バチスタシリーズ第4弾、新キャスト発表

今作は、海堂尊氏の原作「螺鈿迷宮」をドラマ化。終末期医療を主とした地方病院「碧翠院（へきすいいん）」が舞台。町の人々からも信頼厚いその病院で、ある日、一人の放射線科医が1枚のAi画像とひっそりと姿を消したところからストーリーは展開される。

心臓外科、救命救急センター、法医学など、ミステリーでありながらも現代医療の問題点を描いてきた田口＆白鳥シリーズ。今回も人のいい心療内科医・田口公平を伊藤淳史、厚生労働省の変人官僚・白鳥圭輔を仲村トオルが演じる。今回、そこに2人の姉妹医師が加わる。

栗山と水野が演じるのは、ドラマの舞台である「碧翠院」を営む桜宮一族の姉妹。柳葉敏郎演じる碧翠院院長・桜宮巌雄の次女・桜宮すみれを栗山が、長女・桜宮小百合を水野が熱演。すみれは産婦人科を専門とする碧翠院の医師。患者を社員にして院内の作業を手伝わせ、その給料を医療費に還元する「すみれエンタープライズ」というシステムを確立し、口は悪いが気は優しいという役どころ。一方、小百合は碧翠院の緩和ケア医で、一見優しげに見えるが、いざとなると冷淡になれるという存在。性格の異なる2人が、父の巌雄とともに一族の“秘密”を守るため、田口＆白鳥コンビと対峙する。

栗山は、「お医者さんの役は初めてです。最初のオペのシーンの時は、収録がどのように進んでいくかもわからなかったほどで、医療台本というものを渡された時に、そんなものがあるんだ！？と思いました（笑）。ついていけるか不安でしたが、医療監修の方に動きを見せてもらっていく形で、なんとか乗り切りました」と心境を明かし、伊藤＆仲村について「田口＆白鳥のコンビは楽しそうですね。私には楽しいシーンがほとんどなくて、ずっと息が詰まっているから、おふたりの掛け合いを見るといいなぁと思います」とコメント。

水野は、「柳葉さんの娘という設定に最初はちょっととまどいました。柳葉さんは50代前半で、私は39歳なので。恋人の設定でもおかしくない年齢差ですが、それが親子ですから…。実年齢よりだいぶ若い33歳の設定なので、そこがとにかく厳しいです！見ている方にはそこは突っ込んでほしくないなと、思いましたね（笑）」とお茶目な一面をみせ、栗山について「以前舞台で共演した時に楽屋で一緒でした。栗山さんの一般的なイメージはクールビューティだと思いますが、実際に会って話すと、オープンで、人懐っこい方ですね」と明かした。（モデルプレス）