志尊淳(C)フジテレビ

志尊淳、宇宙人役に挑戦 「世にも奇妙な物語」初出演&初主演

2017.10.03 05:00

俳優の志尊淳が、9日深夜から13日深夜まで5夜連続で放送されるフジテレビのドラマ『世にも奇妙な物語’17深夜の特別編』(※関東ローカル)で主演を務める。

  
1990年にスタートしてから27年にわたり斬新で多様なラインナップをとりそろえ、ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが“奇妙な世界”へといざなってきた人気シリーズ『世にも奇妙な物語』。14日に放送が迫った『’17秋の特別編』に先立ち、このたびスペシャル帯企画『’17深夜の特別編』の放送が決定。テーマは、今年の流行語大賞とも言われているフレーズ“忖度(そんたく)”。タイトルもずばり「SON-TAKU」で、志尊が『世にも奇妙な物語』シリーズ初出演、初主演を果たす。

志尊淳(右)(C)フジテレビ

志尊淳が宇宙人に!

事件は、とある飲料メーカーの創業25周年を記念した新商品の開発会議で起こる。富田圭介(志尊淳)は少し先輩の女子社員・山口未希(山崎紘菜)と共に企画プレゼンに参加している若手社員。しかしその正体は、とある調査のために地球に潜入した宇宙人トミー・R2Xだった。

(左から)山崎紘菜、志尊淳(C)フジテレビ
富田ことトミー・R2Xが特別に調査を任命された地球人独自の驚くべきコミュニケーション手段とは“忖度”。意気揚々と新企画のプレゼンをする未希だが、さまざまな階級の重鎮を前に、さまざまな形の“忖度”が行われ、徐々に窮地に追い込まれていく。未希に対し「特別な感情はない」としつつも、つい特殊宇宙人能力を使ってこっそり未希を救ってしまう富田。しかし、“忖度”だらけの会議で奮闘する未希に芽生えたある感情にふと気付く。そして未希の最大の窮地に際した富田は、自分なりの“忖度”の結果にたどり着き…。

志尊淳(C)フジテレビ
シリーズ初出演・初主演となる志尊は「『世にも奇妙な物語』は小さい頃から見ているビックタイトル。初めて出演させていただき、さらに主演として真ん中に立たせていただけると聞いた時は驚きました。こんな機会はなかなかないですし、うれしい気持ちでいっぱいです」とコメント。

『世にも奇妙な物語’17深夜の特別編』より(C)フジテレビ
宇宙人という役については「みんながイメージする宇宙人らしい宇宙人の役どころにしたいと思って演じました」と明かし「ファンの方々には、志尊淳が初めての宇宙人役を、自分にしかできない宇宙人をすごく考えながら演じているところを見てほしいです」とアピールした。(modelpress編集部)

『世にも奇妙な物語’17深夜の特別編』より(C)フジテレビ

志尊淳 コメント

― 『世にも奇妙な物語』シリーズに初出演、初主演して感想は?

『世にも奇妙な物語』は小さい頃から見ているビックタイトル。初めて出演させていただき、さらに主演として真ん中に立たせていただけると聞いた時は驚きました。こんな機会はなかなかないですし、うれしい気持ちでいっぱいですね。

― 撮影を終えて感想は?

僕の『世にも奇妙な物語』のイメージって、ほんとに奇妙な感じ、“え? どういうこと?”とか“なんだろう?”と思っていたことが多かったです。『世にも奇妙な物語』にはいろいろなテイストの作品があると思いますが、今回の作品はすごくコメディータッチでポップで笑える『世にも奇妙な物語』だと思います。この作品は今年話題になった“忖度”という言葉がモチーフになっていますが、ただの“忖度”だけじゃなくて、日本の会社の中でのヒエラルキーであったり、立場であったり、そこに友情とか人間関係が絡んでくる…。台本を読ませていただいて、なんだかすごく良い話だなと思いました。“忖度”ってなんだって思っている方は多くいらっしゃると思います。この作品の中ではこれは“なになにの忖度”といろいろな“忖度”をジャンル分けして、“忖度”の言葉の使い方をおもしろく伝えています。僕もこの作品の撮影に入るまでに忖度という言葉を聞いたことはありましたが、具体的にはどういうことなのだろうと思っていました。抽象的に知っている言葉の一つだったのですが、それが具体的にわかり、決して遠い世界の言葉じゃないとわかりました。政治や大人の世界だけでなく、子供の世界にもある身近な言葉だなと思いました。

― “忖度”についてどのように思いますか?

社会に出るということは“忖度”をすることだと僕は思います。“忖度”を悪いことだとは、僕はまったく思わないんです。人間関係を築く上で大事なことだし、そういうものが重なって社会が成り立っている感じがします。目上の人に対しての気遣い、親切心の“忖度”、おもんばかるというか思いやりの“忖度”があり、それは大切なことなんじゃないかなって思います。

― 役どころについて

台本を読ませていただいて思ったのは、基本としてモノローグ(心の中の独白)の話であるということです。モノローグには、例えば二面性のある人のモノローグや、会社の中の立場で“忖度”した発言をするけど自分がほんとうに思っていることとは違うというモノローグ…。いろいろなモノローグの役作りがあるなかで、会社の中にいる存在としてリアリティーを持ちつつ、リアリティーとは逆に、みんながイメージする宇宙人らしい宇宙人の役どころにしたいと思って演じました。宇宙人という役柄に対してすごく意識したのは目線のやり方や無表情の時は無表情でいること。でも心の中では何言ってんだよおまえら!と思っている。そのギャップをうまくバランスよく演じられたらと意識して演じました。今回の話は5話連続のものなので、役を演じていく過程でだんだんと感情が育っていく感じでした。ただただ無表情でずばっと様々な“忖度”にツッコミを入れていく中で、ラストに向かってに美希に対する感情が芽生えていく。宇宙人でも変わっていく。そこがセカンドストーリーになる役どころです。

― 作品のみどころについて

この作品は見ていてすごくテンポがいいです。他にもいろいろ面白い要素があるんですが、特に作品の世界観ですよね。言葉で伝えるのが難しいのですが、非現実的なのに、すごくわかりやすくて印象づけやすい笑いの方向に持っていってくれる。でも僕の役は、冷やかしで地球に来ているのではなく、地球の“忖度”を学びに来ているという設定がしっかりとある。その設定の中で宇宙人が関心を持ち、宇宙と地球では違う部分がある。そこに笑いが生まれるんです。でも宇宙人じゃなくても価値観の違いって感じる部分があると思うんですよ。だから宇宙人という設定でありながら、すごく共感できる部分があって、テンポよくポンポンと話が進んで展開が読めない。すごく挑戦的な作品だと思います。『世にも奇妙な物語’17秋の特別編』を楽しみにしている皆さんに、事前放送する『’17深夜の特別編』として、“こういう作品がいっぱいあるんだったら『世にも奇妙な物語』を見たい”と思ってもらえるような作品になっていると思います。どこを見てほしいというよりも、僕が宇宙人を演じた初めての作品なのでそこを見てほしいし、全体のストーリー展開がすごく面白いので、多くの方に見ていただけたらなと思います。

― 視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

初めて宇宙人役に挑戦させていただいています!劇中にちりばめられたいろいろな設定の中で今年のトレンドである“忖度”が巡っていて、“忖度が日常であり、しがらみを抱えている人”もいれば、“(忖度のおかげで)優越に浸っている人”もいる。さまざまな“忖度”でさまざまな感情が芽生えている人たち。おのおのキャラがたっていて、互いに肯定も否定もしない。ただ宇宙からきた僕がそれを見ている。その中で人間味あふれる、情があるシーンが展開していく。とにかく楽な気持ちで見ていただけたらなと思います。ファンの方々には、志尊淳が初めての宇宙人役を、自分にしかできない宇宙人をすごく考えながら演じているところを見てほしいです。ちょっとリアリティーのある宇宙人姿でみなさんの会社にも潜んでいるかも、こういう人いるかもって思われるよう目指してみたので、楽しみにしていただけたらなと思います。

志尊淳(C)フジテレビ

編成企画・加藤達也氏(フジテレビ編成部)コメント

今年を象徴するキーワード“忖度”を、『世にも奇妙な物語』でいち早くドラマ化しなければと思い、企画しました。会社の中で繰り広げられる人間模様を拡大解釈したコメディーです。一見ハチャメチャに見える主人公たちですが、そんな姿も、現代社会で働かれている方にとってはあるあるネタであり、思いっきり共感できる作品!? になっていると思います! 見終わった後に、また仕事がんばろうと思えるような、バカバカしくもスカッとできるドラマをお届けできればと思います。宇宙人役がハマりすぎてもカッコいい志尊さんにもぜひ注目してください。

放送日時

10月9日(月)深夜24時25分~24時35分
10月10日(火)深夜24時25分~24時35分
10月11日(水)深夜24時35分~24時45分
10月12日(木)深夜24時40分~24時50分
10月13日(金)深夜25時25分~25時35分
(※関東ローカル)
【Not Sponsored 記事】

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