山崎天、藤吉夏鈴、小池美波 (C)モデルプレス

<櫻坂46小池美波・藤吉夏鈴・山崎天「Nobody’s fault」インタビュー>再スタート&新体制への本音「欅坂46からの物語は続いている」

2020.12.08 12:00

欅坂46としての活動に幕を降ろし、新グループとして生まれ変わった櫻坂46。1stシングル「Nobody’s fault」(12月9日発売)は、そんな新たな道へと歩み始めた彼女たちの決意を表す楽曲となった。モデルプレスでは、1期生の小池美波(こいけ・みなみ)、2期生の藤吉夏鈴(ふじよし・かりん)、山崎天(やまさき・てん※「崎」は正式には「たつさき」)にインタビューを実施し、現在の心境などを聞いた。

  

櫻坂46“新体制”で再スタート

櫻坂46・1stシングル「Nobody’s fault」TYPE-A(12月9日発売)(提供写真)
櫻坂46のスタートとなる楽曲「Nobody’s fault」のセンターは、2期生の初めてのセンターとなる森田ひかる。表題曲を含め、同シングルに収録される表題曲以外のカップリング6曲も14人体制だが、計7曲すべてでメンバーを入れ替えてパフォーマンス。1列目の3人、2列目の5人は通称“櫻エイト”として全楽曲に参加し、3列目の6人は曲によってメンバーが入れ替わる、全メンバーで作り上げていく新体制となっている。

そして、藤吉が「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」、山崎が「Buddies」と、それぞれの楽曲で初めてのセンターを務める。

何もかもが一新し、楽曲からも再スタートの決意を感じる櫻坂46。新たな1歩を踏み出す瞬間に立った彼女たちが今感じていることとは──心境の変化や、グループの現状などを聞いた。

“僕”から“俺”に…櫻坂46での変化

櫻坂46・1stシングル「Nobody’s fault」(12月9日発売)TYPE-B(提供写真)
― 1stシングル「Nobody’s fault」を聴いた時の最初の印象を教えてください。

藤吉:最初は、少しロックめで、やんちゃっぽい曲だなと思いました。今まで欅坂46では“僕”が主人公の曲がたくさんあったのですが、今回の曲は“僕”というより、“俺”という感じで、よりかっこよくて意志が強い印象です。

小池:私は、欅坂46で5年間ともに歩んできた“僕”が、櫻坂46になった私たちに歌詞を通してメッセージというか、「成長しろ!」と訴えかけてきている気がします。(藤吉)夏鈴ちゃんが言ったように、私たちも変わらなきゃいけないんだなという気持ちです。今では、この曲が私たちにとっての決意や覚悟に変わったかなと思います。

山崎:あんまり第一印象は覚えていないのですが、欅坂46から1歩成長して向かっていこうという曲だなと思いました。

― みなさん成長を感じるのですね。ファンの方も欅坂46さんの雰囲気や楽曲が好きだった方は、新グループになってどう変わるんだろうと不安があったと思いますが、欅坂46さんの良さを引き継ぎつつ、前に進む強さが表れた楽曲ですよね。

小池:欅坂46で大事にしていたものを継承しているなと私たちも感じているのですが、これまで強いパフォーマンスや言葉が多かった中に、女性らしいダンスを取り入れて、新しいものも加わっている感覚もあります。私たちも欅坂46ときっぱりお別れをしたという感じではないのですが、「今までとは違うんだぞ!」というところも見せつつも、欅坂46からの物語は続いているという感じもしていて、とても嬉しいです。

藤吉夏鈴、小池美波、山崎天 (C)モデルプレス
― パフォーマンスでも“三角のマーク”が登場しますが、あれは“櫻ポーズ”ですか?

小池:振付師のTAKAHIRO先生が「櫻坂ポーズだ!」とよく言うのですが、実はポーズがいくつかあるんです(笑)。今思い浮かぶものでも3つくらいあるのですが、「Nobody’s fault」の中での“櫻ポーズ”は、あの三角形のポーズです。

山崎:正面から見た時に、意志や心が強い人がやるポーズになっています。

小池:私、最初脳トレとかに使う知恵の輪みたいな感じかと思ったの(笑)。

― 確かに(笑)。ポーズが難しそうですよね。

山崎:ダンスをしながらパッとポーズを決めなきゃいけないので、最初は本当に慣れなくて何回も練習しました。でもやりすぎて、手を三角形にするポーズが癖になっちゃいました(笑)。

小池:脳トレやな(笑)。

新体制では「誰がどこにいても輝けるように」

藤吉夏鈴 (C)モデルプレス
― フォーメーションも、3人はセンターを支える大事なポジションについていますが、ご自身の立ち位置についてどう思いますか?

山崎:あまりそこに意識はしていないです。「自分がここにいるからこうしなきゃいけない」と思うと上手くいかないし、どこのポジションでももちろん頑張らなきゃいけないなと思います。櫻坂46では、みんなで力を合わせて成長することを大切にしているので、誰がどこにいても輝けるように、頑張りたいです。

小池:私は、欅坂46での9枚目のシングル(未発売)で選抜に入れなかった悔しさが、この1年間で自分を変えてくれたなと感じています。ほかの方から見て変われているかはわからないですが、自分で感じる弱い部分や今まで逃げてきたこととはきちんと向き合えました。その中で、今回のポジションをいただいて、今度は自分じゃなくて、このメンバーをここから守るというか、ここにいることでファンの方が見ていても安心できるような人になれるように、堂々とこのポジションに立てる人になれたら良いなと思っています。

藤吉:新しい制度になって、アンダーとかを作るよりも、みんなでグループを作っているという感覚です。でもフォーメーション発表時にみんなで座って発表されていく中で、全員のメンバーが名前を呼ばれなかったことを思い出すと、未だに心苦しいです。

最年少・山崎天「甘やかされています」

藤吉夏鈴、小池美波、山崎天 (C)モデルプレス
― 新体制になって、これまでは1期生が中心となってグループを引っ張っていましたが、2期生も一緒に全員で作り上げている感じがより強くなりましたよね。藤吉さんと山崎さんは、それぞれの楽曲でセンターにも抜擢されていますが、その責任感やプレッシャーを感じますか?

藤吉:私は、プレッシャーというよりも、3つの作品のセンターを同じ人がやるのではなくて、違う人がやることによって、全然違う雰囲気を出せておもしろそうだなという、新しい試みへの思いのほうが大きかったです。

山崎:私も新フォーメーションへの楽しみが大きかったです。プレッシャーはもちろんありましたが、周りのメンバーやTAKAHIRO先生が「自由にやって良いよ」と言ってくださったので、自由にやっています。

― 小池さんも、先程の撮影の時もすごく良い雰囲気を作っていて、サポートをしっかりとしているなと思いました。

小池:全然!まだまだ力不足で、みんなのことを全然支えることができていないのですが、頼りたいなと思ってくれる時があったら頼って欲しいし、甘えて欲しいなと思います!

山崎天 (C)モデルプレス
― 冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」の占いの回でも、“飛躍するメンバー”として山崎さんが選ばれた時「周りに甘えると運気が上がる」と言われていましたね。山崎さんはグループの中で最年少ですが、先輩方や同期に甘えられるようになりましたか?

山崎:甘やかされています(笑)。

小池:自分から甘えてるやん!

藤吉:私は(山崎)天のこと…甘やかしたことはないね?

山崎:うん(笑)。

藤吉:天は、すごく1期生さんに甘えるようになったなと感じます。

山崎:でも夏鈴にも甘えます。甘やかしつつも、夏鈴が唯一厳しくもしてくれるから。個性があるので、夏鈴には夏鈴の甘やかし方があるなと思っています(笑)。

小池:2期生はみんな可愛くて仕方がないです。

櫻坂46として新たな道に…心境の変化は?

小池美波 (C)モデルプレス
― 櫻坂46になるにあたって、これまでみなさんは常に前向きな言葉を伝えてきてくれましたが、今櫻坂46としての活動も始まって、改名前に思っていた気持ちに変化はありましたか?

藤吉:改名については、ずっと自分の中で受け入れていたつもりだったのですが、櫻坂46としてMVの撮影をしたり、活動したりする中で、それでもまだ欅坂46の世界観に対する思いもあって。まだ櫻坂46での自分を完全には掴みきれていないので、グループと一緒に1歩ずつ進んでいる感覚です。

小池:私は正直、欅坂46から櫻坂46に改名することを発表するまでの期間が1番苦しかったです。自分たちがどうというよりも、ファンの方がどういう風に感じるんだろうとか、今までの欅坂46の曲が好きだったからファンだったという方は、櫻坂46はいいやとなっちゃうのかな…などと考えてしまって、その不安が大きくて…。

今はもう1度新しいスタートライン立って、新しい曲などを制作している中で、まだ(藤吉)夏鈴ちゃんが言っていたように、掴めきれていない部分もあるのですが、だから何にでも染まれると思うし、これからいろんな色や印象もつけることができる。今まで“欅っぽい”という言葉があったみたいに、いつか“櫻坂っぽい”という言葉ができたら良いなと思っています。なので、寂しい気持ちよりも、今は新鮮な気持ちで楽しんでいるという感じです。

山崎:私は、改名が決まる前から何かを変えたいという気持ちがずっとあって、ずっと新しいことをしたいと思っていたので、前向きに、全く驚きもなく「たくさんチャレンジしたい」という気持ちです。

藤吉夏鈴、小池美波、山崎天 (C)モデルプレス
― 櫻坂46で成し遂げたい夢や目標はありますか?

山崎:櫻坂46でしか出せない色をたくさん出していきたいです。

小池:私は、欅坂46の時にできなかった「レコード大賞」を櫻坂46でとれるように頑張りたいです。

藤吉:夢はあるんですけど、今は口に出して言いたくないので、いつか言える日が来たら良いなと思います。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

小池美波(こいけ・みなみ)プロフィール

1998年11月14日生まれ、兵庫県出身。2015年8月、欅坂46・1期生としてデビュー。ガーリーなルックスとラブリーな声が魅力的な一方で、両親の影響で昭和歌謡好きという意外な一面も持つ。MBSラジオ「ザ・ヒットスタジオ」(毎週火曜深夜1時~)では、吉田照美氏とともにパーソナリティーを担当。2019年に1stソロ写真集「青春の瓶詰め」を発売した。

藤吉夏鈴(ふじよし・かりん)プロフィール

2001年8月29日生まれ、大阪府出身。2018年8月、坂道合同オーディションに合格。同年12月、東京・日本武道館で開催された「欅坂46 2期生/けやき坂46 3期生『お見立て会』」で初お披露目。櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」の収録曲「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」で初めてのセンターを務める。

山崎天(やまさき・てん)プロフィール

2005年9月28日生まれ、大阪府出身。2018年8月、坂道合同オーディションに合格。同年12月、東京・日本武道館で開催された「欅坂46 2期生/けやき坂46 3期生『お見立て会』」で初お披露目。櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」の収録曲「Buddies」で初めてのセンターを務める。
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