モーニング娘。’19、ツアー千秋楽で新シングル2曲初披露 “同じメロディー”で前代未聞の試み<セットリスト>
2019.12.05 21:30
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モーニング娘。’19が5日、国立代々木競技場第一体育館にて、コンサートツアー 『モーニング娘。'19 コンサートツアー秋 ~KOKORO&KARADA~』の千秋楽を迎えた。
モーニング娘。'19、単独初代々木でツアー千秋楽
1997年のグループ結成以降、メンバーの卒業と加入を繰り返し、現在はメンバー14人(譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈、森戸知沙希、北川莉央、岡村ほまれ、山崎愛生)で活動。同ツアーは今年6月に15期メンバー3人が加わり新体制で臨んだ初のツアーで、9月21日より開催。グループとしては初となる同場所での単独公演で、1,1000人の観客の前で、新年を迎え、モーニング娘。’20として通算68枚目となるNEWシングルを2020年1月22日に発売することを発表した。
新曲『LOVEペディア』『人間関係No way way』は同じメロディー&歌詞・振り付け違いという前代未聞の試み
15期メンバー初参加となるシングルはこれまでツアーで披露してきた『KOKORO&KARADA』と、今回初披露となった『LOVEペディア』と『人間関係No way way』のトリプルA面シングル。後2曲はメロディーは全く同じだが、歌詞やダンス、歌割が全く異なるという構成。ライブ後半にリーダーの譜久村聖が「前代未聞というか初の試みです」と明かして観客の度肝を抜くと、連続で2曲パフォーマンスした。
佐藤優樹&野中美希、キーボード連弾披露
オープニング、ピラミッド型のセットにホワイトの衣装を着たメンバーが現れると満員の会場からは大きな歓声が。ツアータイトルのリード曲『KOKORO&KARADA』から開幕し、5曲ノンストップでパフォーマンス。最年少の山崎は大きな会場を見渡し、「めいたちもこの会場に負けないくらい大きく踊ります!」と意気込み。中盤ブロックではユニットに分かれ、譜久村・生田・石田・佐藤・小田の9、10、11期が『抱いてHOLD ON ME!』を、野中・牧野・羽賀の12期が『私の時代!』を、加賀・横山・森戸の13、14期が『Rockの定義』を、そして北川・岡村・山崎の15期が『好きな先輩』を披露。今回がツアー初参加となる末っ子の15期だけのステージを見た小田は「入って半年で3人でステージに立ってるのを見て本当に泣きそうになった」と後輩の成長に感激していた。
『雨の降らない星では愛せないだろう?』では、イントロとアウトロで佐藤と野中がセンターステージでキーボードを連弾し、会場全体がしっとりと聴き入った。これまでは回替わりで2人がキーボードを弾いていたため、野中は「だから皆さん連弾すると思ってなかったですよね?」と観客に向け呼びかけ。佐藤は石田がステージ裏でハグしてくれたことを嬉しそうに報告し、石田も「普段は悔しいので『頑張れよ』とかあんまり言わないんですけど…」と照れ、「今日はよくやった!」と佐藤の肩を叩いた。さらに、横山は他メンバーに押し出されて一人センターステージへと走り出したかと思うと「気持ちいいわ」と実感のこもった声をあげ、15期メンバーを呼び寄せて4人でメインステージまで駆けっこで競争。計り知れない体力を見せつけ、譜久村に「運動会みたいになってる」と言わせる打ち解けぶりで沸かせた。
15期岡村ほまれが涙「モーニング娘。になれてすごく幸せです」
後半は石田の力強い煽りが印象的な『HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~』から始まるメドレーで再出発。ステージに前方に散る花火とともにスタンドマイクで拳のきいた歌声で観客を圧倒した。本編が終わり、興奮冷めやらぬ会場には一瞬の暇もなく、アンコールが響き渡る。ド派手で1人ひとり個性溢れる衣装に身を包んだメンバーが再登場すると、ライブ新曲となる『Hey!Unfair Baby』でスタート。
最後に1人ずつツアーの感想を話し、佐藤は同場所を「幸福を生む場所だなと思いました」と表現。MCで2019年の思い出を振り返り、「ロッキンが一番印象に残ってる」とMCなし14曲ノンストップのパフォーマンスが話題を呼んだ『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』について話していた横山は沢山の思い出ができた2019年の総括として「最後の最後に代々木でライブができて幸せでした」としみじみと喜びを噛み締めた。
岡村が「モーニング娘。になれてすごく幸せです」と涙すると小田ももらい泣き。譜久村は本番前に15期の3人が緊張で泣いていたことを打ち明け、ステージでは堂々とパフォーマンスした3人を絶賛。「14人で頑張ってきて色んな可能性を見つけることができました。2020年も見たことがない景色、可能性を信じて頑張っていきたいので応援よろしくおねがいします」と観客に呼びかけ、ツアー千秋楽の幕を閉じた。
同ツアーは全21日程、全国20会場で39公演を実施。総動員数は約70,500人となる。なお、千秋楽公演はBSスカパーにて生中継、国内25ヶ所にてライブビューイングを実施した。
今後、本ツアーの振替公演(札幌)を経て大晦日にはHello! Projectのカウントダウン・コンサート、2020 年の年始からはHello! Project全体のコンサートツアーへと出演。さらに 12月14 日、15日にはニューシングルリリースに伴う全国握手会が開催されることも発表され、オフィシャルYouTube チャンネルでは告知動画も公開。同時にニューシングル収録曲『KOKORO&KARADA』のミュージック・ビデオも公開された。(modelpress編集部)
セットリスト
M1.KOKORO&KARADAM2.人生Blues
M3.負ける気しない 今夜の勝負
M4.青春Say A-HA
M5.わがまま 気のまま 愛のジョーク
MC
M6.ジェラシー ジェラシー
M7.シャボン玉
M8.自由な国だから
M9.ロマンスに目覚める妄想女子の歌
MC
M10.抱いてHOLD ON ME!/譜久村・生田・石田・佐藤・小田
M11.私の時代!/野中・牧野・羽賀
M12.Rockの定義/加賀・横山・森戸
M13.好きな先輩/北川・岡村・山崎
M14.雨の降らない星では愛せないだろう?
M15.ザ☆ピ~ス!
MC
M16.HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~
M17.ブレインストーミング
M18.女が目立って なぜイケナイ
M19.Tokyoという片隅
M20.直感2~逃した魚は大きいぞ!~
M21.ドッカ~ン カプリッチオ
MC
M22.LOVEペディア
M23.人間関係No way way
M24.One・Two・Theree(updated)
M25.I surrender愛されど愛
M26.What is LOVE?
アンコール
EN01.Hey!Unfair Baby
MC
EN02.青春Night
EN03.ブラボー!
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