広瀬すず、土屋太鳳から“愛され画伯”と命名される 朝ドラでアニメーター役も「自信がない」<夏空>
2017.11.20 18:56
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女優の広瀬すずが、2019年度前期連続テレビ小説のヒロインに抜てきされ、20日東京・渋谷NHKにて行われた会見に出席した。会見では、タイトルが「夏空-なつぞら-」に決定したこと、脚本家を大森寿美男氏が務めることも合わせて発表された。
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同作では、後にアニメーターとなるヒロインを演じる広瀬。アニメーションの世界について、仕事で「アニメーションの声を演じさせてもらったときに、アニメーションってこんな風に作ってるんだ、こんなにも演じることと違うんだなって感じて、アニメーションの世界が大好きになりました。もっとアニメーションの世界に関わることができたらいいなと思っていました」と興味を持っていたことを明かし、「次はアニメーター。全然想像してなかった世界、知らなかった世界。繊細な世界なんだろうなと思います」と期待を膨らませた。一方で、絵の腕前に質問が飛ぶと「絵はですね…なかなか難しいなって思います」と苦笑い。「土屋太鳳ちゃんに“愛され画伯”って呼んでもらったことがある」そうで、「自信がないなってことが正直なところ…でも、絵を見たり美術が元々好きだから、繊細なものを表現する魅力を知っていけたら」と本音をこぼしながらも、意気込んだ。
また、広瀬の告白に同局の制作統括・磯智明氏は囲み取材にて「レッスン、訓練が必要になってくる」とコメントしていた。
2019年度前期連続テレビ小説「夏空」
戦後、広大な北海道の大自然、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きたヒロイン・奥原なつの夢と冒険、愛と感動のドラマを描く「夏空」。戦争で両親を失い、傷ついたなつを癒やし、たくましく育てた北海道・十勝の大地と、開拓精神にあふれた強く、優しい大人たち。成長したなつは、十勝で育まれた豊かな想像力と根性をいかして、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界にチャレンジする。十勝は年間を通じて雨雪が少なく、「十勝晴れ」と呼ばれる晴天が豊潤な大地に実りをもたらす。「夏空」は、そんな十勝の突き抜けた青空のような、すがすがしいなつの生きざまを描いたドラマとなる。
同局の制作統括・磯智明氏は「東京オリンピックを控えて、何をやろうかと脚本家の大森さんと議論を重ねてきまして、夢や希望に向かって突き進む、困難にも負けないという連続テレビ小説の“原点”にたつようなヒロイン像を描いていきたいと思った」と作品決定の背景を説明。100作目のヒロインという大役に、広瀬は「色んな方に『プレッシャーをかけてるわけじゃないけど、100作目だからね』って言われて…ちゃんとプレッシャーを感じております。その手を握って裏切らないように、新しい風を吹かせられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っていた。
クランクインは2018年夏、放送は2019年4月~9月(全156回)を予定。(modelpress編集部)
「夏空」あらすじ
1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)はひとり、養父の柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。養女として、なつを引き取った酪農家族・柴田家は北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。剛男の父・泰樹は、なつのことを働き手にもならない、厄介者と言いながらも内心、不憫ふびんに思っていた。しかし子どもながらに、ここで生きると覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。こうした頑張りに心を動かされた泰樹は、孤児だからといって甘やかしたりせず、生きる術すべをとことんたたき込んでいく。なつもまた、天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。
小学校に通い始めたなつは、すてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカでブームになっていた漫画映画(アニメ映画)の魅力を教えられ、なつは“絵が動く”こんな夢のような世界があるのかと感動する。
やがて高校生になり、天陽が東京の美術大学に進みたいという夢を語ると、なつも自分の将来について考えるようになる。なつもまた天陽の影響で、絵を描く仕事につきたいと思うようになっていた。だが養父の剛男はなつが、一人息子と結婚して、牧場を継ぐことを望んでいた。
そんな折、生き別れていた兄が、東京で元気に働いていると知らされる。なつに旅立ちの日が近づいていた…。
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