新垣結衣主演「逃げ恥」トレンド埋め尽くすワードセンスも魅力「ハグ=資源ごみの日」「恋人のおいしいところだけが欲しい」
2016.11.09 15:48
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女優の新垣結衣が主演をつとめるTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜よる10時)第5話が8日、放送された。印象的な台詞が多数登場し、話題を呼んでいる。
新垣結衣が星野源と“契約結婚”
原作は、月刊「Kiss」(講談社)で連載中の海野つなみ氏の同名漫画。彼氏なし・院卒なのに内定ゼロ、さらには派遣切りにあい誰からも必要とされない辛さ、居場所の無さを強く感じている25歳の主人公・森山みくり(新垣)が、あることがきっかけで恋愛経験の無い独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)と「仕事としての結婚」をすることになる、“夫=雇用主、妻=従業員”という契約結婚を描いた社会派ラブコメディ。脚本は同局系『空飛ぶ広報室』(2013年)、日本テレビ系『掟上今日子の備忘録』(2015年)で新垣とタッグを組み、映画『図書館戦争』シリーズ、TBS系『重版出来!』(2016年)など原作ものの脚本で高い評価を受けている野木亜紀子氏が担当している。
“ハグの日”を制定
恋愛感情を持たないはずの“妄想女子”みくりと“ウブ男”津崎が、同じ屋根の下で暮らすうち、徐々にお互いを意識し出していき、ゆっくりと距離を縮めていくムズキュン(“ムズムズ”しながら“胸キュン”)なストーリーに支持が集まっている同ドラマ。中でも見どころは、大学院で学んだ心理学の知識を駆使した“小賢しい”思考で、冷静に突拍子もないことを申し出がちなみくりのコミカルなワードセンス。第5話では、津崎と家の中でぎくしゃくせずに済む最適な解決法として、恋人同士になることを提案。「恋人のおいしいところだけがほしいんです」と訴えかけた。
さらに、2人が、“ハグの日”を毎週火曜日に制定したシーンでは、「資源ごみの日で覚えやすいです」と笑顔で頷き。「出しましょう、親密感」「醸しましょう、新婚感」が2人の合言葉となる。
毎回、放送中にはTwitterのトレンドに、「#逃げ恥」「ガッキー」「ひらまささん」といったワードが並ぶが、8日放送時は「資源ごみの日」「ハグの日」「親密感」なども加わり、トレンドを埋め尽くす事態に。シュールな台詞には「資源ごみの日って何言ってるんだ君たちw」「ハグの日って突っ込みどころしか無い!」と視聴者からツッコミが殺到。
また、「恋人の美味しいところだけほしいんです!は完全に名言。めっちゃ分かる」と共感も呼び、「名言がボロボロ出てくるドラマ」「今日も名台詞だらけ」と反響が寄せられている。
星野源、石田ゆり子、大谷亮平の台詞も光る
また、みくりを取り巻く周りの登場人物の、笑えるだけではない、深く考えさせられる台詞も度々話題に。津崎の会社の後輩で結婚に否定的なスーパーハイスペックイケメンの風見涼太(大谷亮平)は、結婚を迫る彼女を振ったシーンで「じゃあ君はなくても困らないもの、わざわざ買う?」(第1話)と強烈な一言。
一方、みくりの伯母で化粧品会社に勤めるバリバリのキャリアウーマンだが、生涯独身で男性経験がない百合(石田ゆり子)は、過去の恋愛を振り返り「人を好きになるのってさ、不安になるのよね。自分が自分じゃなくなって、足元がぐらぐらして。委ねられないうちに何処へも行けなくなるんだわ」(第4話)としみじみと語った。
そして、これまで恋愛において成功体験がなく、自尊感情が低い“プロの独身”津崎は、みくりから「私は平匡さんが一番好きですけど」と何気なく告げられ感激のあまり「(言葉の)浸透力、半端なーい!」(第3話)と絶叫。みくりとの別れを覚悟した際には「いいなあ、愛される人は…」(第4話)という切ないモノローグで、シンプルながらも心に刺さる台詞を連発。
毎回それぞれのキャラクターに自身を重ね合わせ、感慨に浸る視聴者の声も目立っている。
視聴率は右肩上がり
第5話の平均視聴率は13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、同局火曜10時ドラマ枠の歴代最高視聴率を初回から連続で更新中。
来週放送の第6話では、2人が“新婚旅行”という名の“社員旅行”へ。新たにどんな台詞が飛び出すか、ストーリーの展開とともに楽しみにしたい。(modelpress編集部)
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