綾瀬はるか、TBS連ドラ単独初主演 三浦春馬らと英国ベストセラーに挑む<コメント到着>
2015.11.19 06:00
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女優の綾瀬はるかが、来年1月スタートの新ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系/毎週金曜よる10時)で同局系の連続ドラマ単独初主演を務めることがわかった。
今作は、日系英国人作家カズオ・イシグロ氏の同名小説が原作。イシグロ氏は世界的に権威ある文学賞・ブッカー賞受賞の英国のベストセラー作家で、彼の作品がドラマ化されるのは世界初。同書は2005年の発表直後から話題となり、英国で100万部を越えるなど、英語圏で大ベストセラーとなった作品だ。原作ではイギリスを舞台に描かれているが、ドラマでは舞台を日本に置き換え、イシグロ氏の透明感溢れる世界を描いていく。
世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和の3人はある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。子どもから少年・少女に、そして大人になる中で「生きる意味」を模索していく3人が大人になった時、運命に抗うのか、それとも運命に従うのか。愛情、友情、絶望、希望、そして生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリー。脚本は「天皇の料理番」「とんび」「JIN―仁―」「ごちそうさん」など、良質な作品を生み出してきた森下佳子氏が担当。2017年放送のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を手がけることも決定している森下が、生きること、愛することに真摯に向き合う3人の葛藤を正面から捉え、描く。
主演はコメディから真摯に生きる人物まであらゆる役を演じ、全ての世代から高い支持を受ける綾瀬。「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN―仁―」などTBSでも多くの名作ドラマに出演している彼女だが、同局系の連続ドラマで単独初主演を務める今作では、人望も厚く非常に優しい素直な少女だったが大人になった今、疲れとあきらめに満ちている保科恭子を演じる。原作を読んで「静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻弄されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました」と印象を明かし、「私が演じる恭子はシリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています」と期待を寄せた。
このほか、学苑の子どもたちの現実を知るに従って悩みを深めていく教師・堀江龍子役に伊藤歩、しばしば学苑を訪問する正体不明の“マダム”役に真飛聖、学苑の理念の実現のために熱心に子どもたちを指導する教師・山崎次郎役に甲本雅裕、陽光学苑の校長で子どもたちを厳しく管理する神川恵美子役を麻生祐未が演じる。(modelpress編集部)
A.この物語が私の生まれた国で、新しくより広い範囲の視聴者に楽しんでいただけるということで深い満足感を覚えます。原作の背景は現代イギリスの悲観的な別世界を想定していますが、この物語を書いているときに私の作品の中でも最も「日本的」な話だとよく感じていました。この物語で描かれている暗い社会が他の国より日本に近いと言っているわけではありませんが!中心人物たちの願望や葛藤、 悲しい運命に対する彼らの態度や人間のありように対する全体的なビジョンは、私がイギリスで育ったときに吸収した日本の映画や書籍の影響を多く受けていると思います。従って、この物語が妙にゆがんだ日本的な背景を持って演じられることとなったことに私がどれだけ夢中になり興奮しているかがお分かりいただけるかと思います。
「Never Let Me Go」(※「わたしを離さないで」の原題)は立派な映画となって公開されましたし、(偉大なる蜷川幸雄さん演出の)素晴らしい舞台作品にもなりました。しかし、連続となるテレビドラマはまったく別のものであり、ドラマという形式がどのような新しい要素を原作から引き出してくれるのか大変興味があります。最初の5話の脚本を読みましたが、このTBSのドラマは物語の中でこれまで光の当たっていなかった部分、奇妙で興味をそそるような角やくぼみ、時々はこれまで気づいていたけれども開けたことのなかったドアを開けて新しい部屋をまるまる見つけるような、原作の新しい部分を発見して、光を当ててくれると自信を持って言えます。
Q.日本の視聴者に対してのメッセージをお願いいたします。
A.この物語にあなたの心が動かされ、感動してくれることを願います。結局は、物語を作り、世に出すことで私は一番人を感動させたいのです。私はお互いに自分たちの気持ちを伝え合うことの手伝いをしたいのです。私はこう言いたいのです…私は生きるとはこういうものだと思います、あなたは同じように感じていますか?こういう気持ちをあなたも分かってくれますか?
世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和の3人はある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。子どもから少年・少女に、そして大人になる中で「生きる意味」を模索していく3人が大人になった時、運命に抗うのか、それとも運命に従うのか。愛情、友情、絶望、希望、そして生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリー。脚本は「天皇の料理番」「とんび」「JIN―仁―」「ごちそうさん」など、良質な作品を生み出してきた森下佳子氏が担当。2017年放送のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を手がけることも決定している森下が、生きること、愛することに真摯に向き合う3人の葛藤を正面から捉え、描く。
主演はコメディから真摯に生きる人物まであらゆる役を演じ、全ての世代から高い支持を受ける綾瀬。「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN―仁―」などTBSでも多くの名作ドラマに出演している彼女だが、同局系の連続ドラマで単独初主演を務める今作では、人望も厚く非常に優しい素直な少女だったが大人になった今、疲れとあきらめに満ちている保科恭子を演じる。原作を読んで「静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻弄されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました」と印象を明かし、「私が演じる恭子はシリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています」と期待を寄せた。
三浦春馬と初共演
また、恭子と共に不器用に希望を追い求める土井友彦役には、ドラマ「僕のいた時間」、映画「永遠の0」「進撃の巨人」などで確かな演技力が注目を集める三浦春馬。その一途さゆえに馬鹿にされいじめられるが、それでも希望を持ち続けるまっすぐな青年を演じる。そして恭子や友彦と一緒に陽光学苑で過ごし、彼らを翻弄する酒井美和役に、デビュー以来途切れることなく映像作品に出演し、存在感と演技力を磨いてきた水川あさみ。勝ち気で他人を支配下に置きたがり、誰よりも強く愛を求める女性を演じる。綾瀬、三浦、水川の実力派俳優3人が「生きること」「愛すること」に向き合い、立ち向かっていくさまに注目である。このほか、学苑の子どもたちの現実を知るに従って悩みを深めていく教師・堀江龍子役に伊藤歩、しばしば学苑を訪問する正体不明の“マダム”役に真飛聖、学苑の理念の実現のために熱心に子どもたちを指導する教師・山崎次郎役に甲本雅裕、陽光学苑の校長で子どもたちを厳しく管理する神川恵美子役を麻生祐未が演じる。(modelpress編集部)
綾瀬はるかコメント
(「わたしを離さないで」を読んで)静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻弄されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました。私が演じる恭子はシリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています。スタッフ、キャストのみなさんと力を合わせて、見応えのあるドラマにしたいと思っていますので、来年1月からの放送、是非ご覧下さい。三浦春馬コメント
原作を読み終えたとき、“生きることは常に欲求だ”と伝えられた気がしました。そしてその欲求は、残酷で生々しく、とても美しいことだと僕は感じました。そんな世界観を共演者、スタッフの皆さんと支え合いながら作っていきたいです。この作品を通じ、自分自身、些細な事にも疑問を持ち、悦びを見つけ、今一度生きることについて学びたいと思います。水川あさみコメント
台本を読んで、絶望に満ちた話でなかなか感情がザラつき心が重たくなりますが、残酷な中に描かれる希望というものはより一層輝かしく美しく目に映ると思いました。良くも悪くもそれぞれの未来が尊く詰まった内容です。このドラマは、いまこの時代に当てはまる普遍的なストーリーだと思います。綺麗事ではなく命の尊さや、未来の為に今日を生きる意味、大切なテーマが詰まった、しっかりと皆さんの心に届くドラマにしたいと思います。原作/カズオ・イシグロ氏コメント
Q.「わたしを離さないで」が日本で連続ドラマになることに対しての感想をお聞かせください。A.この物語が私の生まれた国で、新しくより広い範囲の視聴者に楽しんでいただけるということで深い満足感を覚えます。原作の背景は現代イギリスの悲観的な別世界を想定していますが、この物語を書いているときに私の作品の中でも最も「日本的」な話だとよく感じていました。この物語で描かれている暗い社会が他の国より日本に近いと言っているわけではありませんが!中心人物たちの願望や葛藤、 悲しい運命に対する彼らの態度や人間のありように対する全体的なビジョンは、私がイギリスで育ったときに吸収した日本の映画や書籍の影響を多く受けていると思います。従って、この物語が妙にゆがんだ日本的な背景を持って演じられることとなったことに私がどれだけ夢中になり興奮しているかがお分かりいただけるかと思います。
「Never Let Me Go」(※「わたしを離さないで」の原題)は立派な映画となって公開されましたし、(偉大なる蜷川幸雄さん演出の)素晴らしい舞台作品にもなりました。しかし、連続となるテレビドラマはまったく別のものであり、ドラマという形式がどのような新しい要素を原作から引き出してくれるのか大変興味があります。最初の5話の脚本を読みましたが、このTBSのドラマは物語の中でこれまで光の当たっていなかった部分、奇妙で興味をそそるような角やくぼみ、時々はこれまで気づいていたけれども開けたことのなかったドアを開けて新しい部屋をまるまる見つけるような、原作の新しい部分を発見して、光を当ててくれると自信を持って言えます。
Q.日本の視聴者に対してのメッセージをお願いいたします。
A.この物語にあなたの心が動かされ、感動してくれることを願います。結局は、物語を作り、世に出すことで私は一番人を感動させたいのです。私はお互いに自分たちの気持ちを伝え合うことの手伝いをしたいのです。私はこう言いたいのです…私は生きるとはこういうものだと思います、あなたは同じように感じていますか?こういう気持ちをあなたも分かってくれますか?
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