隆盛率いる薩軍が歩いたとされる「龍門司坂」、西郷隆盛没後100年を期に建設された「西郷南洲顕彰館」、“薩摩の小京都”と称される「知覧武家屋敷庭園」など、西郷隆盛ゆかりのスポットも数多く存在し、ファンがロケ地を巡る“聖地巡礼”効果で客足を伸ばしそうだ。

回廊(イメージ案)/画像提供:鹿児島市役所
また、来たる鹿児島ブームに先駆け、加治屋町には「西郷どん 大河ドラマ館」が、2018年1月13日~2019年1月14日の期間限定で開館することが発表されている。西郷・大久保家のスタジオセットの一部再現や、鹿児島ロケのメイキング映像の上映、映像技術を活用したクイズコーナーなど、大河ドラマの世界観を体験できる施設として、ファンを呼び込む見どころのひとつとなるだろう。

<名古屋「名古屋城本丸御殿」全面公開>

日本屈指の名城として知られる、愛知県名古屋市の「名古屋城本丸御殿」が10年に及ぶ復元計画を終え、2018年6月8日にその全容を完成公開する。

名古屋城表書院/画像提供:ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会
「名古屋城本丸御殿」は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として、1615年に徳川家康の命によって建てられた、日本を代表する近世書院造の建造物で、総面積3,100平方メートル、木造平屋建こけら葺き書院造、13棟の建物で構成されている。1945年、天守閣とともに全焼したものの、2009年より復元工事が進められてきた。

本丸御殿公開に先駆け、同年3月29日に名古屋城前に、尾張名古屋の食文化・生活文化を堪能できる飲食店や土産店など19店舗が並ぶ「金シャチ横丁」が誕生。城周辺の整備が進み、一帯の魅力が向上することで、観光客誘致に一役買いそうだ。

<大阪「太陽の塔」50年ぶり内部公開>

太陽の塔/photo by ぱくたそ
1970年、アジア初の万国博覧会となった「大阪万博」を期に制作され、大阪のシンボルとして親しまれてきた「太陽の塔」。博覧会閉幕後、内部は長く閉ざされたままだったが、約50年近くの時を経て、2018年3月より塔内部全体の一般公開が始まる。

「生命の樹の生物群」「地底の太陽」といった万博当時の展示物も復元され、入館料は高校生以上700円、小中学生300円を予定。21世紀になった今、万国博覧会当時の感動を呼び起こしてくれるスポットとして、観光客が急増することは必至だ。

【海外旅行先部門】タイ/韓国<2018年ヒット予測>

<タイ「アイコンサイアム(ICONSIAM)」>

タイ・バンコク「アイコンサイアム」施設画像/画像提供:高島屋
2017年、乃木坂46が観光大使に就任したことでも話題を呼んだタイ。首都バンコクのチャオプラヤー川沿いに、敷地面積約8万平方メートルを誇る新大型複合施設「アイコンサイアム(ICONSIAM)」の開業計画が進んでいる。

開業時期は同年秋を予定しており、出店先はペニンシュラとヒルトンの中間地点。500以上の小売店を含む魅力的なショッピングモールや100のレストラン、豪華な2棟のレジデンス、400メートルにも及ぶ「水・火・音・光」のショー施設等、「世界の最高がタイの最高と出会う」というコンセプトにふさわしい施設となりそうだ。またショッピングモールにおけるアンカーテナントとして「サイアム髙島屋(仮称)」の出店も決定している。

タイの民間投資となる不動産開発としては過去最大となる約1,500億円を投じた、バンコクの新たなランドマークが、観光客を呼び込む大きな目玉となりそうだ。

<韓国・平昌(ピョンチャン)>

Pyeongchang by KOREA.NET - Official page of the Republic of Korea
韓国といえば観光客で賑わう首都ソウルが人気を独占しているが、2018年は冬季五輪開催地の平昌(ピョンチャン)が脚光を浴びる年となるだろう。

ソウルから車で約3時間。平昌郡は、手付かずの美しい自然が最大の魅力で、ウインタースポーツが盛んになる積雪シーズンは、アルペンシアリゾートスキー場、竜平リゾートスキー場、フェニックススノーパークといったゲレンデに各地から多くの観光客が集まる。

また、仏教の聖地である五台山にあり、数多くの国宝や文化財を有する名刹「月精寺」や、夏場は羊が放牧され“韓国のアルプス”とも呼ばれるのどかな風景が魅力の「大関嶺羊牧場」も見逃せない。

さらに、平昌五輪開催に併せて、ソウル市内から平昌五輪会場最寄りの珍富駅までを1時間台で結ぶ、高速鉄道KTXの整備も進められている。最高速度は250キロに及び、ソウル駅から競技場のある江陵駅間まで、これまでバスだと約3時間かかっていた移動時間も2時間弱にまで短縮される。

平昌五輪を期に、これまでスポットライトの当たる機会が少なかった平昌の露出が増えることで、近代都市ソウルの喧騒とは違った韓国の新たな一面を知るきっかけとなりそうだ。(modelpress編集部)


59枚目画像:https://www.flickr.com/photos/koreanet/5932599581/
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