小栗旬「争いがなくなってほしい」 松坂桃李、福士蒼汰ら人気俳優が真実に迫る
2015.06.21 12:00
俳優の小栗旬ら人気俳優陣が、真実に迫る。
終戦70年を迎える今年2015年8月15日「終戦の日」に、フジテレビでは戦争を学ぶドキュメンタリー番組「私たちに戦争を教えてください~いま、会っておかなければいけない人がいる 今日、聞いておかなければいけない声がある~」が放送決定。同番組は戦争を知らない若者が、自分と同じ年頃を戦争の真っ只中で過ごした戦争体験者に会い、自分の言葉で問いかけ、戦争とは何かを学んでいく番組である。その戦争を知らない世代の代表として、小栗のほか、松坂桃李、福士蒼汰、有村架純、広瀬すずという今最も影響力のある5人が「いま、会っておかなければいけない人がいる。今日、聞いておかなければいけない声がある」という番組コンセプトを自ら体現していく。
取材は6月初めからスタート。ナビゲーターとなる5人は「私たちに戦争を教えてください」とそれぞれのテーマに向き合い、日本全国へ、さらにはハワイ・パールハーバー、ペリリュー島などへと飛ぶ。
1万人の日本兵のうち、生存者わずか446名というパラオの激戦地ペリリュー島へは松坂が飛ぶ。そこで、生存者のうちの一人となった元日本軍兵士に話を聞く。最初は語りかける言葉も出ない松坂だったが、ついには兵士として人を殺さなければならないという現実に、いかに向き合ったのかと問いかける。松坂は「僕はこの地に訪れて、当時ペリリュー島で壮絶な戦いがあったんだという事実に歩み寄るきっかけをもらいました。近寄れば近寄るほど本当に自分は戦時中の日本のことを何も知らなかったんだと思いました。“歩み寄る=知る”ということだと思います。忘れられる怖さを強く感じました。だからこそ僕たちは歩み寄り、できるだけ当時の記憶を受け取り伝えていかなければ、この70年前の戦いの記憶が消えてしまうんじゃないかと思いました」と真摯に語った。
福士は神風特攻隊の生存者、千玄室さんに出会う。千さんは、生き残ったものの多くの友人を失くした喪失感を未だに抱き続けているという。「今も仲間の声が聞こえる、顔が思い浮かぶ」という千さんの言葉に涙が止まらない福士は「自分には信じ難く、イメージしづらいことでした」と話す。また今回の番組を契機に、戦争について初めて家族に話を聞いた福士は、実は祖父も特攻隊員の候補だったと知って驚いたよう。「あまり当時のことをお話ししたくないのではないかと思っていましたが、思い出しながらいろいろとお話してくださいました。今まで、戦争の悲惨さや戦争をしてはいけないということはわかっていましたが、具体的にどうすればよいのかという答えがわかりませんでした。今回、“まずは家族を守ろうよ”と言われて…。そういう気持ちを持ち続けていけば平和な世の中になっていくと思いました」と語った。さらに福士は広島に向かい、原爆投下から3日後には走っていた路面電車、通称「被爆電車」の運転手、当時10代の少女だった増野幸子さん、児玉豊子さんに会う。二人の話を聞き、70年前の広島に思いを馳せる。
有村は国内最大の地上戦の舞台・沖縄に飛び、悲惨な地上戦の中を生き抜いた一人の女性と出会う。激戦地で逃亡の途中、家族とはぐれ、たった一人で戦場をさまようことになった幼い少女が見た光景、それはあまりに壮絶なものだった。取材を終えて「現代では子供が死ぬということ、自分の死に方なんて考えないはずです。でもそういうことをその歳で考えさせてしまう戦争という環境はすごく残酷だなと強く感じました。戦争には世間で語られていることよりも、もっともっと計り知れない重いものがあると思います。そこがわからないということが戦争を体験していないということなんだと実感しました。ちゃんと自分が得たもの、得た言葉を頭に焼き付けて忘れないようにしたいと思います。お話を聞かせていただいてよかったです」とコメントした。
最年少の広瀬は、目の前に死が迫る中で生まれた恋を追体験する。福島の原町陸軍飛行場近くにあった牛乳店の看板娘、当時15歳の加藤美喜子さんは、特攻隊員と恋をし、文通していた。そんな加藤さんのもとを訪ね、特効隊員たちが書き残した言葉を目にし、テープに録音された当時の肉声を聞いた時、広瀬は何を感じるのか。8月の取材に向け準備中の広瀬は、ロケを前に「10代の私達からすると学校の授業でしか戦争について考えた事がありませんでした。自分の知らない世界や想像もできないことがそこにはいっぱいあるんだろうな、と思います。私も番組を通して、皆さんと一緒に“戦争”について考えてみたいと思います」と話す。17歳になったばかりの広瀬は当時15歳だった女性に「今、当時を振り返っての思いを聞いてみたいです」という。
番組を企画したフジテレビ編成部の増本淳氏は「私自身、2007年にドラマ『はだしのゲン』を制作した際、初めて祖父母に戦争の体験談を聞き、こんな身近に戦争というものがあったのかと驚きました。今、日本ではそういった戦争を経験なさった方々が年々減っています。終戦70年という節目に、これからの日本を担う多くの若者たちが、あの時代を生きた家族や周囲の人々などに話を聞いてみようと思うきっかけになれればと願っています」と語っている。
自分と同じ年代の頃に、残酷な戦争という現実と向き合っていた戦争体験者たちが語る言葉を耳にした時、今の若者たちに、どのような変化が生まれるのか。人生を変えるような出会いを果たす若き俳優、女優たちの姿にも注目である。(modelpress編集部)
取材は6月初めからスタート。ナビゲーターとなる5人は「私たちに戦争を教えてください」とそれぞれのテーマに向き合い、日本全国へ、さらにはハワイ・パールハーバー、ペリリュー島などへと飛ぶ。
5人が迫る戦争の真実とは
小栗は真珠湾攻撃に参加した元ゼロ戦「天才」パイロット、原田要さんと、パールハーバーで攻撃を受け沈められた米海軍戦艦アリゾナの元乗組員などに話を聞く。原田さんの取材を終え「戦争が人にいったい何を与えるのか?想像はできても実態として体験していないものなので、理解することができない。あの真珠湾攻撃を実際に体験した方から直接お話を聞くことができ、本当に貴重な体験をさせていただいたと思います。僕たちは戦争というものを体験したくはないし、世界からも争いがなくなってほしいと強く強く思う」と願いを込めた。1万人の日本兵のうち、生存者わずか446名というパラオの激戦地ペリリュー島へは松坂が飛ぶ。そこで、生存者のうちの一人となった元日本軍兵士に話を聞く。最初は語りかける言葉も出ない松坂だったが、ついには兵士として人を殺さなければならないという現実に、いかに向き合ったのかと問いかける。松坂は「僕はこの地に訪れて、当時ペリリュー島で壮絶な戦いがあったんだという事実に歩み寄るきっかけをもらいました。近寄れば近寄るほど本当に自分は戦時中の日本のことを何も知らなかったんだと思いました。“歩み寄る=知る”ということだと思います。忘れられる怖さを強く感じました。だからこそ僕たちは歩み寄り、できるだけ当時の記憶を受け取り伝えていかなければ、この70年前の戦いの記憶が消えてしまうんじゃないかと思いました」と真摯に語った。
福士は神風特攻隊の生存者、千玄室さんに出会う。千さんは、生き残ったものの多くの友人を失くした喪失感を未だに抱き続けているという。「今も仲間の声が聞こえる、顔が思い浮かぶ」という千さんの言葉に涙が止まらない福士は「自分には信じ難く、イメージしづらいことでした」と話す。また今回の番組を契機に、戦争について初めて家族に話を聞いた福士は、実は祖父も特攻隊員の候補だったと知って驚いたよう。「あまり当時のことをお話ししたくないのではないかと思っていましたが、思い出しながらいろいろとお話してくださいました。今まで、戦争の悲惨さや戦争をしてはいけないということはわかっていましたが、具体的にどうすればよいのかという答えがわかりませんでした。今回、“まずは家族を守ろうよ”と言われて…。そういう気持ちを持ち続けていけば平和な世の中になっていくと思いました」と語った。さらに福士は広島に向かい、原爆投下から3日後には走っていた路面電車、通称「被爆電車」の運転手、当時10代の少女だった増野幸子さん、児玉豊子さんに会う。二人の話を聞き、70年前の広島に思いを馳せる。
有村は国内最大の地上戦の舞台・沖縄に飛び、悲惨な地上戦の中を生き抜いた一人の女性と出会う。激戦地で逃亡の途中、家族とはぐれ、たった一人で戦場をさまようことになった幼い少女が見た光景、それはあまりに壮絶なものだった。取材を終えて「現代では子供が死ぬということ、自分の死に方なんて考えないはずです。でもそういうことをその歳で考えさせてしまう戦争という環境はすごく残酷だなと強く感じました。戦争には世間で語られていることよりも、もっともっと計り知れない重いものがあると思います。そこがわからないということが戦争を体験していないということなんだと実感しました。ちゃんと自分が得たもの、得た言葉を頭に焼き付けて忘れないようにしたいと思います。お話を聞かせていただいてよかったです」とコメントした。
最年少の広瀬は、目の前に死が迫る中で生まれた恋を追体験する。福島の原町陸軍飛行場近くにあった牛乳店の看板娘、当時15歳の加藤美喜子さんは、特攻隊員と恋をし、文通していた。そんな加藤さんのもとを訪ね、特効隊員たちが書き残した言葉を目にし、テープに録音された当時の肉声を聞いた時、広瀬は何を感じるのか。8月の取材に向け準備中の広瀬は、ロケを前に「10代の私達からすると学校の授業でしか戦争について考えた事がありませんでした。自分の知らない世界や想像もできないことがそこにはいっぱいあるんだろうな、と思います。私も番組を通して、皆さんと一緒に“戦争”について考えてみたいと思います」と話す。17歳になったばかりの広瀬は当時15歳だった女性に「今、当時を振り返っての思いを聞いてみたいです」という。
「話を聞いてみようと思うきっかけに」
終戦時に10歳以上だった、戦争の記憶がある世代の人口は、この15年でほぼ半減(2000年時の65歳以上人口は2204万人、2015年現在の80歳以上人口は1013万人)。これら生き証人の世代が減少し、対照的に戦争を知らない世代が増加、もはや親、子、孫の3世代に渡って戦争を知らない家庭も少なくない。番組を企画したフジテレビ編成部の増本淳氏は「私自身、2007年にドラマ『はだしのゲン』を制作した際、初めて祖父母に戦争の体験談を聞き、こんな身近に戦争というものがあったのかと驚きました。今、日本ではそういった戦争を経験なさった方々が年々減っています。終戦70年という節目に、これからの日本を担う多くの若者たちが、あの時代を生きた家族や周囲の人々などに話を聞いてみようと思うきっかけになれればと願っています」と語っている。
自分と同じ年代の頃に、残酷な戦争という現実と向き合っていた戦争体験者たちが語る言葉を耳にした時、今の若者たちに、どのような変化が生まれるのか。人生を変えるような出会いを果たす若き俳優、女優たちの姿にも注目である。(modelpress編集部)
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