AKB48島崎遥香、ステージでは見せなかった涙が落ちた瞬間…「アイドルになって良かった?」<一問一答/卒業公演後会見全文>
2016.12.27 00:54
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26日、東京・秋葉原のAKB48劇場にて「島崎遥香卒業公演」が行われ、終演後、島崎遥香が囲み取材に応じた。会見では終始マイペースな“ぱるる節”が炸裂し、笑顔が溢れていた。以下、会見の一問一答全文。
目次
卒業公演後の心境
― 挨拶というか一言をお願いします。島崎:今日卒業公演を終えました。はい、挨拶ってなんだろう(笑)?
― 卒業公演を終えられて心境をお願いします。
島崎:まだなんかこれからも劇場に立つんじゃないかなくらいの心境。卒業したなあって思えないですね。
― 例えば今日劇場に向かう間に色々考えたりしましたか?
島崎:あー!してないです。すごい眠くて(笑)。徹夜で昨日練習してたので、朝は不機嫌なので、「眠いなあ」って向かいました。
― 練習の成果は出せましたか?
島崎:はい、出せました!リハーサルまで出来なかった振付があったんですけど本番ではバッチリ出来て、本番に強いところを見せれました。
― 最後の舞台に立った感想はいかがですか?
島崎:やっぱり10代であそこから始まってそこから1人ずつファンの方が増えた場所だったので、今日も初めてのお披露目公演に来て下さったファンの方が、久しぶりに来て下さったりして(舞台)袖で見て泣きそうになったりとかして。そう思うと、やっぱり劇場はすごい思い出があるので立たなくなるって思うと、不思議な感覚です。
― 同期の方も来てくれましたね。
島崎:永尾まりやは卒業したのにわざわざ駆けつけてくれて、しかも歌まで一緒に歌ってくれてありがたい。
AKB48で一番の思い出
― AKB48で一番思い出に残ってることってありますか?島崎:やっぱりデビュー公演は印象深いですね。今まで普通の学生だった自分がステージに立って人前で何かをするっていうことが無かったし、「ぱるるー!」って呼んでくれるのが、なんていったらいいんだろうなあ…なんでしたっけ、質問(笑)?当時は頭が真っ白で、踊りも苦手で棒立ちで立ったりしてたのでそれが懐かしく思う。
― 今日の衣装は?
島崎:お気に入りです!衣装さんが何週間もかけて徹夜して手作りで作って下さって。徹夜して。こういう刺繍の服が好きなので愛がこもってるなあって嬉しいです。
― 一番楽しかったことは?
島崎:AKBの1回目の運動会です!初めてのイベントだったので、運動会やるっていうのがすごい新鮮で楽しかったです。
― 一番辛かったことは?
島崎:細かいことでこれが大きく辛かったってことはないですね。
― 後輩にはどんなことを期待してますか?
島崎:私なんかが後輩にアドバイス言えるような立場じゃないので、なんて言ったらいいか分からないけどみんな可愛い後輩たちですから。1人1人私が成長したように劇場で一歩一歩成長していってほしいなあと思います。
― 卒業した先輩から何かお言葉は頂きましたか?
島崎:24日の握手会にたかみなさん(高橋みなみ)が何故か来てて、そのときに「卒業なんだね~」って(笑)。軽い感じです。私も「そうなんです。卒業なんです~」って会話です。
― 誰かに卒業を伝えたいとかは?
島崎:皆さんがこうやって卒業するって伝えてくださるから、来て下さったものにお返事していけたら。
卒業で恋愛解禁…理想のデートプランは?
― 卒業すると皆さんに聞くんですけど、“恋愛解禁”となりますがどうですか?島崎:この質問すごい待ってて。これが卒業した後の定番の質問じゃないですか?今までなかったんです!それで、初めてされたので今すごく嬉しいです。
― どうですか?恋愛は?
島崎:え~なんだろうな~。でもクリスマスも過ぎてしまったし、かっこいい人がいいな(笑)。
― 面食いなんですね。
島崎:そうなんです(笑)。
― イケメン好きなんですね。
島崎:そうなんです(笑)。
― 来年のクリスマス、こんなとこにデートに連れてってほしいな、とかは?理想のシチュエーションとか?
島崎:ん~難しい…(フランスの)パリ!パリに行きたいです。お散歩したいです。1回行ったことがあってそれで好きになりました。
― じゃあ、そこに彼氏が出来たら一緒に行きたい?
島崎:まあ、絞り出したらという感じです。
― いつ頃になりそうですか?
島崎:ねえ、いつ頃になるんでしょう?だから皆アプローチ待ってます。本当にモテないので、モテたいです。自分からはしない。
― 今の質問で卒業実感出来ましたか?
島崎:出来ました。ありがとうございます(笑)。
卒業後の活動は
― 今後はどういう活動をしていきたい?島崎:こういうことがしたいって言って出来る仕事でもないんで、こんなお仕事しませんか?って言って下さった方に対して、1つ1つ事務所の方とお話しながらやっていけたらなって思います。
― 例えば女優さんとか歌手とかは?
島崎:オファーしてくださる方がいるのであればそのお仕事をやらせて頂ければなと。
― もし叶うのであればこんな役をやってみたいってのはありますか?
島崎:(熟考して)「星の王子さま」(笑)。大好きなので、それに関わるお仕事を。おじいちゃんが本が好きで、おじいちゃんが初めてくれた本なんです。
“塩対応”から“神対応”にシフトチェンジ?
― 島崎さんと言えば“塩対応”というキャッチフレーズが印象的ですが、正直“塩対応”とずっと言われるづけることに対してはどう思ってましたか?島崎:うーん、なんか、最初は悲しかったんですけど今思えば、それを元々は私のことが好きじゃない人が言ったのが「めちゃイケ」さん(「めちゃめちゃイケてるッ!」フジテレビ系、毎週土曜よる7時57分より)が私のことをピックアップして下さった回があって、それでその言葉が全国的に広まって流行語大賞にノミネートして…ノミネートされたときはちょっと嬉しかったです。
― 卒業後は神対応にシフトチェンジするなどの予定は?
島崎:塩対応したつもりもないので、皆さんがどう思うかは分からないですが、このまま自分らしくいたいです。
― 31日には「第67回 NHK紅白歌合戦」がありますが、(AKB48「夢の紅白選抜」で)1位になりたいとは思いますか?
島崎:出れるだけでいいです。とりあえず、48人の中に選ばれるだけで充分なので。どうにかして入れたらなと。
最後の劇場公演で泣いた瞬間
― 今日は最後涙がなかったと聞いたんですが、泣けなかった?島崎:自分の中でセンターの「ハイテンション」っていう曲を頂いて、歌詞の中で「最後の一瞬もハッピーエンド」っていう歌詞があったので、秋元(康)さんがそう思っているんだろうなって思って、「最後はハッピーエンドで終わりたい」って笑顔でいました。
― ウルっとはならなかったんですか?
島崎:ウルっとはなりましたよ。落ちなかったですけど(笑)。
― それはどこらへんで?
島崎:同期の皆が並んでて、私がお客さんに背中を向けて皆の顔しか見えない立ち位置でそのときに皆が泣いていてそれを見てウルっと来たのと、あとは本当にデビューした当初のファンの方が何人かちらほら見たときにウルっと来て「ああもうだめだ」って思って泣かないように見ないようにしてました。でも最後お見送りがあって、そこで至近距離で見たときは泣いちゃいました。ステージ上では無かったんですけど。
― ファンの人にはどういうメッセージを伝えたいですか?
島崎:話したらキリがない長さになってしまうので「本当にありがとう」って一言で終わらせて頂きました。あとはもう自分の気持ちも整理がついていないので、後日モバイルメールを通して思いを改めて伝えられたらなって思います。
― 今日の卒業公演は楽しかったですか?
島崎:楽しかったです。
SMAPにコメント
― 今日公演の最初に(26日に最終回を迎えた)「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)のお話もされていましたが、奇しくも同時になったんですけどそれについてはどうですか?島崎:(スマスマがあるのに)こんなにたくさんの方が集まって下さって光栄です。
― 「被っちゃったな」という不安はあった?
島崎:“出たい出たい”っていうタイプじゃないので被ってくださってありがとうございます(笑)。隠れたいので。
― いつも「SMAP×SMAP」は見ている?
島崎:中居(正広)さんは、映画「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」(2013年)っていう映画で共演させて頂いてから、本当に歌番組やバラエティ番組でお会いするたびに話しかけてくださるので、本当に、それはすごく嬉しくて、そこで元気になれたりとかしてて…だから私も早く帰ってスマスマ見たいです(笑)。
― 何か心に残っている言葉はある?
島崎:いつもお決まりで言ってくださるのは「元気?疲れてない?眠い?」です。「帰りたい?」とか(笑)。
アイドルになって…「人生が変わるような職業」
― 今日最後の曲を「君は気まぐれ」にした理由は?島崎:あれは元々チームAの曲で、誰にあてて書いた曲でもないんですけどなんかスタッフさんやらメンバーから「私っぽい歌詞だよね」っていうざわめきがあり、自分でもちょこっと思う部分があって、なおかつ明るく終わりたかったので選びました。
― (卒業ソングの)「Better」を始めてもらったときの気持ちは?
島崎:もう、涙が止まらなかったです。号泣しました。PVのときにギリギリ届いて撮影中に泣きました。
― 秋元さんからは何か?
島崎:「お疲れ様でした」だったかな?恥ずかしがり屋なのですぐどっか行っちゃってあんまり話せてないです。
― アイドルになって良かったですか?
島崎:すごい深い質問ですね…どうなんだろう。でも、アイドルにならなかった自分を想像したらフリーターだったんじゃないかってくらい何も取り柄がなくて、ゆとりみたいなこと言っちゃうんですけど、これでAKBのオーディションでスタッフさんに拾ってもらって人生が変わるような職業をさせて頂いてよかったなとそれは本当に思います。
― 家族から言葉は?
島崎:家族とは写真しか撮ってないです(笑)。
― どんな女優になっていきたい?
島崎:まだ女優さんになれるか分からないですけど。自信がないので。でも、1人1人違うと思うんで、自分らしい芝居が出来る方いいのかなと。誰かの真似してもあれだから自分らしさは今までもこれからも守っていきたいというか。
― 今日来れなかったファンにメッセージを。
島崎:自分では秋葉原の劇場250人っていうキャパは大きいものだと思ってて、何故かと言うと自分に最初「応援してるよ」って言って下さった方は、本当に片手に入るくらいしかいなかったから。それが250人満員で入ってしかも何人もチケットが外れて来れなかった方がいるっていう状況が、有り難いなと。
― 最後、報道陣に一言。
島崎:皆さんとはやめない限りまたお会いすると思うので、優しい質問をお願いします(笑)。(modelpress編集部)
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