紅白プロデューサー、出場者追加発表の可能性は?「何が起きるか分からない」
2020.12.09 17:27
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NHKは9日、「第71回 NHK紅白歌合戦」の制作統括・加藤英明チーフプロデューサーの囲み取材を実施。出場歌手の追加発表の可能性について言及した。
NHK紅白、出場歌手追加で発表の可能性は?
出場歌手は紅白合わせて42組。紅組20組、白組21組、ほか企画枠と組数が異なっているが、「最終的にはきちっと対戦が辻褄が合うように対戦を納得して頂ける形にしたいが、それについても鋭意検討中」と回答。現時点で発表済みのことが全てと強調したが「12月31日まで何が起きるか分からない。視聴者の皆さんの期待が高いアーティストに対しては可能性は探っていきたい」と今後の追加発表の可能性も示した。
「エール」コーナーは?
また、一部にて報道された連続テレビ小説「エール」の企画コーナーについては「やるのかやらないのかも含めて協議をしているところ、現段階では決まっていない」と答えた。「エール」については紅組司会はヒロインを務めた二階堂ふみ、さらに企画コーナーに主題歌を担当するGReeeeNが出場することが発表されている。
NHK紅白、初の無観客開催で対策は?
今年は初の無観客開催となる紅白。囲み取材では「バックダンサーの数を減らすのか?」「会場を分散させるという報道もあるが」などといった質問も飛んだが、加藤プロデューサーは「感染対策を徹底した上での紅白になる、安全に最大に配慮した紅白となるのは確実です」としながら、個別のシーンや会場がどうなるかについては全て未定と回答。「無観客での紅白は初めてなのでどういう演出がふさわしいか日々議論しています。オープニングがどうなるかは期待の高い部分でもあるので、是非放送をご覧になって頂ければ」とオープニングも含め様々な可能性を検討していることを窺わせた。国内のコロナウイルス感染拡大の状況も日々変わっているため、「最終的に日々向き合いながら演出を決めていくので具体的にはお答えできない」と進行中で検討していると話すにとどめた。
第71回 NHK紅白歌合戦
今年の紅白のテーマは、「今こそ歌おう みんなでエール」。新型コロナウイルスの感染が拡大したことで世界は一変し、様々な分野に深刻な影響が出ている昨今。今こそアーティストたちの思いのこもった歌でみんなにエールを送りたい、コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えて欲しいという思いがこめられている。総合司会は4年連続となるウッチャンナンチャンの内村光良。白組司会は俳優の大泉洋で、二階堂ともにそれぞれ紅白初司会となる。放送は、2020年12月31日午後7時30分から11時45分まで(※中断ニュースあり)。(modelpress編集部)
加藤英明(かとう・ひであき)チーフプロデューサー
制作局第5制作ユニットチーフ・プロデューサー。97年のNHK入局以来、芸能畑を歩み、「SONGS」などを手掛ける。紅白では2011、12年に演出を担当。2018年はチーフプロデューサーを務めた。今年は昨年に引き続き制作統括を務める。
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