北川景子、向井理 映画「パラダイス・キス」スペシャルインタビュー<前編>
2011.06.02 11:45
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6月4日(土)公開の映画「パラダイス・キス」に出演する女優の北川景子、俳優の向井理のスペシャルインタビューが行われた。インタビューでは、作品への想いやこだわり満載の衣装についてなど貴重なトークが展開された。
― 完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
北川景子:まだスクリーンでは1回しか観ていないのですが、原作ファンのみなさんの反応が気になって、純粋に作品として観れなかったですね。
向井理:昨年の夏、すごく暑い中で結構苦労して撮った作品だったのですが、画面からは辛そうにやっているように見えなくて、キレイに仕上がっていたのでよかったです。
― 特に気に入っているシーンはありますか?
北川景子:青錆色のドレスを着て、学園祭で歩くシーンが一番気に入っています。そのシーンは、スタッフもドレス作りに尽力していましたし、キャストもダイエットに励んだりと、一生懸命取り組んでいましたので、達成感がありました。
向井理:僕があまり出ていないシーンなのですが、ファッションショーのシーンは好きですね。出演されている方はみんな本物のモデルさんですし、この映画の醍醐味だと思います。僕は撮影しているところを後ろから見ていたのですが、クレーンを使って結構大掛かりなセットで撮っていたので、迫力あるシーンになっていると思います。紫の大事なシーンでもあり、見ていて気持ちよかったですね。
― 撮影で苦労した点は?
北川景子:撮影だけでなく全体を通して、原作ファンの方たちの期待を裏切らないように、原作の絵と本当の自分の体型を近づけることを心掛けていました。ダイエットすることが撮影期間中一番苦労した点ですね。
向井理:ジョージはスーツやジャケットなどタイトなスタイルが多いので、立ち居振る舞いが制限されました。それはジョージらしさに繋がる部分でもありますが、やはり暑さには苦労しました。
― 役を深めていく中で紫とジョージそれぞれに共感できる点はありましたか?
北川景子:共感できる点はがんばり屋さんなところです。紫は小さい頃、良い成績を取る事で、お母さんに褒められて喜んでもらえた事が嬉しくて頑張ります。でも頑張れば頑張るほど、どんどんプレッシャーになり、追い詰められていくのですが、私も小さい頃に同じような経験をしたので、共感する事ができました。
向井理:原作が少女漫画ということもあり、ジョージは女性の願望みたいなものを沢山持っている人だったので、そこは難しいなと思いました。だけど、先ほど言った弱い部分や、紫に対してわーっと言うシーンなどは人間味があって。普段はわりとポーカーフェイスで淡々とものを言う人ですが、思わずかっとなる部分というのは、何となく分かるなという気はしていました。
― 『パラダイス・キス』はファッションが注目されていますが、劇中のお気に入りのスタイルは?
北川景子:ポスターにも使われているんですが、マイケル・ジャクソン風の勲章のようなものがついているジャケットに、ちょっとフェミニンなフリルがついたトップスを着て、黒のミニスカートをはいているスタイルです。フェミニンと格好良い雰囲気がミックスされている服が一番気に入っています。
向井理:すごく短いシーンですが、紫のアルバイトを探すために星次さんに会いに行くシーンのスタイルが気に入っています。あとは紫を自分の家に呼んだ翌朝、編み上げブーツに黒のジャケットとハットで全身ブラックな時があって、そのシーンの衣裳は靴なども全部欲しいって現場で言ってましたね。
― ジョージはかっこいいセリフをたくさん言いますが、印象に残っているセリフは?
向井理:確かにかっこいいセリフは多かったのですが、僕はジョージの内面が見える部分が好きでした。昔から当たり前のように服を作れる自分のことを「まわりの人は天才と呼ぶけど、それを人は不自由という」と言うところなど、ジョージの内面が見えてきて、魅力のある人だと思いました。かっこいいセリフはちゃんと的を得ているし、それはそれでかっこいいですが、やはり人間味があるジョージ、例えば紫に対して自分のドレスルームで話すシーンなどが好きです。
― 劇中でミューズはデザイナーにとって「唯一無二の存在」と言われていますが、向井さんにとってのミューズとは?
向井理:ミューズって何なんでしょうねぇ。自分自身ですかね。この仕事は自分を大切にしないと出来ないというか、自分が資本なので。デザイナーと違って前に出る仕事ですから、そこは自分や周りの人たちを信じていくこと。どんな自分でもちゃんと受け入れないと、それが自分なので。
☆後編に続きます。
北川景子:まだスクリーンでは1回しか観ていないのですが、原作ファンのみなさんの反応が気になって、純粋に作品として観れなかったですね。
向井理:昨年の夏、すごく暑い中で結構苦労して撮った作品だったのですが、画面からは辛そうにやっているように見えなくて、キレイに仕上がっていたのでよかったです。
― 特に気に入っているシーンはありますか?
北川景子:青錆色のドレスを着て、学園祭で歩くシーンが一番気に入っています。そのシーンは、スタッフもドレス作りに尽力していましたし、キャストもダイエットに励んだりと、一生懸命取り組んでいましたので、達成感がありました。
向井理:僕があまり出ていないシーンなのですが、ファッションショーのシーンは好きですね。出演されている方はみんな本物のモデルさんですし、この映画の醍醐味だと思います。僕は撮影しているところを後ろから見ていたのですが、クレーンを使って結構大掛かりなセットで撮っていたので、迫力あるシーンになっていると思います。紫の大事なシーンでもあり、見ていて気持ちよかったですね。
― 撮影で苦労した点は?
北川景子:撮影だけでなく全体を通して、原作ファンの方たちの期待を裏切らないように、原作の絵と本当の自分の体型を近づけることを心掛けていました。ダイエットすることが撮影期間中一番苦労した点ですね。
向井理:ジョージはスーツやジャケットなどタイトなスタイルが多いので、立ち居振る舞いが制限されました。それはジョージらしさに繋がる部分でもありますが、やはり暑さには苦労しました。
― 役を深めていく中で紫とジョージそれぞれに共感できる点はありましたか?
北川景子:共感できる点はがんばり屋さんなところです。紫は小さい頃、良い成績を取る事で、お母さんに褒められて喜んでもらえた事が嬉しくて頑張ります。でも頑張れば頑張るほど、どんどんプレッシャーになり、追い詰められていくのですが、私も小さい頃に同じような経験をしたので、共感する事ができました。
向井理:原作が少女漫画ということもあり、ジョージは女性の願望みたいなものを沢山持っている人だったので、そこは難しいなと思いました。だけど、先ほど言った弱い部分や、紫に対してわーっと言うシーンなどは人間味があって。普段はわりとポーカーフェイスで淡々とものを言う人ですが、思わずかっとなる部分というのは、何となく分かるなという気はしていました。
― 『パラダイス・キス』はファッションが注目されていますが、劇中のお気に入りのスタイルは?
北川景子:ポスターにも使われているんですが、マイケル・ジャクソン風の勲章のようなものがついているジャケットに、ちょっとフェミニンなフリルがついたトップスを着て、黒のミニスカートをはいているスタイルです。フェミニンと格好良い雰囲気がミックスされている服が一番気に入っています。
向井理:すごく短いシーンですが、紫のアルバイトを探すために星次さんに会いに行くシーンのスタイルが気に入っています。あとは紫を自分の家に呼んだ翌朝、編み上げブーツに黒のジャケットとハットで全身ブラックな時があって、そのシーンの衣裳は靴なども全部欲しいって現場で言ってましたね。
― ジョージはかっこいいセリフをたくさん言いますが、印象に残っているセリフは?
向井理:確かにかっこいいセリフは多かったのですが、僕はジョージの内面が見える部分が好きでした。昔から当たり前のように服を作れる自分のことを「まわりの人は天才と呼ぶけど、それを人は不自由という」と言うところなど、ジョージの内面が見えてきて、魅力のある人だと思いました。かっこいいセリフはちゃんと的を得ているし、それはそれでかっこいいですが、やはり人間味があるジョージ、例えば紫に対して自分のドレスルームで話すシーンなどが好きです。
― 劇中でミューズはデザイナーにとって「唯一無二の存在」と言われていますが、向井さんにとってのミューズとは?
向井理:ミューズって何なんでしょうねぇ。自分自身ですかね。この仕事は自分を大切にしないと出来ないというか、自分が資本なので。デザイナーと違って前に出る仕事ですから、そこは自分や周りの人たちを信じていくこと。どんな自分でもちゃんと受け入れないと、それが自分なので。
☆後編に続きます。
【Not Sponsored 記事】