1位に輝いた指原莉乃(C)AKS

史上初2連覇の指原莉乃「複雑な気持ち」 “ライバル”渡辺麻友への想い…自身の卒業にも言及<会見一問一答>

2016.06.19 00:49

「第8回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟で行われ、HKT48指原莉乃が過去最多となる243,011票を獲得。史上初の2連覇を達成した彼女は、イベント終了後、報道陣の囲み取材に応じ心境を語った。

  
1位に輝いた指原莉乃(C)AKS
指原莉乃(C)AKS
以下、会見一問一答全文。

― おめでとうございます。初の2連覇を達成した率直な気持ちを教えてください。

指原莉乃:総選挙は今まで、1位を前田敦子ちゃん、大島優子ちゃんと繰り返してきました。私が1位になってから、(渡辺)麻友ちゃんにかわり、また私が去年1位になって、そしてこうしてAKB48グループとして初の連覇を成し遂げることができました。率直に、ずっと学校に行っておらず、毎年スピーチでも話しているんですが、不登校だった私がみんなのライバルになり、みんなの目標になることがとても嬉しいです。あのとき、何かを諦めてグループを受けていなかったらと思うと、考えられないくらい。あのときの私に、今こんなになったんだよって教えてあげたいです。

― 2連覇を達成できた1番の理由について、ご自身ではどう思われますか?

指原:今はファンの方に嘘をついていない自信があります。今までたくさんファンの方に嘘をついてきました。でも、今の私は嘘をついていません。今は好きな人がいるときは、いるって言っちゃってますし、ファンの方が悲しんじゃうときもありますけど、それでもファンの方が、さっしーが好き、莉乃ちゃんが好きと言ってくれることが一番嬉しいので、私はそれが秘訣なんじゃないかなと思います。

― 24万票を超える、すごい票数が集まっていますが、そのことはどう思いますか?

指原:票数も同じく、史上最多ということで、私がそんなすごい記録になっていいのかなと思うと同時に、今後AKB48グループの若手、HKT48の後輩たちがそれに追いつけ追い越せで、頑張ってくれたらいいなと、私もみんなの目標になれたらいいなと思っています。とっても嬉しいです。

― 指原さんが先頭を走ることによって、HKTの飛躍も目立っているんですが、その点に関してはどう思いますか?

指原:今回、HKTメンバーともお話したんですが、熊本で震災があったことによって、元気のない九州のファンのみなさんがたくさんいると聞いています。少しでも元気が与えられるよう、投票してもらうという形にはなるんですが、私たちが頑張っていることで、元気が届くといいなとメンバーと話しました。余計にメンバーも気合いが入っていたので、メンバーはこの結果を嬉しく思っていると思います。

― 指原さんの地元・大分でも地震で不安な暮らしをなさっている方がいらっしゃるので、そこにも一言。

指原:先日、大分に帰り、被害の大きかったと言われている、由布院の方に行きました。そのときに、職員の方に今こうして、観光のお客さんが減っているというお話をお伺いしたので、私が1位になったこともありますし、また由布院や大分に帰って、たくさん観光して、由布院は大丈夫だよとアピールできたらいいなと。1位になったことでもっとアピールできると思うので、その辺がとっても嬉しいです。

― 凱旋も?

指原:早めに帰りたいと思います。

― 1位になったら、公約の話もでていましたけど、お考えのことは?

指原:元々、ダチョウ倶楽部さんに弟子入りして、水着に生着替えしてそのまま踊るっていうことを考えていた。ダチョウ倶楽部さんとスケジュールがあえば、早めにコンサートで水着になれれば。ただ脱ぎたいだけの人みたいに思われるとあれなんですけど(笑)、早めに脱げたらなとは思っています。

― HKTメンバーの飛躍について、どう思いますか?

指原:スピーチでも話したんですが、後輩が前に出てくることが、1番の私の幸せで、1番の原動力になっているので、何より嬉しかったです。特に矢吹奈子は、私に憧れて東京から福岡に引っ越してくれたくらい、私が決心をさせてしまった子なので、とても嬉しかったし、安心しました。

― 全体を通してHKTのメンバーにも。

指原:悔しい思いをしているメンバーもたくさんいるとは思いますが、はるっぴ(兒玉遥)もはじめて選抜に入りしましたし、宮脇(咲良)もひとつランクアップしているので、来年はもっともっとHKTに期待していいんじゃないかなと。この1年もっともっと輝くメンバーがいるんじゃないかなと思っています。

― 渡辺麻友さんについてライバルとおっしゃっていましたが、話しましたか?

指原:たくさん話しました。普段マスコミの方やファンの方に誤解されがちなんですけど、私と(渡辺)麻友ちゃんとっても仲が良くて、いつもふざけ合っていて、もうすでにたくさん話しました。自分たちの本当の気持ちっていうのは、8年くらいの付き合いになるので、恥ずかしくて言えなかったんですけど、今日改めて絆を感じられてよかったです。

― 史上最多の得票数ということについて、秋元康さんに報告しましたか?

指原:純粋に嬉しいですね。私なんかでいいのかなという思いもありますが、私なんかが連覇してごめんなさいとまずは秋元さんに謝りたいと思います。

― どんな曲がいいですか?

指原:日本告白プロジェクト?(「告れ日本」だそうです)「告れ日本」というテーマがあるそうなので、「告れ日本」でこの夏大ブームを起こすだろうなと思います。

― 2連覇達成ということで、給料が上がるのでは?

指原:事前交渉すれば変わったと思うんですけど、これからも給料制で頑張ります。あと、あっちゃんと優子ちゃんからもすでにメッセージが来ておりまして、優子ちゃんからは「すごいかっこいいよ」って来て、あっちゃんからはボイスメッセージが送られてきて「花束を届けられなくてごめんね、おめでとう」って言ってもらいました。

― この新潟で行われた選挙で優勝しましたが、NGTのメンバーについても。

指原:NGTのメンバーが裏ですごく泣いていました。今回、新潟で開催してもらったのに、私たちが不甲斐なくて悔しいって言ってました。ただ、その想いはいつか新潟の皆様に届くと思いますし、今後一生新潟で開催されないってことでもないと思うので、NGTのメンバーにはさらに頑張ってもらって、私が1位になってしまったんですが、ここ新潟を“第3の故郷”として、愛したいと思います。

― 連覇について、大島さんや前田さんも達成できてないので、その2人を超えたって認識とかありますか?

指原:えーー主演ドラマがこの調子で決まればそう思えるんですけど、仕事の内容的には何も変わらないので、まだそうは思えません。

― 女王・指原さんから見た、宮脇さんはどんな存在ですか?

指原:プライベートでもすごく仲が良くて、いつもご飯に行っています。正直、いつか抜かれたら悔しいなという気持ちもありますし、その脅威も感じています。ただ、本番後に「鼻高々です」と言ってくれたのがすごく嬉しかったです。これからもHKT、はるっぴと3人で引っ張っていけたらなと思っています。

― 小嶋陽菜さんが卒業。指原さんは卒業というのは、頭の片隅にはあるんですか?

指原:じぇじぇじぇ!普通にどうですかね、現状とっても幸せなので、全く考えられません。(松井)珠理奈はあと5年って言っていましたが、私はさすがにそこまではいれないと思うので、今は卒業は全く考えていません。

― 気持ちとしては?何連覇目指したい?

指原:えー!絶対聞かれると思った!気持ちとしてはいけるところまでいきたいと思います。早くやめろと言われてしまうかもしれませんが、こんな私が初めてできた記録なので、なるべく長く続けられたらと思います。

― 外に求めるって見方もあると思うんですけど、そういうことは考えますか?

指原:逆にHKTをもっと盛り上げたいって気持ちになったので。麻友とも話したんですが、国民的アイドルって長く呼んでもらえるよう、頑張らなくちゃなと思っています。

― スピーチの中で、1位と認めて欲しいと言っていましたが、その真意を改めて教えてください。

指原:ヒール的な扱いをされることが多かったので、自分でも理由は分かっていますし、どうにか認めてもらおうってファンの方が頑張ったことを素直におめでとうって言って欲しかったってことですかね。

― NGTメンバーへアドバイスを。

指原:変にキャラを作り込み過ぎない。私は最初、男性が苦手キャラっていうのをなぜかやっていまして、それで痛い目見たっていうのがあるので、みなさんはそれに気をつけた方がいいよと教えてあげたいです。

― 2連覇という前人未到の景色を眺めているかと思いますが、この次に見る景色はどんなものがいいですか?

指原:ん~…ひとつの目標を達成してしまったといえば、そういうことになるので、できれば誰も見たことがない3連覇、4連覇につなげていければなと。それを楽しみに頑張りたいと思います。

― 今年の選抜メンバーは指原さんからみてどう?

指原:パッと後ろを見た感じ、本当に違和感がなく、仲良くやっていけそうなメンバーだなと思ったので、(横山)由依ちゃんに引っ張っていってもらって頑張りたい。作っていってもらって私はついて行きたいと思います。

― 叩けば埃が出ると言っていましたが、来週の週刊誌とか大丈夫ですか?

指原:100アモーレいるんで困りますね(笑)。

― 最後にメッセージを。

指原:私なんかが連覇という記録を成し遂げ、複雑な気持ちではあるんですが嬉しいです。自分のファンを心から誇りに思っています。今後、どんどん変わっていくAKB48グループ、みなさんも楽しみにしていてください。今日はありがとうございました。


過去の選抜総選挙結果

第8回速報順位:2位(41,127票)
第7回順位:1位/第6回:2位/第5回順位:1位/第4回順位:4位/第3回順位:9位/第2回順位:19位/第1回順位:27位


第8回AKB48選抜総選挙

AKB48の選抜総選挙は今年で8回目。第1回(2009)と第3回(2011)は前田敦子、第2回(2010)と第4回(2012)は大島優子、第5回(2013)と第7回(2015)は指原、第6回(2014)は渡辺麻友がそれぞれセンターを獲得。昨年に続き今回も立候補制を導入し、2016年3月23日時点でAKB48・SKE48・NMB48・HKT48に在籍しているメンバー、海外に専任移籍している元AKB48メンバーのいずれかを満たしている者が対象。

今回の総選挙では45thシングル選抜メンバー16名(1位~16位)のほか、アンダーガールズ16名(17位~32位)、ネクストガールズ16名(33位~48位)、フューチャーガールズ16名(49位~64位)、アップカミングガールズ16名(65位~80位)をファンの投票により決定するべく、全グループ総勢272名のメンバーが順位を競い合った。(modelpress編集部)

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