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WEST.、10周年ドーム公演でサプライズ演出も 重岡大毅「誰1人欠けずやってきたぞ」【AWARD/ライブレポート】

2024.08.30 04:00

WEST. が8月29日、東京ドームにて『WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~』を開催。ここではライブレポートをまとめる。

  

WEST.、アニバーサリームードたっぷりのドーム公演

今回のライブは4月23日にCDデビュー10周年を迎えた、中間淳太、桐山照史、濱田崇裕(※「濱」は正式には異体字)、重岡大毅、神山智洋、藤井流星、小瀧望の7人のWEST.のツアーラストを飾るドーム公演で、音楽が大好きな7人が、10年で培った会場を巻き込む圧倒的なパフォーマンスで10年間の感謝を伝えるエンターテイメント。ドームツアーの開催は2022年ぶり、みずほPayPayドーム福岡での公演は初で、3都市8公演、38万人(東京ドーム公演では3公演16万5000人)を動員した。

「AWARD」の名の通りラグジュアリーなセットやライト、演出が魅力。開演前から「ええじゃないか」に合わせて客席エリアを分け、カラオケ形式で歌い合い、ステージの幕が上がる前からドームのボルテージは最高潮。7人が10周年への思いとドーム公演への思いをインタビュー形式で語るVTRが流れ始め、10周年公演の幕開けにふさわしいムードが漂う中、7人のシルエットがメインステージに浮かび上がり、歓声が高まっていくとともに「証拠」で早速エモーショナルでロックな空気が会場を包んだ。

メインステージからセンターステージまではレッドカーペットのように花道が伸び、メインステージに設置された噴水がショーとしての重厚感を増す。「AWARD」「YSSB」「FATE」「バンバンッ!!」と豪華な演出が光る楽曲はドームならでは。「ユニット曲アワード」で披露された、中間&藤井の「ONI-CHAN」ではユーモアとクールさが光り、神山&濱田の「GAD DAMN」では圧巻のアクロバットを迫力満点に、藤井&小瀧の「Terrible」はビジュアルの相性の良さが溢れ、重岡&神山の「Lovely Xmas」は愛嬌たっぷりに“シンメトリー”ぶりを発揮した。

WEST.、ユニット曲からバンドコーナーまで 7人の魅力光る

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9月10日にリリースを控える「まぁいっか!」ではパワーパフボーイズ振り付けのポップなダンスで可愛らしい一面を打ち出したかと思えば、壮大なサウンドをバックに歌う「FATE」で繊細かつ表現力たっぷりに舞う。10周年メドレーの幕開けは、デビュー曲の「ええじゃないか」。メンバーカラーの着物風の衣装で登場した7人がイントロのフォーメーションを決めてメインステージに立つと歓声が上がり「ジパング おおきに大作戦」「プリンシパルの君へ」「Big Shot!!」など10周年を振り返る楽曲に合わせMVが流れる中、やぐら風のフロートでドームを一周する様子は祭りそのもの。

WEST.のライブの定番であるバンドコーナーでは7人の熱い魂が全開。 「間違っちゃいない。」では、ファンの合唱が楽曲に彩りを与え、重岡は「どうだった!俺らの10年!誰1人欠けずやってきたぞ!」と語りかけ、会場も声援で応える。「超きっと大丈夫」「ハート」とファンを芯から熱くするような楽曲で畳み掛けた。

WEST.7人が10周年で感じる思い「いつ折れてもおかしくなかった柱をあなたたちが支えてくれました」

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桐山は10周年を「通過点」と表現し「11周年、15周年、20周年…10年先まで見えた気がしました。本当にありがとう」と将来への希望を語り、中間はアイドル=夢を見せているとしばしば言われるといったことを例に挙げつつ「僕たちが見せてるのは夢でもなんでもなく、紛れもない現実です」と断言。ファンに寄り添い「楽しい現実を今後も僕たちと見ていってほしいなと思います」とアイドルとして伝えた。

濱田が「楽しかった。そんなに言いたいことはないです」と直球に伝えると、神山は「5万5000人の人が集まって、僕たちがこのステージに上がって5万5007人の人生がそれぞれあるのはほんまにすごいこと」と切り出し「応援してくださってる方は、この会場に来てくださってるみなさん以外にもたくさんいらっしゃいますし、そんなみなさんとこう出会えた人生で良かったなという風に心から思っております」と愛のこもったメッセージを述べた。

小瀧も「いつ折れてもおかしくなかった柱をあなたたちが支えてくれました。ほんとに10年間ありがとうございました」と深い感謝を語り、藤井は「またみんなで集まって、しんどいこともいっぱいあると思うけど、馬鹿みたいなことを一緒にしましょう」と明るく呼びかけ。重岡はスタッフとの会話を用いながら、他人である誰かの幸せが自分の幸せと共通していることへの喜びを明かし「こうやって応援していただいてる僕、重岡大毅はどこまでも調子に乗って、この重岡大毅っていう自分自身をいっぱいいっぱい楽しんで、たくさんの夢を作って、そしてそんな人生を思いっきり歩みたいなと思っています」と力強く意気込んだ。

「愛せ 君の人生」「君の日常に影がさしたら呼んでくれよ」とメッセージ性溢れる訴えが響く「アンジョーヤリーナ」で本編が終了。アンコール前にはファンが「サムシング・ニュー」を合唱し「WEST.10周年おめでとう!」と伝えるサプライズ演出もあり、メンバーは「なにこれ」「どうしたの?」と驚きつつ「ありがとう!」と感謝。縦横無尽にドームを駆け巡りながら届けたアンコールを盛り上げ、締めくくりを飾るのは重岡が作詞作曲を手掛けた「あかさたなららら」。お祝いムードたっぷりにまっすぐな“感謝”を伝えきり、最後まで7人の明るすぎるほどの幸せな空気感で10周年公演を締めくくった。(modelpress編集部)

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