木下百花(C)モデルプレス

元NMB48木下百花、卒業後の現状語る “教祖化”はメンバーに伝えた?謎に包まれたイベントの詳細は<会見一問一答>

2017.11.06 05:00

NMB48の木下百花(きのした・ももか/20)が、百花(ももか)と改名して再始動し、30日にイベント「百花イベント 今日の御言葉『生きるとは』~アナタも幸せの悦びに包まれてみませんか?~」を東京・東京キネマクラブで開催することが分かった。会見の一問一答を公開する。

  

木下百花 会見一問一答

―卒業では芸能界には戻ってこないという雰囲気もあったが、早めの再始動に思いはあったのか?

木下百花(C)モデルプレス
木下:ガチガチに決めてはなかった。実際に働きたくはないというポリシーはあって、人間の最大の楽である働かずにお金を儲けるということがNMB48にいたころはできてなかったので、いずれ何もせずともお金が入ってくるという状況を生み出したい。その活動を続けようかなと思った。

―不労所得が理想?

木下:そうですね。かなり時間がかかるというか、その立ち位置を確立するにはできるかできないか賭け事ですが、人生においてそういうスリルみたいなものは結構好きなので。

―イベントタイトル(※百花イベント 今日の御言葉『生きるとは』~アナタも幸せの悦びに包まれてみませんか?~)にパンチがある。一体何をするのか。

木下:タイトルを見た感想はどうでしたか?(報道陣に逆質問)

―ちょっと宗教的に感じます。

木下:直接的にそうなんですよとは言えないですけど、私なりに世界を作って、人を自分の手の中に収めるというのが私はすごく好きで。陥れるというか。自分の中にどんどん深くハマっていくのが私の中の幸せで、私の中に収めた時にみなさんにそれなりの夢を見せますよ、ぜひ私の中へ…ということです。

(プロインタビュアーの)吉田豪さんとトークイベントを開いたとき、百花さんはそういうことをしたらいいと思うと言われて。そういう才能があると言われて素直に受け取った結果、再始動するときはこのテイストでいこうと。

―今日の服装もそういうものを意識?

木下百花(C)モデルプレス
木下:真っ白って神聖なイメージがある。自分を神聖化するというか。

今のTwitterのアカウント名が、『スーパービーイングフリーター百花様』。スーパービーイングが神的存在という意味で、私のことを好きになった人にだけそういう風にみてもらえたら素晴らしい世界が作れるのではないかと。

―団体名は?

百花:全く考えて無くて、そのうちファンの方が作るんじゃないかと。自分たちで名前を付けだすのではと。

―NMB48のメンバーはこのことを知っている?

百花:あれ以降(卒業)連絡とった人いないですね。メンバーが嫌いということではなく自分がメンバーが甘えるわけにはいかないということで今は連絡はとってないです。

―メンバーで“百花教”にハマりそうな人は?

百花:結構いますよ。みんな闇深いんで。自信はあります。

―どういう層がターゲット?

百花:私は万人受けではないので好きなってくれた人に。自分にすごくハマる人は私と同年代か、女性の人が多い。女性の力はすごいので。

―手応えは?

木下:自分に何かを求めて期待する人が多くて、そういう人たちに何か希望的なものや面白いと思うものを与えたときに、みんな忠実になってくれる。私はそういう人たちの顔見るのが好き。

―NMB48時代も教祖感をもっていた?

木下:そんなに意識してなかったけど、自分がやることはそういう忠誠心がある人達に響くのかなと。

―最初はそんなキャラじゃなかったように思うが、活動中に呼び覚まされたものがあるのか?

木下:私が何かした時に崇めるというかその反応が快感で、だからといってしゃべることを変えていくことは自分的にそういう方向ではないが前と変わらず思っていることを正直にいこうと。

―不労所得を得たいということだが、活動を通してどのように?物を提供する?

木下:自分がやりたいことが2つあって。バンドをしようと思っていて、あとは洋服がすごく好きなので、自分が作った洋服でステージ上で歌えたらと。

―その2つの目標は至って普通だが、その最初の皮切りが発表されたトークイベントになる?

木下:トークショーではなくてライブでもないんですけど。自分の生まれ変わる演出で、生まれ変わるというか生まれる。生きるとは?というテーマで、教祖様が生まれましたとオープニングでやるんですけど、合唱曲とかを入れ込んで。

―(報道陣)…?

―(報道陣)合唱曲…?

―(報道陣)賛美歌的な…?

木下:『翼をください』的な。

―(報道陣)あ~…。

木下:途中に私が以前に脚本を書いた『百合劇場』をもっと自分の気持ちに忠実に書いたものにして。もう一人になったから百合はできないが、書いてて暗い気持ちになる話。

―1人で劇もするということ?

木下:いろんなものを混ぜ込んで、新しいことに挑戦しようと思って。見る人のことは考えてないです。あとで反応をしりたい。今やることは教祖が生まれて、途中に一人の女の子がものすごいひどい目にあって酷い終わり方をして、再び教祖が出てきてみんなで合唱するっていう感じにしようかと。

―何かにインスパイアされた?

木下:ないですね。オリジナルです。やめてから外に出てないし、自分ができなかったことをやる。

―イベントはライブ?ミュージカル?

木下:実際に歌うだけじゃなくてただただ言葉いうブロックもあるし、なんて言えばいいのか。

マネージャー:いろんなものを融合した『総合エンターテイメント』ですね。

―(報道陣)笑…

マネージャー:生まれ変わるということで名前も『百花』に変えます。

―改名の理由は?

木下:木下って邪魔だなと。4文字もいらないなと。

―現状、お金に困っている?

百花:お金にはまだ困っていません。ずっと溜めてきたので。辞めた瞬間に楽したいと思って、庶民の豪遊程度はお金がある。

―卒業してから変わったことは?

百花:変化がない。辞める前から休みの日に外に出ないというのがあって。変わったのは仕事がないくらい。仕事がないので会う人の量が一日に何十人単位だったのが0になったくらい。

―今後の活動拠点は?

百花:東京に出てくるって言葉が嫌いで。東京に出てきたらどうにかなるというが、夢のある街じゃない、恐ろしい街やと思っている(笑)

拠点はこっち。ごしゃごしゃしたところから攻めていきたい。

―(報道陣)ゴシャゴシャ…?

百花:渋谷とか山手線上じゃなくて、中央線から慣れていこうかなという。

―アイドル活動で得たものは?

百花:人の表情を読めるようになった。自分の商品価値の上げ方を考えるようになった。百花:自分にとっては最高な人生だった。普通に毎日辞めたい時期もあったし。自分も苦しい思いでしかないというかそれ以上に得るものが沢山あって、きれいごとになりますがかけがえのないものでした。


愛される“異端児”木下百花

木下百花(C)モデルプレス
1997年2月6日生まれ、兵庫県出身。1期生としてNMB48に加入。奇抜な髪色やぶっとんだブログの文章で異端児として知られるようになった。

個性派ファッションアイコンとして、雑誌「KERA!(ケラ!)」などでモデルとしても活躍。元々私服姿や男装姿が「イケメン」とファンの間では有名で、16thシングル「僕以外の誰か」(2016年12月28日発売)に収録されたソロ曲「プライオリティー」では、ホストになりきりパフォーマンスを披露した。

また、2017年1月に東京・神田明神で行われたAKB48グループ成人式記念撮影会では、ほかのメンバーが艶やかな晴れ着姿を披露したなか、私服のべージュのセットアップで登場。注目を集めた。

今年9月をもって同グループを卒業し、今後は“百花”と改名し、ソロで再始動する。(modelpress編集部)
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