北川景子＆二階堂ふみが初共演 「本当に号泣した」“しあわせの記憶”明かす

北川景子＆二階堂ふみが初共演

姉妹を演じる北川とに二階堂は、同ドラマの撮影で初対面を果たし、二階堂の出演する映像作品を多く観ているという北川は、「『ああ、二階堂さんと共演できるのだ！』と思ってすごく嬉しかったです」と素直な心境を吐露。

二階堂とは「ぜんぜんタイプが違う」といい、「さっきも、私は『ふみちゃんの顔がかわいい。こんなにぱっちりした目で、こういう外国人みたいな顔がよかった』と言ったら、ふみちゃんが『北川さんみたいにシュッとした顔がよかった』って話をされて。女同士、姉妹だったらこういう話をするのかなと思いました」と笑顔を見せた。

二階堂ふみ「とってもきれいなお姉ちゃん」

対して、北川との共演について「私は兄弟がいなくて1人っ子なのですが、とってもきれいなお姉ちゃんができて嬉しいです。すごくお姉ちゃんに甘えることができるので」と歓喜した二階堂。

北川が明かしたエピソードを「ほんとうに北川さんみたいなシュッとした顔立ちに憧れています」と振り返りつつ、「まさに『無い物ねだりなのですね』みたいな話はしていました」と交流の様子を語った。

北川景子・二階堂ふみが姉妹役

同作は「家族って何？」をテーマに、人気脚本家・大石静氏によるユーモアとペーソスたっぷりに現代家族の姿を描いた物語。借金を抱え離婚し、家を去った「風来坊」が、しばらくぶりに舞い戻り、別れた妻の再婚話や悩める2人の娘の生活に首を突っ込んでいくことで、周囲の人々は自分の本当の気持ちに気づかされることとなる。

北川が、5年前に父親・太郎（渡辺）が突然いなくなって以来、家族を支えてきたしっかり者の姉・夏波役を、二階堂がしっかり者の姉とは対照的に、やりたいことも、好きなことも特になく、大学を卒業するも就職に失敗し、アルバイト先では毎日怒られているという冬花役。自身の役柄について二階堂は、「すごくできてしっかり者で美人でというお姉ちゃんに、どこか『私はちょっと…、お姉ちゃんみたいにしっかりできないし…、でも、甘えたいし…』みたいな」と紹介した。

北川景子の“しあわせの記憶”

取材会では、ドラマのタイトルにちなんで、それぞれの“しあわせの記憶”を明かす一幕も。

北川は、劇中のシーンに絡めて、自身のピアノの発表会について語りだし、「譜面は全部（頭に）入れて、楽譜を外して発表会をするというときに、おじぎをして、これから演奏しますとおじぎをあげたら、まったく自分の曲が思い出せなくなってしまって、ひとつも弾けなかった時間が10何秒くらいありました。ピアノの先生が、『この子、本当に思い出せないのだ』と理解して譜面を持ってきてくれたのですが、譜面があるのにボロボロで」と述懐。「ほんとうに号泣したときに、親がすごく優しかったのを覚えています」と当時を思い返し、「すごく悲しかったのですが、今は『幸せだったな』と思います」とほほを緩めた。

二階堂ふみ「親子なのだな」

一方、「大きな車が好きで、運転をすることが好きで、3年前に免許を取ったときが幸せな瞬間でした」と振り返った二階堂。「そのあと、すぐに中古車なのですが自分の車を買って、乗りたかった車に乗ることができました」と続けた。

さらに、二階堂は「実は、小さいころを思い返してみると、父が大きな車に乗っていて、私を迎えに来たときに、助手席に乗った私が『わあ、大きな車いいね』と言ったところから、たぶん私も大きな車が好きになりました」と回顧。「そういうときに、『親子なのだな』と感じました。脚本の中にも『記憶の中に家族というものはある』というセリフがあって、確かに、そういうことだなと思いました」としみじみと振り返った。（modelpress編集部）