インタビューに応じた東雲 DONG WOON from BEAST【モデルプレス】

BEASTドンウン、念願のソロデビューで発散した想いとは 「ゆっくりと歩き続ける」夢への道程 モデルプレスインタビュー

2015.06.30 00:00

韓国の6人組ダンス&ボーカルグループ・BEAST(ビースト)から、最年少メンバーのドンウンが満を持してソロデビューを果たす。

ボーカリスト“東雲 DONG WOON from BEAST”としてリリースする日本オリジナルミニアルバム「KIMISHIKA」(7月1日発売)は、彼自身がかねてから大ファンだったという絢香の「ツヨク想う」のカバーをはじめ、絢香による書き下ろし新曲「キミは知らない」、さらに自ら日本語の作詞をした楽曲を含む珠玉の全6曲を収録。モデルプレスのインタビューに応じた彼は、流ちょうな日本語でソロデビューにかける想いや近況を語ってくれた。

【SPECIAL INTERVIEW】憧れのコラボ、日本語での作詞…「夢が叶った」ソロデビュー

絢香とのコラボレーション「夢が叶った」
絢香とのコラボレーション「夢が叶った」
― 昨日(※インタビューは5月に実施)は渋谷でゲリラライブをされて、ファンの皆さんもとても驚かれていましたね。

東雲:はい。今回の新曲を人前で歌うのは初めてでしたし、ストリートで歌うことも初めてだったので、すごく緊張しましたが楽しかったです。

― 日本でのソロデビューが決定した今の率直な気持ちを教えて下さい。

東雲:今まで6人で活動してきたのでソロ活動は緊張しています。ファンの皆さんにはまだ歌を聞いてもらっていないので、ドキドキワクワクという気持ちですね。

東雲 DONG WOON from BEAST
― 他のメンバーがそれぞれソロで活躍しているのを見て、「いつか自分も…」という思いも?

東雲:そうですね。僕もソロデビューをしてみたいと思っていたので、今回このようなチャンスをいただけて本当に嬉しかったです。BEASTとしての6年間で積み重ねてきた音楽が僕のソロ活動の力になっていますが、逆に今度BEASTがアルバムを出す時に、僕のソロアルバムが力になれればいいなと思うんです。

― 全6曲のアルバム制作はどのように進めていきましたか?

東雲:まずは僕自身がどんな曲を歌いたいかを考えて、それを元に(BEASTのメンバーで、グループの総合プロデューサーでもある)ジュンヒョンくんと曲のコンセプトや雰囲気を話し合いました。バラードに限らず、R&Bなどの色々な曲を入れたいと思って。

― ジュンヒョンさんとは具体的にどんなお話を?

東雲:例えば「キミしか」という曲は、「夏に似合う曲を入れたい」という僕の希望を聞いてジュンヒョンくんが作ってくれた曲で、それに僕が歌詞をつけていきました。彼は今までずっと僕を見てきて、僕のことをちゃんと知っているので、似合う曲を作ってくれたと思います。僕も彼の曲を台無しにしないように頑張って歌詞を書きました。

― 深い信頼関係があってこそですね。絢香さんの「ツヨク想う」は特に思い入れのある曲だったんですか?

東雲:昔から絢香さんの「三日月」が好きで、YouTubeで絢香さんのパフォーマンスを検索していたのですが、そこで偶然「ツヨク想う」を聞きました。最初は恋の歌かなと思ったのですが、「信じれば未来がそこにある」という意味を知って感動しました。僕も練習生時代からソロデビューを夢見て頑張ってきて、今夢が叶う時で、僕自身もすごく力をもらえたと思います。

東雲 DONG WOON from BEAST「KIMISHIKA」(2015年7月1日発売)
東雲 DONG WOON from BEAST「KIMISHIKA」(2015年7月1日発売)
― 「三日月」をはじめ、絢香さんの楽曲は韓国アーティストの方々にも愛されていますね。絢香さんのアーティストとしての魅力はどんな所だと思いますか?

東雲:すごく感情豊かで、パワーを持っているアーティストだと思います。歌のスキルはもちろん、とにかく歌での感情の表現がすごいですよね。

― そこは言葉が違っても伝わるものですよね。

東雲:もちろん!音楽において一番大切なのは“想い”だと思います。

― 大好きな曲をカバーすること、尊敬するアーティストの書き下ろし曲を歌うことはプレッシャーも大きいのでは?

東雲:そうですね。絢香さんは有名なアーティストですからプレッシャーもありました。彼女特有の曲の作り方や歌い方があると思いますが、そこに僕のスタイルをミックスすればまた新しい曲として表現できると思ったので、僕なりに歌い方などを考えてカバーしてみたんです。書き下ろしていただいた「キミは知らない」も、絢香さんらしさが詰まった曲ですごくお気に入りです。尊敬する絢香さんとコラボレーションできて嬉しかったです。夢が叶いました。

― 日本語での作詞曲も収録されていますが、作詞活動はいつ頃から?

東雲:初めて作詞したのは、今回のアルバムに収録されている「星になって」の韓国語バージョンである「ドアが閉まれば」という曲です。3~4年前くらいかな。そこから作詞は続けてきましたが、なかなか皆さんに披露するチャンスがなくて。僕の携帯にたくさんストックしていたので、今回の作品で発散しました(笑)。

東雲 DONG WOON from BEAST
東雲 DONG WOON from BEAST
― 日本語での作詞はとても難しかったのではないでしょうか?

東雲:日本語は僕にとって外国語ですからもちろん難しかったです。韓国語で先に考えてみると、日本のスタッフさんが理解できない部分もあって。韓国語だけの表現もあったりするので、そういう表現の違いに苦労しましたね。

― 作詞のインスピレーションはどんな所から?

東雲:自分の経験というよりは、映画やドラマ、漫画を見ながらアイデアが浮かぶことが多いですね。

― 「アマスギルYOU」という曲は特に「舞い落ちる君のゆるい真っ白なシャツ 1日が始まる」「時間を戻して 今は10時4分」などディテールにこだわった、スウィートなラブソングですね。

東雲:実体験ではないです(照)。「アマスギルYOU」はマレーシアのコタキナバルという所でできた曲なんです。1人で旅行をしたんですけど、部屋で歌詞を書いている時、「もしも隣に誰かがいたら…」と想像して、朝から眠るまでの1日を表現してみました。「キミしか」もコタキナバルで書いた曲で、「空」や「海」など自然にまつわる単語が多く入っています。恋の話というよりは、悲しみを感じている人に勇気を与えたいと思って作った曲です。

デビュー6年目、アーティスト人生は「これから」

強いイメージにも挑戦してみたい
強いイメージにも挑戦してみたい
― BEASTとしてはデビュー6年目を迎えましたが、これまでのアーティスト人生を振り返ると、順調だったと思いますか?

東雲:順調な方だったかなと思います。ただ、まだまだこれからだとも思います。

― ソロ活動はご自身と向き合う機会にもなりましたよね?

東雲:僕にとって音楽の世界は運命だったかもしれないけれど、これからも歌詞や曲で皆さんに気持ちを伝えていくためには、もっと表現を広げていかなければならないと思っています。R&Bが一番好きで、これからもメインになると思いますが、今後はハードなロックもやってみたいですね。ギターをバーーン!と壊すパフォーマンスをしてみたり(笑)。今まで優しい雰囲気の曲を歌ってきたので、強いイメージにも挑戦してみたい。ステージならそんな表情も見せることができると思います。

― 今後ソロライブの機会も増えていきそうですね。

東雲:今まではピアノの弾き語りが多かったので、チャンスがあれば1人で踊りながら歌ってみたいです。

東雲 DONG WOON from BEAST
― BEASTにおいては流ちょうな日本語で日本活動を引っ張る頼もしい存在でもありますが、語学に興味を持ったのはいつ頃ですか?

東雲:小学生の頃かな。母が昔英語の教師をしていて、父も現在大学教師なので、語学の才能がちょっとだけあったと思います(笑)。日本語は、日本のファンの皆さんともっと話したくて勉強をするようになりました。

― 日本のエンタメへの興味もその頃から?

東雲:色々なジャンルの音楽に触れてきた中で、J-POPも探して聞いていました。絢香さん以外にも、平井堅さんやMISIAさんが好きですね。日本のドラマもすごく好きで、最近は時間がなくて見られないんですけど、一番印象に残っているのは『リッチマン、プアウーマン』。石原さとみさんの演技が素晴らしくて…すごくファンです(照)。映画よりはドラマが好きで、最初は勉強のために見ていたんですけど、おもしろくていつの間にか夢中になっていました。

― 日本に来た時のお気に入りスポットはありますか?

東雲:よく行く所は……まず、ファンの皆さんの心(笑)!そしてフィギュアが好きなので、フィギュアショップや「まんだらけ」とか…僕は渋谷を縄張りとしています(笑)。

東雲 DONG WOON from BEAST
― 色々とショッピングを楽しむんですね。

東雲:買うのはフィギュアだけ(笑)。家にたくさんコレクションがあるんですよ。

― 鍛え上げられたボディも素敵ですが、スタイルキープのために心がけている運動や食事についても教えてください。

東雲:運動はずっと続けていて、1日1時間半~2時間ぐらいのトレーニングと、寝る前には腹筋を。最近はちょっとダイエット中なのでチキンやピザ、ハンバーガー、ラーメンなどは食べないようにしていますね。粉ものも食べないです、昨日は食べちゃいましたけど…(笑)。逆によく食べるのは鶏のささ身。皆さんも、もしダイエットしたければ粉ものを控えるといいと思います。

夢を叶える秘訣「ゆっくりのペースが大事」

夢への道程「ゆっくりのペースが大事」
夢への道程「ゆっくりのペースが大事」
― 今回のソロデビューで1つの夢が実現しましたが、次の夢や目標を教えてください。

東雲:今もファンの皆さんと一緒にコンサートやイベントをしていますが、もっとたくさんしたいですね。そしてチャンスがあればドラマや映画など演技もしてみたいです。日本の作品に出演するにはまだ日本語が足りないので、もっと勉強しないといけないですね。

― 最後に、モデルプレス読者へ向けて“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。

東雲:叶えたい夢があったら、その夢に向かって諦めずにずっと歩いていけば、いつかは叶うと思います。夢が叶った時の自分を想像して、常に前向きに考えてください。大事なのは「走る」のではなく「歩く」こと。焦って走るとすぐに諦めたくなってしまうので、ゆっくりのペースが大事だと思います。

東雲 DONG WOON from BEAST
東雲 DONG WOON from BEAST
― ありがとうございました。

優しい心のにじみ出る笑顔と語り口で周囲を和ませてくれるドンウンだが、“運命”である音楽と真摯に向き合い、ファンの期待に応えるべく努力を重ねる姿はとても頼もしく、BEASTのメンバーも安心してソロデビューを後押しできたことだろう。今年3月に独立レーベル「BEAST MUSIC」を設立し、異例の10ヶ月連続リリースを敢行中のBEAST。メンバーそれぞれが個性を磨き、互いに刺激し合うことで、グループとしてもさらなる高みを目指している。(modelpress編集部)

東雲 DONG WOON from BEAST

本名:ソン・ドンウン
生年月日:1991年6月6日
身長:180cm

2009年10月、韓国にて6人組ダンス&ボーカルグループ「BEAST」としてデビュー。その後2011年3月に日本デビューも果たす。BEASTの末っ子でありながら、得意の語学力でグループの日本活動を引っ張る存在。日本語での流ちょうな会話はもちろん、漢字の読み書きも得意な上、英語、中国語も話すインテリ派。ボーカリストとしては、甘い歌声でバラードを得意とし、ピアノの弾き語りを披露したことも。日本のドラマをよく研究し、日本人俳優にも詳しい。J-POPでは絢香、平井堅、MISIAなどを好んでカバーを披露。趣味はBE@RBRICK収集で、かなりマニアックなコレクションも所有。その他、観葉植物に名前をつけて育てるなど優しい性格。

東雲 DONG WOON from BEASTソロミニアルバム「KIMISHIKA」

2015年7月1日発売
<収録曲>
1. Preludio
2. キミしか(作詞:ドンウン/作曲:ジュンヒョン、キム・テジュ)
3.キミは知らない(作詞:Tom Collekiyo /作曲:絢香)
4.アマスギルYOU(作詞:ドンウン/作曲:ジュンヒョン、キム・テジュ、DAVIL)
5. ツヨク想う(作詞・作曲:絢香)
6. 星になって (Song with DUJUN, YOSEOP)(作詞:ドンウン/作曲:RADO)

東雲 DONG WOON from BEASTソロリリース記念パーティー

日程:2015年8月3日(月)18時30分開場/19時30分開演(予定)
会場:豊洲PIT

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