BUMP OF CHICKEN(提供写真)

BUMP OF CHICKEN直井由文、活動再開 昨年不倫報道「もう一度看板を背負う人間として生きていきたい」<コメント全文>

2021.06.06 20:27

昨年の9月から活動を休止していたロックバンド・BUMP OF CHICKENのBa.直井由文が活動を再開することを6日に発表した。


直井由文、活動再開を発表

BUMP OF CHICKENのオフィシャルHP・SNS、直井のSNSでは直井のコメントを掲載。このあと日付変わって6月7日深夜3時より放送されるBUMP OF CHICKENのレギュラーラジオであるベイエフエム「PONTSUKA!!」に直井が約9か月ぶりに出演する。

直井は2020年、結婚していたことを隠し、過去に一般女性と不倫していたことなどが報じられ、9月25日に活動休止を発表していた。

直井由文「汚してしまった看板の汚れを落とす努力を続けるチャンスをください」

直井は「リスナーの皆様と関係各所の皆様」と長文のコメントにて、「昨年の9月に報道がありました自分の軽率な行動によって、リスナーの皆様、一緒に活動を共にしてきたメンバー、そしてスタッフ、関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしてしまった事を改めて謝罪させて頂きたいです。本当に申し訳ございませんでした。そして、当時誠実な対応が出来ず傷付けてしまった相手の方、そして自分の家族に対しても本当に申し訳なく思っています」と改めて謝罪。

報道当初はスタッフやメンバーとも向き合うことができない日々が続いたというが、約2ヶ月が経って、メンバー、そしてファンの声を読むことができるようになったと振り返った直井。「自分の行動のせいで以前の様に楽曲を聴けなくなってしまった方や、まっさらな気持ちで楽曲を聴けなくなってしまった、といった方々の意見を目にするにつれ、改めて今回自分が起こした事は決して許される事ではないと感じましたし、今でもそう思っています」と後悔の想いをつづった。

そして、他のベーシストを入れずにレコーディングした新曲がリリースされたことを受け、「なんで自分はここに居ないんだ、支えるべきメンバーを支えるどころか迷惑をかけて、三人での活動をさせている。申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それと同時に、何としてでもあの席に一刻も早く戻りたい、戻らなければ、という気持ちもより強くなりました」とバンドに戻りたいという想いが強まったといい、「もちろん、もう自分の姿を見たくないと感じている方もいらっしゃると思います。自分の居場所は簡単に取り戻せるものではないと思っています」と踏まえながら、「でも、自分を見つめ直す日々の中で自分には音楽しかないと改めて感じました。ここまで時間がかかってしまって申し訳ないのですが、報道から9ヶ月、やっと皆様に対しての自分なりの反省や答え、覚悟を見つけられたと思い、今ここに居ます。身体も徐々に戻せてきています。やっと、改めてきちんと自分自身の言葉や声でお詫びさせて頂くところまでこれました。叶うならもう一度BUMP OF CHICKENの看板を背負う人間として生きていきたいと切に思いました」と強い決意を表明。

何度も謝罪の言葉を述べながら「今後は、人生を懸けてBUMP OF CHICKENのベーシストとしてBUMP OF CHICKENの音楽を守り、歩んでいきたいと思っています。僕に、僕が汚してしまった看板の汚れを落とす努力を続けるチャンスをください。僕に、僕が傷つけてしまった看板の傷を直す努力を続けるチャンスをください」とファンに向けて呼びかけている。(modelpress編集部)

直井由文コメント

直井由文です。皆様にお伝えしたい事がありまして、この文章を書かせて頂きました。

昨年の9月に報道がありました自分の軽率な行動によって、リスナーの皆様、一緒に活動を共にしてきたメンバー、スタッフ、関係各所の皆様に多大なご迷惑をお掛けしてしまった事を改めて謝罪させて頂きたいです。本当に申し訳ございませんでした。そして、当時誠実な対応が出来ず傷付けてしまった相手の方、また自分の家族に対しても本当に申し訳なく思っています。

報道当初は自分の未熟さ、弱さから事実に向き合う事が出来ず、一人での時間を過ごしていました。自分の事で精一杯で、視野も狭くなってしまい、色々な事に気付く事が出来ませんでした。恥ずかしい話ですが、スタッフはもちろん、30年以上友人として一緒に居たメンバーとも会う事が出来ないくらい、消耗してしまいました。自分のした事なので、落ち込む、消耗する資格はないと思うのですが、とはいえどうすればいいのか分からない、という気持ち、様々な思いが複雑に絡まって動けませんでした。

しかし、このままではいけないと思い、そんな僕に根気よく声をかけ続けてくれたメンバーと会ってもらうという事から始めました。この時点で報道からもう2ヶ月が過ぎていました。ここでもまた、僕はたくさん間違えたり、メンバーとのコミュニケーション上のすれ違いを起こしたりしながらも話をたくさんして、少しずつ自分と向き合い、してしまった事について今更ですが、向き合う事をしてきました。

あのような状況の中でも、あのような状態の自分でも、自分と向き合ってくれた事に心から感謝しています。これは僕が一生背負っていく過ちですが、でもその中で改めて気付けた宝でした。

リスナーの皆様の声に少しずつ、向き合う事を始められたのもこの頃です。少しずつ、できる限り全て読ませて頂きました。自分の行動のせいで以前の様に楽曲を聴けなくなってしまった方々や、まっさらな気持ちで楽曲を聴けなくなってしまった、といった方々の意見を目にするにつれ、改めて今回自分が起こした事は決して許される事ではないと感じましたし、今でもそう思っています。

情けない思いと、そんな事態を引き起こしてしまい、楽曲に余計な荷物を背負わせてしまった事、リスナーの皆様に余分な思いをさせてしまった事、そんな自分であった事に対して、やはり悔やまれる、憤りを感じる、様々な気持ちがあります。当時「悔しい」と書いた気持ちはそういった気持ちだったのですが、今思い返すと、幼稚な癇癪にしか見えない文章だったと思います。そういった自分であった事も含めて、本当に申し訳ございませんでした。

そうした自分のしたことを本当の意味で自覚するところから始まって、身体を戻すための行動をしたり、家族や友人と話をしたりしながら、自分はどういう人間なのか、自分にとって大切にしなくてはいけないものは何なのか、自問自答する日々を更に繰り返していきました。

いつの間にか、当たり前に思ってしまっていた日々の中で、そういった事を考える事を自分は忘れてしまっていたのだと思います。今は何が大切なのか、今更ですが本当の意味で分かっていると思います。

そんな中、他のベーシストも入れず、藤くんが身体を壊してまでベースを弾いてレコーディングした新曲が世に出ました。

自分が情けなかったです。なんで自分はここに居ないんだ、支えるべきメンバーを支えるどころか迷惑をかけて三人での活動をさせている。申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それと同時に、何としてでもあの席に一刻も早く戻りたい、戻らなければ、という気持ちもより強くなりました。

もちろん、もう自分の姿を見たくないと感じている方もいらっしゃると思います。自分の居場所は簡単に取り戻せるものではないと思っています。

でも、自分を見つめ直す日々の中で自分には音楽しかないと改めて感じました。ここまで時間がかかってしまって申し訳ないのですが、報道から9ヶ月、やっと皆様に対しての自分なりの反省や答え、覚悟を見つけられたと思い、今ここに居ます。身体も徐々に戻せてきています。やっと、改めてきちんと自分自身の言葉や声でお詫びさせて頂くところまでこれました。叶うなら、もう一度BUMP OF CHICKENの看板を背負う人間として生きていきたいと切に思いました。

自分にとって大切なものは、BUMP OF CHICKENのメンバーと音楽です。たくさんの人に迷惑をかけた自分が、このバンドに居続けていいのだろうか、その資格があるのだろうか、自分自身の終わりまで考えた日々の中、自分なりに出した答えはそれでした。

今までも自分なりに全力で活動してきたつもりだったのですが、大切なものを見失ったり、間違えたりしてきてしまいました。しかし今後は、人生を懸けてBUMP OF CHICKENのベーシストとしてBUMP OF CHICKENの音楽を守り、歩んでいきたいと思っています。
 
僕に、僕が汚してしまった看板の汚れを落とす努力を続けるチャンスをください。僕に、僕が傷付けてしまった看板の傷を直す努力を続けるチャンスをください。

今回の活動自粛期間中に報道にありました当時の自分の行動を思い返していました。改めて思い返してみても、未熟で弱い人間で、BUMP OF CHICKENのメンバーとしての自覚が足りていない部分もあったと思います。

皆様の信頼を取り戻す事が出来るのか、正直分かりません。ずっと取り戻す事が出来ないとしても、そういった人の方が多かったとしても、それでも、より一層自分とメンバーと、リスナーの皆様と向き合い、バンドの一員として楽曲を誠心誠意届けていきたいと思っています。まだまだ未熟かもしれませんが、その姿勢を通してリスナーの皆様に少しずつでも自分の想いを伝えていきたいと考えています。

いつか、僕のせいでBUMP OF CHICKENの音楽から離れてしまった方々が戻って来てくれた時に、BUMP OF CHICKENのベーシストは僕でありたいと思いました。一人でも多くの方に、それを許してもらえるように努力を続けていきたいと思っています。この度は本当に申し訳ございませんでした。

直井由文

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