深田恭子が“女性の味方”に 自身初の挑戦で寺島しのぶとタッグ「無いものを補い合う関係」

2014.09.02 07:00

女優の深田恭子が、新境地に挑む。

  

深田恭子×寺島しのぶ 女性の味方の最強バディ弁護士に

TBSでは10月期の火曜ドラマ枠で「女はそれを許さない」を放送。同作は、あるトラウマから法廷に立てなくなったペーパー弁護士と、優秀だが勝利にこだわる余りグレーな手法を使い弁護士会を追われたセレブ弁護士の二人がバディを組み、仕事に人生に格闘するヒューマンドラマ。

主演の深田は、過去に法廷で大失態を演じ、そのトラウマから弁護士を続けることをあきらめかけた主人公・岩崎麗役。2011年10月期「専業主婦探偵~私はシャドウ」以来3年ぶりのTBS連ドラ主演で、自身初の弁護士役に挑戦。一方、弁護士としての技能や能力はずば抜けて優秀でセレブな生活を送っていたが、グレーな手法を使ったがゆえに弁護士会を追われることになった海老沢凛香に女優の寺島しのぶが決定。寺島が民放の連続ドラマに出演するのは6年ぶりとなる。

深田は、「弁護士役は、はじめてですが、弱きを助け、依頼人の再チャレンジに手を差し伸べていく主人公、麗を演じられることを楽しみにしています。視聴者のみなさんにも毎週胸のすく様なドラマをお届けしたいと思ってますので、楽しみに待っていて下さい」とコメント。また、バディを組む寺島は「二人でやっと一人の人間が完成する。無いものを補い合う関係になっていくのではないでしょうか」と期待を寄せた。

豪華キャスト発表

そのほか、研修中のため法廷での発言権がない新人弁護士・滝口泰輔役に溝端淳平、凛香が所属していた大手弁護士事務所の後輩弁護士・工藤誠司役に吉沢悠、エリート弁護士であり、凛香の元カレ・葛城雄二役に加藤雅也、凛香の元上司である児玉義勝役に竹中直人、凛香の行きつけのバーのオーナーで実はゲイであるという蝶野薫役に松重豊という顔ぶれが揃った。そして、今回のドラマで描く依頼人の多くは女性。麗・凛香のバディは“女性の味方”としてそれぞれの持ち味を発揮していく。

メインの演出を務めるのは映画「ニライカナイからの手紙」「君に届け」などを手がける映画監督・熊澤尚人。10月には「近キョリ恋愛」の公開も控えるなど今注目の監督で、今回初めてテレビドラマの演出を手がける。

脚本は「ソラニン」や「100回泣くこと」など映画界で活躍する高橋泉。昨年公開の「凶悪」で第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した実力派。高橋もこれが初の連続ドラマ作品となる。熊澤氏と高橋氏がタッグを組み、ほろっとしてグッとくる…女性が楽しめる新しい本格派ドラマを作り出す。(modelpress編集部)

■「女はそれを許さない」あらすじ

岩崎麗(深田)は弁護士になって初めての裁判で自分のミスから依頼人を傷つけ、そのことで自分も傷つき、弁護士を辞めてしまう。「弁護士に向いてなかったんだ…」と思いつめた彼女は、それ以来“人を助けること”とは無縁のアルバイトをして食いつないでいる。弁護士になるまでにかかった費用400万の借金を抱え、人生にも仕事にも生きがいを見つけられず、むなしい日々。しかし彼女には自分でも気づいていない“才覚”があった。物事を先入観なく「白紙」から見ることが出来るのだ。“ゼロベース思考”と呼ばれるこの考え方は、今後麗が弁護士として活躍していくうえでの大きな武器になる。

一方、弁護士業界最大手の事務所に所属し、次期幹部候補とも噂されるエリート弁護士・海老沢凛香(寺島)。高層マンションに住み、高級ワインやブランド物を好むセレブ。ドライな性格で「勝たなければ意味がない」と強引な手段で勝訴に持ち込むことも多い。ところがある案件で使った強引な手段が明らかになり、事務所をクビに。ピンチのときに誰も助けてくれないことに愕然とした凛香は、弁護士会を退会したことにより、法廷に立てなくなってしまう。弁護士としての信用を再び取り戻すためには、多くの勝訴案件に関わり信用を積み上げるしかない。

手腕はあるのに弁護士として活動できない凛香は、ふとしたことで知り合った麗が弁護士資格を持っていることに目をつける。麗を思い通りに動かすことで、なんとか自分の弁護士資格を取り戻そうとするが…。

人生の岐路に立つ31歳の麗と41歳の凛香。決して逃れられない“年齢の変化”と“状況の変化”を目の前にし、居場所を失った二人はそれぞれ“幸せ”を掴もうとあがき始める。弁護士資格はあるが過去のトラウマから一人では法廷に立てない麗、超優秀だが資格を奪われやはり一人では法廷に立てない凛香。麗と凛香は二人で一人前。そんな二人は、弁護士として、女性として、幸せを掴み取ることが出来るのか?
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