King Gnu、トップバッターで降臨 勢い止まらぬパフォーマンスに熱気渦巻く<バズリズム LIVE 2019>
2019.11.11 19:04
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バカリズムがMCを務める日本テレビ系「バズリズム02」(毎週金曜24:59~)が主催するスペシャルライブイベント「バズリズム LIVE 2019」が、9日(土)・10日(日)の2日間にわたって、横浜アリーナにて開催された。2日目のトップバッターを飾ったのは、いま勢いが止まらないトーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイルバンドのKing Gnu(読み:キングヌー)。初っ端から会場を熱気で満ち溢れさせた彼らのライブを目撃してきた。
「バズリズム LIVE 2019」、2日目は14000人が詰めかけ
「バズリズムLIVE」は2015年に第1回が開かれ、今年で5年目。冒頭にMCのバカリズムと佐藤梨那(日本テレビアナウンサー)がセンターステージに登場。この日は、バズリズムLIVE始まって以来の最大動員数の14000人という報告を受け、嬉しさひとしおのバカリズムは「ひとりずつにお汁粉を振舞いたい!」と謎の謝辞。続いてロックアーティストよろしくコール&レスポンスを決め、いよいよ「バズリズムLIVE 2019」最終日公演がスタートした。
King Gnu、圧巻のパフォーマンスに会場熱狂
出演順を知らされていないため、King Gnuの出番が発表された瞬間に沸き上がる観客たち。激しいインダストリアル・サウンドのSEの中、真っ赤なライトのなかでステージのバックにバンドのロゴが映し出され、King Gnuの4人が静かにステージに立つ。
力強くバスドラムでテンポを刻み、身体の隅々にまで響くような重量感あるサウンドが奏でられ、常田大希(Gt.Vo.)と井口理(Vo.Key.)が交互に歌う「飛行艇」でパフォーマンスは始まった。たったワンフレーズが終わった途端、会場からは大きな歓声が沸き起こり、まさに彼らの勢いを見せつけられた瞬間だった。
続く「Sorrows」は、イントロが始まると会場からは自然と手拍子がはじまる。アップテンポのナンバーだが常田はギターを難なく轟かし、会場を盛り上げた。
いきなり井口に白いスポットライトが照らされ、儚い声で「時には」と歌い出し、「白日」だとわかると観客の歓声が会場に響き渡る。井口は透き通るようなファルセット・ヴォイスでドラマチックに聴かせた。
常田の荘厳なピアノから「The hole」のイントロがはじまると歓声があがる。やがて、切なくエモーショナルに歌い上げる井口のボーカルが重なっていく。時折、声を振り絞るように歌ってみせる姿には、観客も惹き込まれていった。彼方にはパイプオルガンのような音色も響き、さながら教会音楽を聴いているような壮大なサウンドを紡いだ。
そしてバラ―ドから一変して、イントロから会場がどよめきが起きた「Slumberland」。常田が拡声器を持ってアジテーションするように「歌え―!」と煽って歌うと、うねるような合唱が被さり、会場全体が常田に合わせて手を挙げた。
常田がドラムの方を向いて合図し、そのまま勢喜遊(Drs.Sampler)によるドラム・ソロに移行。勢喜にスポットライトが当たり、歓声のなかどんどん加速していく見事なドラムパフォーマンスをみせつけ会場を魅了した。
ラストは常田と井口のボーカルに轟音のギターと重量級のリズム隊が畳み込むように重りあう「Flash!!!」。ステージに向かってまさにカメラのフラッシュが発光するように、白い光が点滅するなか、颯爽感のあるサウンドが繰り広げられた。井口がシャウトして煽り、会場全体を飛び跳ねさせ、楽しませていた。
最後に井口が「Thank you!」と言い放ち、ステージを去っていったKing Gnu。オーディエンスを見惚れさせる清々しいまでの潔いステージ。全員が退場する最後まで、歓声が飛び交い、拍手も鳴り止まなかった。
King Gnu セットリスト
SEM1.飛行艇
M2.Sorrows
M3.白日
M4.The hole
M5.Slumberland
ドラム・ソロ
M6.Flash!!!
「バズリズム02」にて放送決定
「バズリズムLIVE 2019」の模様は、「バズリズム02」(毎週金曜24:59~)にて放送が決定している。11月29日(金)に、DAY1に出演した神様、僕は気づいてしまった、マカロニえんぴつ、SUPER BEAVER、Fear,and Loathing in Las Vegas、[ALEXANDROS] (出演順)。12月6日(金)にDAY2に出演したKing Gnu、KEYTALK、sumika、フジファブリック、スキマスイッチ (出演順)のライブが放送される。このほか、CSは日テレプラス 12月21日(土)20:00~(DAY1&DAY2)5時間一挙放送となる。(modelpress編集部)
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