IVEレイで話題 K-POPで流行中“アニメ風”ヘアはどこから来たのか?TWICE、Y2Kとの関係は?
2022.04.30 17:31
K-POPの女性アイドルの間で、お団子ヘアやセーラームーン風ヘアなど、アニメから飛び出してきたようなヘアスタイルが流行している。さまざまなグループで見られるようになったこのトレンドは、一体どこから来たのかを考える。
始まりはTWICEのスタイリング?
アニメのようなヘアスタイルは、昨年末ころからTWICEのスタイリングで流行していた印象だ。「SCIENTIST」のプロモーション時、モモは“クマの耳”のようなお団子ヘア、ダヒョンは“角”のような髪型、ジヒョやチェヨンが高く結んだ“ラビット”と言われるツインテールを披露していた。
IVEレイがデビュー後一気に話題に
本格的にこの髪型が話題になったのは同年12月、IVEがデビューしてからだと言える。IZ*ONEのアン・ユジン、チャン・ウォニョンが所属し、デビュー前から多くの関心が集まっていたIVE。グループがお披露目させると、強烈な印象を残したのが特徴的な髪型の日本人メンバー・レイだった。
元々K-POPの女性アイドルといえば、サラサラのロングヘアを振り乱しダンスにも華を添えることが多い。そんな中でレイは重めのぱっつん前髪に、ラビットツインテール、お団子ヘア、“セーラムーン風”ヘアなどで次々と音楽番組に登場した。
レイの人形のような可愛らしいビジュアルやイメージも相まって、彼女の独特な髪型は韓国で話題に。他のメンバーやグループでも次々と取り入れられるようになる。
斬新とも言えるようなヘアスタイルを取り入れる女性アイドルは増えていき、Billlieツキのツインテールをくるくると巻いた“コロネヘア”も話題に。
きっかけはやはりオリヴィア・ロドリゴ?
「アニメのよう」「地下アイドルのよう」とも形容されるこの髪型だが、実は海外でも流行しており、コーチェラなどの野外フェスでも注目されていたヘアスタイルだ。これには全世界的な流行となっている「Y2Kファッション」が大いに関係していると考えられる。「Y2Kファッション」は2000年頃のファッションをリバイバルさせる流行で、日本の“ギャルブーム”にもつながっている。
「Y2Kファッション」の申し子とも言えるのが、今年グラミー賞3冠に輝いた19歳のオリヴィア・ロドリゴ。今世界中のティーンの憧れの的になっているオリヴィアは、ミニスカ×ブーツの流行をリバイバルさせたファッションアイコンとしても有名だ。
そんな彼女は去年の夏頃から“Space Bun”と言われるお団子ヘアや、ラビットツインテールを度々披露している。
これらはブリトニー・スピアーズを始め、1990年代末から2000年代半ばにかけてのポップシーンでよく見られた髪型。
オリビアの担当スタイリストも、彼女の髪型についてY2Kにインスパイアされたことを明かしている。
TWICEは初の英語シングル「The Feels」のMVで、オリヴィアを彷彿とさせるチェックミニスカ×ゴツめシューズというスタイリングをしていたことからも、彼女に影響を受けていることは明確だろう。ファッションだけでなくヘアスタイルも、オリヴィアのY2Kスタイルを取り入れたと考えられる。
Y2Kの影響で始まったお団子ヘアやツインテールのトレンド。さらに斬新な髪型で話題になったのが日本出身メンバーのレイだったということもあり、「日本のアニメ風」「地下アイドル風」「ゴスロリ風」のようなイメージも付加され、より“可愛らしさ”を強調しながら独自に進化しているのかもしれない。(modelpress編集部)
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