AAA、活動休止前最後のツアーファイナルで涙「今日で一つの歴史が終わります」
2021.12.27 17:20
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現在活動休止中の男女混合パフォーマンスグループ・AAA(トリプル・エー)の、2020年に開催予定だった、デビュー15周年を記念したグループ史上最大規模となる6大ドームツアー「AAA DOME TOUR 15th ANNIVERSARY -thanx AAA lot-」が、今年11月20日にメットライフドームを皮切りにスタートし、12月25日に札幌ドームにてファイナルを迎えた。
AAA「One Night Animal」からスタート
現在ソロとして各々のメンバーが活躍する中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりAAAのドームツアーを今年以降に見送っていたため、今回のドームツアーに限りメンバーが再集結した。LIVEは5人のシルエットから登場する「One Night Animal」からスタート。黒のシックな衣装で再集結したAAAは、最新曲「BAD LOVE」からデビュー曲「BLOOD on FIRE」までエネルギッシュかつパワフルそして、活動休止中とは思えないほど息のぴったりな5人のパフォーマンスで会場を一気に惹きこんでいき、西島隆弘が「会いたかった人どれだけいる?2年間待っていてくれた人どれだけいる?AAAも逢いたかったぞ」と久々にファンと逢えた喜びを伝えた。
2ブロック目ではAAAが初めて『NHK紅白歌合戦』出場を果たした「逢いたい理由」でエモーショナルな歌声を響かせ、「HORIZON」「NEW」ではトロッコからファンに手を振ったり、アイコンタクトしたりとハッピーな空気へ一転。ドームという大きな会場を感じさせないくらい一人一人のファンへ丁寧に明るく感謝を伝えるメンバーの姿が印象的だ。「Flavor of kiss」「唇からロマンチカ」ではメンバー全員が30代ならではの大人なセクシーさを感じさせられるパフォーマンスでファンを魅了した。
AAAの代表曲「恋音と雨空」で切ない雰囲気に
バラードブロックでは宇野実彩子を中心に、日高光啓&與真司郎と「風に薫る夏の記憶」、西島&末吉秀太と「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」を熱唱。宇野を中心に切ないバラードを各ユニットでしっとりと歌い上げた。続く「Miss you」では5人がお揃いの花柄衣装に身を包みLEDに雪の結晶が映し出され、会場を一気にスノードームへと変化させた演出。続いて大切な人との別れを描きつつも新しい世界への旅立ちをテーマにした「旅ダチノウタ」を披露。そしてAAAの代表曲「恋音と雨空」へと続き、会場は終始切ない雰囲気に包まれた。
AAA、本編最後は「さよならの前に」
「Eighth Wonder」から「DEJAVU」までのアッパー曲ブロックでは、ロックLIVEのような熱いパフォーマンスで、会場は一つに。歓声を出せなくても、メンバーとファンの一体感で会場は熱気に満ち溢れていた。「この瞬間がずっと続けばいいのに」そんなAAAへの想いが溢れているファンの眼差し、そして約2年ぶりのLIVEができるありがたさ、15年間と1年を応援してくれたファンへパフォーマンスで恩返しするAAA。そんな相思相愛が溢れた温かな空間だ。
本編最後は「さよならの前に」で歌をつなぎながら、肩を組み花道を歩くメンバーたち。與、宇野の目には涙が溢れつつ、本編は終了を迎えた。
オープニングと転換の映像は、人気ドラマ「おっさんずラブ」の山本大輔監督が手がけており、ある時代に映画館に集まった5人からはじまり、時代が巡ってもそれぞれの場所で同じ曲や想いを持っているという、まさに今回のツアーのテーマを象徴した物語となっている。
AAA、アンコールで超レア曲披露
アンコールでは「“Q”」「Perfect」「ミカンセイ」などファンに人気のある超レア曲を披露し、拍手が巻き起こった。「このドームツアーが終わってほしくない」そんな寂しさと久しぶりにAAAに会えた幸せさが入り混じり、多くのファンはなんとも言えない切ない感情を抱いていることは間違いないだろう。
日高は「今日で一つの歴史が終わります。過去は誰が何を言っても残り続けるものなので、もしも君がこの先の未来で不安になったり悩んだりしたらいつでも過去を振り返ってください。そこにはいつでも僕たちがいます。また会いましょう」とファンに語りかけ、「WAY OF GLORY」を熱唱。
西島は「15年と1年、AAAを愛してくれてありがとうございました。関わってくれた全てのスタッフ、今日来てくれたみなさん、そして日本中世界中で応援してくれいる皆さん本当に本当にありがとうございました!」と感謝を伝え、本ツアーの幕を閉じた。(modelpress編集部)
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