日本版「PRODUCE 101」始動 吉本興業とタッグでグローバルボーイズグループ結成へ
2019.04.11 12:13
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韓国の人気オーディション番組「PRODUCE 101」の日本版「PRODUCE 101 JAPAN」が始動する。11日、都内で行われた「『PRODUCE 101 JAPAN』新プロジェクト概要発表会見」にて発表された。
日本初“国民プロデューサー”が決めるボーイズグループオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」始動
このたび、新たに始動することが発表された「PRODUCE 101 JAPAN」は、吉本興業株式会社と株式会社MCIPホールディングスが、韓国を代表するエンターテインメント企業CJ ENMとタッグを組んだ、日本のエンターテイメント界で過去最大級の番組制作規模となる巨大プロジェクト。日本では初となる、国民が作り上げるグローバルボーイズグループ全国民投票型のオーディションを開催する。
応募資格は日本在住の2019年7月末日時点で義務教育を修了している16歳以上~30歳以下の、応募時点で他のプロダクションに所属していない男性で、国籍・経験は問わず。4月11日より募集を開始し、5月31日まで受付。6月に東京・仙台、東京・札幌、名古屋・沖縄、大阪・福岡で一次審査、7月13日から15日に2次審査が行われ、101人の練習生が選ばれる。その後、日本国民(国民プロデューサー)の投票によって最終的に11人が選ばれ、グローバルで活躍するボーイズグループとして、2020年にデビュー、全世界のイベントに出演していく。
国民代表プロデューサーはナインティナイン
なお、11日に都内で行われた「『PRODUCE 101 JAPAN』新プロジェクト概要発表会見」にて、お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之と岡村隆史を国民代表プロデューサーと呼ばれるメインMCに迎えることが発表された。会見に登壇したナインティナインの2人は、「重すぎます」(矢部)「普通にMCで良いんじゃないかな」(岡村)とプロジェクトのスケールの大きさに尻込み気味。“101”という数字については「僕らナインティナインで99でも良いと思ったんですけど」と疑問を投げかけて笑わせる場面もあった。
ナインティナインといえば、初代のモーニング娘。やCHEMISTRYを輩出したテレビ東京系オーディションバラエティ番組『ASAYAN』のMCを務めていたが、岡村は「身近でデビューしてスターになっていく人たちを見ていたので今度は世界でスターになっていく人たちを身近で見られるんだなと思います」と期待。
さらに、「我々も近くで見ていて、段々階段を上がっていくと態度が変わったりとか見てきたので怖いなと思いました」とぶっちゃけると、司会のクリス・ペプラーから「例えば?」と掘り下げられ、矢部は「言うなよ!」とツッコミ。岡村は「言わないですけど、『岡村もう入ってんの?』とかはありました。それはそれでスターになっていかれるんだなと思いました」と裏話を明かした。
矢部も「初めての試みで本当に大役だなと思うんですけど、国民の方と同じ目線で意見を言えたり温度だったり合わせて参加できたら良いなと思ってます」と意気込みを語った。
番組放送予定は?続編制作の可能性は?
このほか会見には、吉本興業株式会社海外本部韓国代表 『PRODUCE 101 JAPAN』 プロジェクトリーダーの崔信化(チェ シンファ)氏も登壇。Wanna One(ワナワン)、IZ*ONE(アイズワン)のコメント映像も流れた。会見後、報道陣の取材に応じた関係者によると、オーディションの模様を放送する番組の放送局や開始日は未定で、これまでのシリーズ同様、ワンクール12回程度の長さになる予定。収録期間、セット、演出、あらゆる点から日本最大級となるため数十億規模の予算がかかったプロジェクトであることを明かし、第2弾、第3弾の制作も視野に入れているとした。
また、合格者11人の所属事務所については、今後発表される。
I.O.I、Wanna One、IZ*ONEを輩出「PRODUCE 101」
「PRODUCE 101」はMnetで放送された公開オーディション番組で、10代、20代の男女に圧倒的な人気を誇る。最初の選考を通過した101人からスタートし、さまざまなミッションに挑戦、 熾烈な競争を争って最終デビューメンバーが選ばれる。このすべての過程は、100%“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者による国民投票で勝ち残る者が決定。最終的に勝ち残ったメンバーが、ファイナルグループとしてデビューを果たす、スターダムにのし上がることが確約されるプロジェクトとなっている。
2016年にガールズグループ・I.O.I(アイオアイ)、2017年のシーズン2でボーイズグループ・Wanna One(ワナワン)が誕生し、社会現象を巻き起こした。
2018年のシーズン3では、“国民自らがアイドルデビューメンバーを選抜する”「PRODUCE 101」のシステムと、“会いにいけるアイドル”をコンセプトに専用劇場で毎日ライブを行なう「AKB48」のシステムがコラボしたプロジェクト「PRODUCE 48」が始動。日本人と韓国人で構成されたガールズグループで、HKT48の宮脇咲良らが所属する・IZ*ONE(アイズワン)が誕生した。いずれのグループも放送当時だけではなく、放送後も番組、広告、音楽市場など韓国の芸能界全般で活躍している。(modelpress編集部)
「PRODUCE 101 JAPAN」応募資格
2019年7月末日時点で義務教育を修了している満16歳以上~30歳以下の男性・自薦他薦は問わない
・ボーカル、ラップ、ダンス経験者歓迎、未経験者OK
・日本在住の方
・応募時点で他のプロダクションに所属していない方
・オーディション過程より、WEB、テレビ番組、他メディアに出演可能な方
・未成年者は親権者の同意が必要
・オーディション合格後、2019年8月以降に行われるトレーニング合宿(日本国内、または海外)に参加可能な方
(合宿に伴う交通費・宿泊費はプロジェクトが負担)
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