BiSH“声出し解禁”ライブで思い溢れる 解散前最後の「AGESTOCK」出演でファン感涙＜AGESTOCK2023＞

BiSH、解散前最後の「AGESTOCK」出演

同イベントは、首都圏の大学生が集まった日本最大級の企画団体「AGESTOCK2023実行委員会」が主催。

BiSHはこれまで「AGESTOCK2017 in TOKYO DOME CITY HALL」を皮切りに、数多くの「AGESTOCK」の主催イベントに出演。6月29日の東京ドーム公演をもって解散することを発表しているBiSHにとっては、今回が最後の「AGESTOCK」出演となった。

BiSH、声出し解禁ライブで思い溢れる

今回、ライブステージでは不織布マスク着用を条件に、観客の声出し・声援を解禁。レザーのパンツスタイルで登場したBiSHは、序盤からランウェイトップに立ち、ファンと目を合せながら笑顔でパフォーマンス。最初に披露した「BiSH－星が瞬く夜に－」では、ヘッドバンギングのパートで観客も一緒に頭を前後させ、一気に会場の一体感が増した。

セントチヒロ・チッチが「やって来ました『AGESTOCK』！元気か！？皆の声が聞けてすごく幸せです」と力強く挨拶すると、観客からは大きな歓声が。

2017年度の同イベントを皮切りに出演し続けてきた「AGESTOCK」について「毎年思い出が増えてって…」と語り、制限がある中での開催を乗り越え、今回念願の声出しライブが実現したことを受け「皆が頑張った成果なんじゃないかなと思っています」とファンや主催の学生たちへ向けて思いを伝えた。

リンリン叫ぶ？アユニ・Dから熱いメッセージも

ライブ中は、「Story Brighter」で顔を見合わせて行うハイタッチや「YOUTH」での肩を組む様子など、メンバーの笑顔が一段と光る仲睦まじい姿が際立つ一幕もあった。

またMCトークでは、ハシヤスメ・アツコが「暑い」と口にすると、「やばいね」「アゲアゲだね」「アツアツだね」とメンバーが応えるように次々と発言。「暑いの。汗が止まらないの」と激しいパフォーマンス後の体力消耗と観客の熱気に圧倒され、メンバーたちは言葉が出ない様子でいた。

すると、リンリンが突然叫び出し、メンバー一同からツッコミが。ライブ中の水分補給NGというグループ内のルールから水を飲んでいる観客に「羨ましい」と本音をこぼし、会場の笑いを誘った。

そしてリンリンとアユニ・Dが振り付けを考えた楽曲「飲ませろ」の一部をファンと一緒に練習しようとアユニがチャレンジ。「飲ませてくれ 喉乾く」「頭痛い」と歌詞に合わせた振り付けを披露し、そのキュートな仕草の数々に、観客からは「可愛い」と小声が漏れる。そこにすかさず、「可愛いって思ったら声出ししていいんだよ？」とハシヤスメが煽ると、「可愛い」と大きな声が飛び交い、観客の熱気がさらに高まった。

ライブ終盤ではアユニが、「私達とただの他人じゃないってことをわかってほしい」と思いの丈をぶつけ、ファンも思わず感涙の表情を浮かべた。

一糸乱れぬパフォーマンスで全12曲を披露したBiSH。しかし疲労を一切感じさせないキラキラとした笑顔と温かなメッセージの数々で、会場からは溢れんばかりの歓声と拍手が飛び交っていた。（modelpress編集部）

BiSHセットリスト

1. BiSH－星が瞬く夜に－
2.ぴょ
3.ぶち抜け
4.I am me.
5.Story Brighter
6. YOUTH
7. 飲ませろ
8. 脱・既成概念
9. サヨナラサラバ
10. スーパーヒーローミュージック
11. オーケストラ
12. beautifulさ

「AGESTOCK2023 in 国立代々木競技場 第一体育館」開催概要

日時：2023年3月5日（日）開場12：30／開演13：30
場所：国立代々木競技場・第一体育館（〒150-0041 東京都渋谷区神南2丁目1−1）