欅坂46、パフォーマンスが常に衝撃を呼ぶ理由 楽曲同士の“ストーリーの繋がり”も話題「アイドルというより劇団欅坂」
2017.07.19 06:47
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欅坂46の1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』が19日、発売。アルバムリード曲である『月曜日の朝、スカートを切られた』と、デビュー曲『サイレントマジョリティー』の繋がりが話題を呼んでいる。
「月曜日の朝、スカートを切られた」は「サイマジョ」前のストーリー
同楽曲は、15日~16日にかけてTBS系で放送された『音楽の日』(午後2時~翌朝5時まで約13時間生放送)でテレビ初披露。
衣装はメンバーそれぞれが別々の制服、座って体を重ね合った状態からメンバーがのろのろと立ち上がり、センターの平手友梨奈は寝っ転がったり、メンバーから交互に投げられたりと規格外な振り付けが続く。『サイマジョ』で“モーセ”と呼ばれる、並んでいるメンバーの間から平手が1人前に進む振付の“逆”を彷彿とさせるシーンもあり、そして、最後は平手が胸に手を当てるポーズで終了する。
キャプテンの菅井友香は、16日付に更新したブログで、「この曲は『サイレントマジョリティー』で皆が集結する前のストーリーなんです!」と説明。「制服は、サイマジョMVの時、渋谷駅のホームで踊った時の物と全く一緒!1年半ぶりに着て懐かしくなりました」と衣装の繋がりも明かした。
これがファンの間で「繋がりを知って鳥肌立った!」「サイマジョに繋がるストーリー設定エモすぎる」と大きな話題に。「もしかしてこれまでの表題曲の振り付け全部入ってる?」など考察も様々に広がっている。
「不協和音」「エキセントリック」のパフォーマンスも話題に
デビューから一貫して担当しているTAKAHIRO氏による物語性のあるダンスが、楽曲の最大の魅力の1つとなっている欅坂46。4thシングル『不協和音』は、グループ史上最高難度のダンスに挑み、激しいダンスが「語彙力を失った」「鳥肌がすごい」「良い意味でアイドルが歌う歌じゃない」と絶賛を集めた。1日に放送された日本テレビ系大型音楽番組『THE MUSIC DAY 願いが叶う夏』(13時00分~22時54分※途中ニュース挿入あり)でパフォーマンスしたカップリングの『エキセントリック』も、靴を投げたり、足を大股で広げたりと、名前同様“変わり者”な振付が話題に。メンバーの齋藤冬優花は4日付のブログで、「一見、『っ?!』となってしまいそうな振りですが歌詞を理解し、読み込んでいくと、どうしてこの振り付けになったのかがとても良く理解できると思います」とコメントしているとおり、単に奇をてらうことを目的としているのではなく、歌詞の意味を考えた上で生まれた振付なのだ。
なお、4月に放送されたNHKの音楽番組『SONGS』(総合テレビ 22時50分~)で、TAKAHIRO氏は流儀として「歌詞の意味を必ずメンバーと議論する」とコメント。「振り付けは私がつけるんじゃなくてメンバーが持ってるものを引き出されるのが正解」と、毎回振り入れ前に深く歌詞を理解する時間をとるといい、メンバーからも積極的に振り付けの意味を問う質問が飛ぶということを語っていた。
「アイドルというより劇団欅坂」
鮮烈なデビューから、センセーショナルなメッセージ性とパフォーマンスで圧倒し続ける欅坂46。彼女たちがステージに立つと一瞬にしてそこには別世界が広がり、最後まで目が離せなくなる。そのパフォーマンスは1つの作品のように引き込まれる力を持ち、実際にネット上でも「ダンスと言うよりミュージカルを見ている気分」「アイドルというより“劇団欅坂”という感じ」「劇団という言い方すごくしっくりくる」という声も多い。
今年の夏は「ROCK IN JAPAN FES. 2017」や「SUMMER SONIC 2017」といった音楽フェスにも出演予定。規格外のパフォーマンスが、これまでのファン層とは違った音楽ファンをも、虜にしているといえるだろう。(modelpress編集部)
情報:欅坂46
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