小林麻央さん死去 姉・麻耶との強い絆「私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたこと」
2017.06.23 16:19
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歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が23日、都内で緊急会見を行い、乳がんのため闘病中だった妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(享年34)の死去を報告。献身的なサポートを続けてきた姉でフリーアナウンサーの小林麻耶(37)も麻央さんの最期を見守ったという。
小林麻耶「もっと妹の側にいたい」「妹のためには…」
麻耶は、2016年5月19日放送のフジテレビ系情報番組「バイキング」の生放送中に体調を崩し、都内の病院に救急搬送され長期休養。6月に麻央さんが乳がんを患っていることが明らかになった。2017年4月には、約1年ぶりにテレビ復帰。「もっと妹の側にいたい」という思いから休養を選んだというが、麻耶自身、心と体を取り戻すことに必死だったそう。それでも「何回か妹も大変な状況があり、そういうときは底力があった。自分のためには外出はできないけど、妹のためには外出できたんです」と妹への愛が自らの原動力になっていたことを語った。
今月6日に行われたイベントでは、麻央さんの病が発覚した際のエピソードを紹介。麻耶が仕事を辞めてずっとそばに付いていたいと伝えると、「何を言ってるのお姉ちゃん。元気に番組をやってる姿を見たい。それで元気になるから!」との言葉が麻央さんから返ってきたという。
また、4月に麻央さんが輸血によって命が救われたことを告白し「あの輸血がなければどうなっていたかわかりません。血液バッグには誰からの血液って名前が書いてません。でも献血している人がいるから、私の妹は命をつなぐことが出来ました」と話した。
6月2日のブログでは「私は、サポートに力を入れたい」と麻央さんのために時間を費やすと宣言。麻央さんとの時間を少しでも多くするために、「自分の時間をより濃密に出来るよう工夫したいと思っています」と目標を掲げていた。
麻央さん「私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたこと」
2016年9月1日に開設したブログで麻央さんは、度々麻耶についてつづり、深い愛情を示してきた。「私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたことだと思っている」(2016年9月5日付)、「姉は、私のいろいろの源。生まれたときから一番長く知ってる人間だもの」(2017年2月8日付)、「姉が倒れた日 ぷるぷる震えながら『まおちゃんごめん。助けられなくてまおちゃんゴメン。でももう大丈夫。私が救うから』と叫んでいたことを思い出します。私にとって大切な姉です。悲しませたくないのです。本当は」(4月1日付)。
麻耶との2ショットも多数公開され、笑顔の姉妹の姿に毎回大きな反響が寄せられていた。
小林麻央さん、22日夜に自宅で死去
海老蔵は会見で「昨日夜に、妻、麻央が旅立ちました」と報告。22日、自宅療養中だった麻央さんの容態が急変し、同日夜、海老蔵や麻耶、長女の麗禾ちゃん、長男の勸玄くんら家族に見守られる中、息を引き取ったという。麻央さんの最期について海老蔵は、涙を流しながら「これは本当に不思議なんですけど、最後に『愛してる』と言って、本当にそのまま旅だちました」と言い「『愛してる』の『る』は聴こえなかったかもしれないんですけど、『愛してる』と言って旅立ったのが、愛されていたのはわかっていたんですけども、最後の最後まで愛していてくれたことに…なんともいえませんね」と明かした。
昨年6月、海老蔵が記者会見において麻央さんが乳がんを患っていることを公表。9月に入ると麻央さんは自身のブログを開設。入退院を繰り返しながら、ステージ4のがんと闘う日々や子どもたちの成長、海老蔵の支えなどを今月20日まで発信し続けていた。(modelpress編集部)
情報:小林麻央さん、小林麻耶
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