乃木坂46(提供写真)

乃木坂46伊藤かりん&斉藤優里、涙のラストアンダーライブ<詳細レポ>

2019.05.25 00:00

乃木坂46が24日、神奈川・横浜アリーナにて「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念ライブ」を開催した。

  

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念」

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同公演は、乃木坂46の23rdシングル「Sing Out!」(5月29日発売)の発売を記念して開催。単独公演では約5年ぶりとなる横浜アリーナでの3Days公演となる。初日(24日)はアンダー、2日目(25日)は4期生、最終日(26日)は選抜公演と分かれ、各日内容が異なったバリエーションにとんだ3日間となる。

ここでは、初日となる24日に行われた、アンダーメンバーによる「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念~アンダーライブ~」のレポートをお届けする。

毎シングルごとに選抜・アンダーと区分けされる乃木坂46。シングル表題曲を歌唱し、メディア露出の機会が多い選抜メンバーと比較して、そのチャンスが必ずしも多いとは言えないアンダーメンバー。そんな彼女たちが主役となり、それぞれの個性を発揮する「アンダーライブ」は、今では乃木坂46を支えるなくてはならない活動となっている。

この日会場に駆けつけたファンは約1万5千人。チケットは即日SOLD OUT。アンダーライブ単独公演の会場規模としては、過去最大規模となった。

乃木坂46伊藤かりん&斉藤優里、涙のラストアンダーライブ

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グループからの卒業を発表している伊藤かりん斉藤優里が途中から登場。かりんは「今5曲裏で聞いていたんですけど、もう私たちずっと号泣です!もうみんなが可愛くて!」と安定の“オタクぶり”を発揮。

斉藤のセンター曲「13日の金曜日」では思わず大粒の涙が溢れ出す斉藤。ユニット曲では、かりんが“スイカメンバー”でもある伊藤純奈と「釣り堀」でデュエット。2人とも涙で歌い、最後には優しくハグを交わしていた。

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アンコールでは、かりんが「乃木坂に入る前から大好きだったメンバーのセンター曲で、最後に絶対に歌いたいと思っていた曲なので、聞いてください!」と自身で選んだという、高山一実センターの「泣いたっていいじゃないか?」を披露。乃木坂46に加入する前、握手会にも通っていたほどのアイドルファンだったかりん。“推し”であった高山のセンター曲を歌う途中、涙を浮かべながらも、笑顔で会場を見渡していた。


乃木坂46メンバー、伊藤かりん&斉藤優里との思い出は?

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MCでは、かりんと斉藤との思い出を語り合う場面も。佐々木琴子は「(斉藤)優里さんとの思い出が今回でできまして、『日常』で向かい合ってウェーブするところがあるんですけど、一緒にニヤニヤしていて(笑)楽しかったです」とにっこり。しかし、「(伊藤)かりんちゃんとの思い出も多分あるんですけど、忘れちゃった(笑)」と“琴子節”を発揮し、笑いを誘っていた。

和田まあやは「ゆっちゃん(斉藤)は1期生だし、寮も一緒だったから、明日から現場にいないんだって思うと…」と寂しそうな表情。「かりんちゃんとゆっちゃんと一緒に旅行行こうね!」と呼びかけると、斉藤からは「これ最初は(かりんと和田が)2人で行こうって言ってた話なんですよ!」とツッコミが。「一緒に行っていいの?」「うん!」と斉藤と和田のほのぼのとした会話に、会場も癒されていたことだろう。

伊藤かりん&斉藤優里、最後のアンダーライブ 影ナレからスタート

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開演時間の19時、樋口日奈中田花奈、和田の影ナレでスタート。「Sing Out!」に収録される最新アンダー曲「滑走路」、そして「その女」、「ブランコ」と寺田蘭世センター楽曲が続き、真っ白なワンピースに身を包んだメンバーたちは、色っぽいダンスで会場の視線を釘付けに。「横アリ行くぞー!」と寺田が声を上げると、観客も大きな声を上げて応えていた。

続いて樋口センターの「シークレットグラフィティー」、中田センターの「春のメロディー」と可愛らしいパフォーマンスを見せ、ギャップで魅了。中田は「乃木坂が横浜アリーナで単独ライブをしたのは、2周年のバースデーライブの時なんですよね!」とにっこり。寺田は当時研究生だったようで、向井も「私は2周年ライブに来ていたので、本当に大好きな乃木坂46のメンバーになれて嬉しい。みんなから憧れられるような素敵なライブにしたいです!」と夢の実現を喜んだ。

そして、横浜アリーナ3Daysの初日をアンダーライブで飾ることから、樋口は「初日なので、乃木坂史上最高のライブにして、明日にバトンを渡そうと思います!」と意気込んだ。

「Against」「釣り堀」「2度目のキスから」…多彩なユニットコーナー

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ユニットコーナーでは、和田をセンターに、中村麗乃山崎怜奈で「Against」。途中には3人がそれぞれソロダンスを踊り、圧巻のダンスパフォーマンス。和田は「今までのダンスの中で1番苦戦した」と振り返り、山崎も「居残りしてダンスを猛特訓しました」と話していた。

歌唱力に定評のあるかりん、純奈は「釣り堀」でデュエット。2人とも涙で歌い、最後には優しくハグ。純奈はMCになっても涙が止まらず、「お歌をかりんとやってたんだけど、最後だったじゃぁん…ちゃんと歌ってね、ちゃんと支えてあげようと思ってたんだけど、全然歌えなくてぇ…」と話すと、会場からは純奈を励ます声援で包まれた。

斉藤、佐々木、樋口、向井は「2度目のキスから」。可愛らしい衣装と振り付けでファンを虜にしていた。

アンダーライブの醍醐味!怒涛のノンストップ全員曲

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そして、アンダーライブの醍醐味である、怒涛のノンストップ全員曲。「アンダー」「嫉妬の権利」「日常」などとダンスナンバーで“かっこいい”乃木坂46の姿。花道やトロッコを使って、ファンの近くに接近するサプライズもあり、会場の盛り上がりは最高潮。「涙がまだ悲しみだった頃」はかりんがセンターを務め、寺田も「大好きな曲を伊藤さん…かりんちゃんが歌ってくれて嬉しかった」と弾ける笑顔を見せていた。

本編の最後、寺田は「ここまで歌って踊って、乃木坂には本当に良い楽曲がたくさんあるんだなと、歌っている自分自身も心を動かされる瞬間がすごく多くて。でも、楽しいだけじゃないこともいっぱい思い出して、当時は子どもっぽい言い方をすると、いじけたりする気持ちをぶつけようと思って頑張ってきたけど、きょうこのライブをやって、今までのことは無駄じゃなかったんだなと思えました」と涙。「みんなに会えたことも良かったなと思うし、またこんなこと言ったら『お前言葉強いな』って誤解されそうだけど、簡単に表すと、私は生まれ変わってもまた乃木坂46として活動して、寺田蘭世として生きたいと思えるくらい、ファンの皆さんも、ここにいるメンバーのみんなも、私の宝物で誇りです。すごくすごく大切です」と思いの丈を語った。

乃木坂46(提供写真)
幕が閉じても乃木坂46を呼ぶ声はやまず、Wアンコールで「僕だけの光」。外周を歩いてファンとの交流を楽しむ間、乃木坂46卒業後の明るい未来を照らすかのような、自分だけの光を放つかりん。銀テープを巻きつけられ、最後まで愛されっぱなしのかりんは、大きな愛を胸に「アンダーライブ最高!」と叫び、メンバーと一緒にステージを後にした。(modelpress編集部)

「乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』発売記念~アンダーライブ~」<5月24日セットリスト>

影ナレ:樋口日奈中田花奈和田まあや
OVERTURE

M1.滑走路(センター:寺田蘭世
M2.その女(センター:寺田蘭世
M3.ブランコ(センター:寺田蘭世
M4.シークレットグラフィティー(センター:樋口日奈
M5.春のメロディー(センター:中田花奈

MC

M6.自惚れビーチ(花道)
M7.13日の金曜日(センター:斉藤優里
M8.Against(センター:和田まあや中村麗乃山崎怜奈
M9.釣り堀(伊藤かりん伊藤純奈
M10.心のモノローグ(センター:中田花奈寺田蘭世吉田綾乃クリスティー
M11.2度目のキスから(斉藤優里佐々木琴子樋口日奈向井葉月

MC

M12.アンダー(センター:寺田蘭世
M13.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:中田花奈
M14.ここにいる理由(センター:樋口日奈
M15.嫉妬の権利(センター:山崎怜奈吉田綾乃クリスティー
M16.日常(センター:寺田蘭世
M17.狼に口笛を(センター:和田まあや

MC

M18.転がった鐘を鳴らせ!(花道・トロッコ)
M19.ハウス!(花道)
M20.扇風機(センター:中村麗乃
M21.ダンケシェーン(センター:樋口日奈
M22.涙がまだ悲しみだった頃(センター:伊藤かりん

MC

M23.誰よりそばにいたい

EN

EN1.生まれたままで (センター:寺田蘭世
EN2.ロマンスのスタート(花道・トロッコ)
EN3.左胸の勇気(センター:樋口日奈

MC

EN4.泣いたっていいじゃないか?(センター:伊藤かりん

MC

EN5.乃木坂の詩

WEN

WEN1.僕だけの光(花道)

出演メンバー:名前一覧(50音順)

伊藤かりん伊藤純奈斉藤優里佐々木琴子寺田蘭世中田花奈中村麗乃樋口日奈向井葉月山崎怜奈吉田綾乃クリスティー和田まあや
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