錦戸亮、全国ツアー完走 ファイナルではサプライズ&SUPER EIGHT安田章大とのエピソードも「亮がんばってねって」
2024.04.14 18:00
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歌手で俳優の錦戸亮が13日、東京・LINE CUBESHIBUYAにて、全国ツアー「RYO NISHIKIDO LIVE Tour 2024“NOMADOFNOWHERE”(読み方:ノマドオブナウヒアー)」のファイナル公演を開催した。
錦戸亮、ドラマ撮影と並行して全国ツアー開催
2月から約2ヶ月間同ツアーを行っていた錦戸は、TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』に引き続き、今期はフジテレビ木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』にメインキャストとして出演。ドラマ撮影と並行してツアーを行っていたため、最終日となったこの日も朝6時半起きで撮影を終えてから会場入りしたという。1曲目はアコースティックギターの弾き語り『Silence』で静かにスタート。バンドが加わり、音の厚みが増すとともに曲にエネルギーが宿っていった。続くアップテンポな『ツキノハナシ』ではイントロからクラップが起こり、観客も参加。会場内の熱がさらに高まっていった。
「素敵なミュージシャンもたくさんいますし、プロの演奏というもの、生で浴びる音ってこんなに気持ちいいんだというのをみなさんに実感していただきたく思っています。やればやるほど、どんどん終わっていきますからね。悔いのないよう僕もやろうと思っていますので、楽しむ気持ちで参加してください」。
独立前にSUPER EIGHTの安田章大と共作した『アイスクリーム』、FCツアーで披露した新曲の『ロードムービー』、3年前のツアーで発表した『Shabby』、ライブ定番曲となっている『スケアクロウ』など、前半はこれまでいろんな場で歌ってきた曲を、今の錦戸による最新バージョンとして披露。中盤のMCでは「ファイナル楽しめていますか? “リベンジ”見てもらえましたか?」と観客席に語りかけ、反応を楽しんでいた。
錦戸亮、安田章大にも言及
また、このツアーで久しぶりに『アイスクリーム』を披露したこともあり、現在、PARCO劇場で舞台に主演している安田についても言及。「近くで安田くんが(舞台)やってるでしょ?知ってる?さっきメッセージ来ていて。亮がんばってねって」と信頼している自身のファンへと報告した。ファンから集めた質問を箱からランダムにピックアップして答えていくコーナーでは「子供たちと踊れるような可愛い振り付けの曲つくってください」というリクエストを読み上げ、「久しぶりに『不適切にもほどがある!』で振り付けがあって、鏡みたいになっている冷蔵庫の前で練習したけど全然、覚えられなくて。結婚の許しを請うダンスでいっぱいいっぱいなので、あれくらいでいい?」と問いかけると客席から拍手の応酬が。「わかりました、検討します!」と締めくくった。
錦戸亮、アンコールではサプライズも
「昔懐かしみたいな曲を作ったので」と、観客を着席させたままライブを再開。90年代の邦ロック仕立ての『懐メロ』は、一般的な曲の構成をそのまま歌詞にしたメタな作りが秀逸であった。続く『コノ世界ニサヨウナラ』『罰ゲーム』と刹那的かつ寂寥感あふれる曲の世界に浸らせたあとは、思いっきり発散できる爆音曲へ。独立前の楽曲『バナナジュース』ではサックスを演奏し、『Tokyoholic』ではギターを掻き鳴らし、『I’m an Osakan』で声を限りにシャウトし続けた。2019年に独立してから5年目を迎えた錦戸は、歩んできた挑戦の数だけ創作、演奏、表現の幅が広がっていく。最初の一歩だった『ノマド』は、年月とともに変化を遂げ、初期のヒリヒリしたような緊張感、尖り要素以上に音楽を楽しむエネルギッシュさが色濃くなっていた。
アンコールの『I don‘t understand』も、サビを観客が歌う場面もライブならではの変化だ。弾き語りバージョンで披露したが、途中ちょっと歌詞があやうい箇所があったため、収録用にとバンドバージョンでやり直し。即興とは思えない素晴らしいパフォーマンスとなり、観客は拍手喝采となった。「こうやってどんどんどん、上書きしていくんだぜ!」と、『オモイデドロボー』の歌詞につなげ、美しいエンディングを迎えた。
「これからもみなさんが楽しめるように、いろんな仕事を大事に、がんばってやっていきたいと思っております。みなさんも健康に気をつけて、しっかりご自愛ください。今日は本当にありがとうございました!」。
ステージ上のモニターに以前から公言してきた「錦戸亮A-LIVE “歌葬”」と題した生前葬を開催することを発表するという、ファイナルらしいサプライズも。「会場、決めてきました。少し別の仕事をしたら準備に入りますので。生前葬です。みなさん、ぜひ遊びに来てください!」と高らかに宣言し、歓声に包まれながらステージをあとにした。(modelpress編集部)
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