山本彩、無観客ツアーファイナルで新曲初歌唱 セクシーダンスも披露
2020.08.31 12:33
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シンガーソングライター・山本彩が28日、無観客配信ライブ「山本彩 LIVE TOUR 2020 ~α~」を開催した。
2019年12月に全曲作詞作曲を手掛けた、フルアルバム「α」をリリースし、2月から全国ホールツアー「山本彩 LIVE TOUR 2020 ~α~」を全国16都市20公演を予定していたが、コロナウィルス感染予防対策のため、ツアー3公演目の2月26日、東京NHKホールの公演を最後に中止を決断。ファンからのライブに対する思いや山本の歌への沢山の熱い“声”に後押しされ、このまま“音楽を止めていてはいけない”と本人とコアスタッフで話し合い、無観客配信によるツアーファイナルが行われた。
オープニングナンバーは『イチリンソウ』。力強い意志を感じさせる歌声がホールに響き、歌い終えると会場内に大きな歓声と拍手が巻き起こった。
これは、自身のファンクラブを通して事前に募っていたファンの声と拍手をライブ用に編集し、当日の会場で実際に流したもの。ライブ中は、この“ファンの声と拍手”が随所にインサートされることによって、視聴者に、そして山本を始めとするステージ上のメンバーに、ライブならではの臨場感や一体感が生まれていくことになった。
息を切らしながらの短いMCを挟んで『unreachable』を歌ったあとは、それまでの熱く激しい姿から一転し、『雪恋』ではしっとりとやさしい歌を聴かせ、『君とフィルムカメラ』では軽やかに弾けるパフォーマンスを見せた。
そこからさらなる変化を見せたのが、幻想的な映像とライティングでつないだあと『Homeward』から『feel the night』『stay free』と、メロウでグルーヴィーなナンバーが続いたセクションだ。
特に『feel the night』と『stay free』では、しなやかでセクシーなダンスで魅せつつ、ラップも織り交ぜたステージを披露。『stay free』の時には、スクリーンに映し出された複数の自身の白いシルエットのダンスと、見事にシンクロしてみせた。
その歌声に、静かに、そしてゆっくりと重なっていくピアノとバイオリンの音色。やがてすべてのパートが音を奏で始め、『サードマン』の世界は一層の熱を帯びて、山本のキャリア史上屈指の名バラードの最新形を完成させた。
『サードマン』は、これまでのライブでもポイントになってきた、ファンからの支持も高い楽曲。この日は“君は君でいて/止まらなくていいんだ 君はそのまま”と歌われる歌詞が、図らずも新しい価値観を模索しなければならなくなった今の状況も相まって、これまで以上に胸に迫ってきたのだった。
そして、この日3度目のMCに続く本編ラストソングは、“今あなたは笑えていますか”という歌い出しで幕を開け、“耐えることに慣れないでいて”、“想い合って赦されていく”、“愛を歌おう 生きとし生ける 全てのものと共に”と歌われるバラード『Larimar』。『サードマン』同様、今の状況を踏まえて書かれた歌ではまったくないのだが、世界中の人々が現在直面している問題への強いメッセージになった。
その内容は、アンコール2曲目で初披露の新曲『愛なんていらない』を歌うこと、そして楽曲がモスバーガーのCMソングに起用されること。3月にツイートした「モスバーガーの略称は、“モスバ”説」がバズった山本だが、その“事件”がCMソングという形で実を結んだのだ。
『愛なんていらない』は、語りかけるようなボーカルで“今を生きていくんだ”という想いを伝える、力強いロッカバラード。山本の歌声が持つ、“陰り”と“温かみ”の両面がじんわりと沁み込んでくるナンバーとなっている。
アンコールのラストは、『JOKER』と同様にライブの定番である『Are you ready?』。最後の最後に、“準備はいいかい?”というタイトルのアグレッシブな楽曲を歌ったことが、向かい風が吹く音楽シーンが待ちわびる新しい未来に向けた、山本なりのエールのように感じられた。
出演:山本彩、他
1.イチリンソウ
2.棘
3.喝采
4.unreachable
5.雪恋
6.君とフィルムカメラ
7.Homeward
8.feel the night
9.stay free
10.サードマン
11.追憶の光
12.月影
13.TRUE BLUE
14.Weeeekend☆
15.Let's go crazy
16.レインボーローズ
17.Larimar
ENCORE
EN1.JOKER
EN2.愛なんていらない
EN3.Are you ready?
山本彩、歓声を事前に編集
開演予定時刻の18時30分を少しだけ過ぎたころ、暗転していたステージ上に大きなスクリーンが現れ、その上を白い光が流動的に動きながら、不規則な形状を形成。すると、ステージ上方からひと筋の光が差し、スタンドマイクの前に立つ山本の姿が映し出された。オープニングナンバーは『イチリンソウ』。力強い意志を感じさせる歌声がホールに響き、歌い終えると会場内に大きな歓声と拍手が巻き起こった。
これは、自身のファンクラブを通して事前に募っていたファンの声と拍手をライブ用に編集し、当日の会場で実際に流したもの。ライブ中は、この“ファンの声と拍手”が随所にインサートされることによって、視聴者に、そして山本を始めとするステージ上のメンバーに、ライブならではの臨場感や一体感が生まれていくことになった。
セクシーなダンスで魅せる
2曲目は、アコギをかき鳴らす山本が、ラウドなロックサウンドの中で激しい歌を聴かせる『棘』。続く『喝采』では、ドスを効かせた歌いっぷりで魅了した。息を切らしながらの短いMCを挟んで『unreachable』を歌ったあとは、それまでの熱く激しい姿から一転し、『雪恋』ではしっとりとやさしい歌を聴かせ、『君とフィルムカメラ』では軽やかに弾けるパフォーマンスを見せた。
そこからさらなる変化を見せたのが、幻想的な映像とライティングでつないだあと『Homeward』から『feel the night』『stay free』と、メロウでグルーヴィーなナンバーが続いたセクションだ。
特に『feel the night』と『stay free』では、しなやかでセクシーなダンスで魅せつつ、ラップも織り交ぜたステージを披露。『stay free』の時には、スクリーンに映し出された複数の自身の白いシルエットのダンスと、見事にシンクロしてみせた。
キャリア史上屈指の名バラード最新形
そして、バンドメンバーがそれぞれの個性を生かした演奏を聴かせたあと、この日最初のクライマックスが。デニム地を基調にした衣装に着替えてステージに戻った山本が、おもむろに『サードマン』の一節をアカペラで歌い始めたのだ。その歌声に、静かに、そしてゆっくりと重なっていくピアノとバイオリンの音色。やがてすべてのパートが音を奏で始め、『サードマン』の世界は一層の熱を帯びて、山本のキャリア史上屈指の名バラードの最新形を完成させた。
『サードマン』は、これまでのライブでもポイントになってきた、ファンからの支持も高い楽曲。この日は“君は君でいて/止まらなくていいんだ 君はそのまま”と歌われる歌詞が、図らずも新しい価値観を模索しなければならなくなった今の状況も相まって、これまで以上に胸に迫ってきたのだった。
山本彩「耐えることに慣れないでいて」
『サードマン』をしっかりと歌いきり、MCでファンへの思いを実直に語ったあとは、『追憶の光』『月影』『TRUE BLUE』『Weeeekend☆』『Let’s go crazy』『レインボーローズ』の6曲を立て続けに歌唱。ミディアムバラードから疾走感のあるロックチューン、軽快なポップナンバーまで、曲ごとに表情を変化させながら、山本の音楽の大きな魅力の1つである多様性を存分に見せた。そして、この日3度目のMCに続く本編ラストソングは、“今あなたは笑えていますか”という歌い出しで幕を開け、“耐えることに慣れないでいて”、“想い合って赦されていく”、“愛を歌おう 生きとし生ける 全てのものと共に”と歌われるバラード『Larimar』。『サードマン』同様、今の状況を踏まえて書かれた歌ではまったくないのだが、世界中の人々が現在直面している問題への強いメッセージになった。
山本彩、アンコールでサプライズ
本編終了後は、ファンから集まった鳴り止まない声と拍手、そして配信サイト上に流れ続ける「さやかー!」「さーやーかー!」というコメントに応えるように、アンコールがスタート。アンコール1曲目に山本の代表曲でありライブの定番曲『JOKER』を歌ったあと、待っていたのはこの日最大のサプライズだった。その内容は、アンコール2曲目で初披露の新曲『愛なんていらない』を歌うこと、そして楽曲がモスバーガーのCMソングに起用されること。3月にツイートした「モスバーガーの略称は、“モスバ”説」がバズった山本だが、その“事件”がCMソングという形で実を結んだのだ。
『愛なんていらない』は、語りかけるようなボーカルで“今を生きていくんだ”という想いを伝える、力強いロッカバラード。山本の歌声が持つ、“陰り”と“温かみ”の両面がじんわりと沁み込んでくるナンバーとなっている。
アンコールのラストは、『JOKER』と同様にライブの定番である『Are you ready?』。最後の最後に、“準備はいいかい?”というタイトルのアグレッシブな楽曲を歌ったことが、向かい風が吹く音楽シーンが待ちわびる新しい未来に向けた、山本なりのエールのように感じられた。
山本彩、ライブ終了後にアフタートーク配信
ライブが終了後は、視聴したファンからの質問に答えたほか、バンドメンバーたちとの気心が知れたやりとりを、打ち上げ的アフタートークとして配信。ビールなどで乾杯し、リラックスした笑顔を見せた。(modelpress編集部)山本彩 LIVE TOUR 2020 ~α~セットリスト
日時:2020年8月28日(金)18時開場、18時半開演出演:山本彩、他
1.イチリンソウ
2.棘
3.喝采
4.unreachable
5.雪恋
6.君とフィルムカメラ
7.Homeward
8.feel the night
9.stay free
10.サードマン
11.追憶の光
12.月影
13.TRUE BLUE
14.Weeeekend☆
15.Let's go crazy
16.レインボーローズ
17.Larimar
ENCORE
EN1.JOKER
EN2.愛なんていらない
EN3.Are you ready?
【Not Sponsored 記事】
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