TWICE、新曲で見せた挑発的&奔放な“ヒッピーファッション”が話題 今夏ブームの予感?
2020.06.05 10:00
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多国籍9人組ガールズグループ・TWICEが、1日に9thミニアルバム『MORE&MORE』をリリース。アルバムビジュアルのコンセプトの1つとなっている“ヒッピーファッション”に注目が集まっている。
『MORE&MORE』ビジュアルコンセプトの1つは“ヒッピー”
前作から約9ヶ月ぶりに、韓国で待望のカムバックを果たしたTWICE。リード曲はアルバムタイトルと同名の「MORE&MORE」。同曲はリリース後、韓国の主要音源チャートで1位を席巻し、アルバム自体は海外30地域・国のiTunesアルバムチャート1位を獲得するなど熱い反応を得ている。今作でTWICEは、ジャケット写真やコンセプトフォト等のメインビジュアルを“ヒッピー”と“ネイチャー”という2つのテーマで撮影。特に、これまでになかった妖艶さ漂う“ヒッピー”のコンセプトは、斬新さも相まって注目を浴びている。
保守的な価値観を否定し自然、愛、平和、自由を求める60~70年代アメリカのヒッピーカルチャーの中で生まれたヒッピーファッション。TWICEはカラフルな花柄やペイズリー柄、サイケ柄のワンピースに、ウエスタンブーツやレザーベルトを合わせたり、髪型もヒッピーファーム風のボリューミーな巻き髪にしたり、細かく三編みを作ったり、ヘアバンドや羽の髪飾りをつけたりと、夏らしさと色っぽさが魅力的なスタイルを着こなしている。
MVではワンピーススタイルと、ベルボトムデニムにカラフルなミニトップスを合わせたスタイル、2種類のヒッピーコーデを披露しており、今後出演する音楽番組出の衣装のバリエージョンも期待できそうだ。
メンバー自ら提案したヒッピーコンセプト
このコンセプトについて、カムバックショーケースではリーダーのジヒョが、自分たちが意見を出して決めたと明かしている。同じ夏に出した曲でも、2018年の「Dance The Night Away」は“海”の雰囲気。今回はそれと対比させようと、“山”や“自然”の雰囲気を出すためにもこのようなコンセプトになったのだという。特にヒッピーバージョンについては、挑発的で自由な感じを表現したそうで、TWICEが新たなカラーに挑戦した今回の楽曲にぴったりだ。モモもジャケット写真のメイキングで、「ヒッピースタイルは初めてで、TWICEの新しい姿を見せられるようで嬉しいです」と語っている。
「MORE&MORE」で見せる新たな魅力 ヒッピーファッションとの関係
「MORE&MORE」はマドンナやビヨンセの楽曲制作に関わったMNEK、ジャスティン・ビーバーやセレーナ・ゴメスの楽曲も手掛けているジュリア・マイケルズや、有名ポップシンガーのザラ・ラーソンなど、欧米音楽シーンでもトップクラスのプロデューサーたちが関わっており、一層新たなTWICEの魅力を引き出している曲だ。歌詞に関しても “あなたに嫌われたって心配しない”といった強気な心情とともに、“いくら私を遠ざけても、あなたはまた私を好きになってくれるでしょ。やめられないでしょ”といった、刺激的な恋心を描いた内容が印象的。
これまで「こんなに好きになっちゃった!」的な相手優位の可愛らしい恋愛模様を描いた曲が多かったTWICEだけに、やはりこの一年で、自分主体の凛とした女性として変化していることを感じさせるのである。
そんな今回の楽曲だからこそ、自由や開放を求める大胆なヒッピースタイルが上手くマッチ。MVでは多くのメンバーがブランド「ETRO」のアイテムを着用しており、ヒッピースタイルからインスピレーション得た今季の「ETRO」コレクションが“自由な精神を持つ躍動的な女性像”をテーマとしていることからも、今のTWICEと調和したコンセプトであることがわかる。
ヒッピーファッションが今夏流行る?
TWICEが衣装に取り入れたということだけでも、その影響力を考えればヒッピースタイルは十分今夏人気になるだろう。それに加え、もともと今年は世界的なファッショントレンドであるサステイナブル(持続可能)の観点からも、自然回帰を目指し、古着カルチャーとの親和性も高く、開放的な心地よさを求めるヒッピースタイルは1つの注目ジャンルだと言える。実際にヒッピーファッションの代表例であるタイダイ柄が各ブランドでスポットライトを浴び、(コロナ禍のおうち時間で、自宅で挑戦できSNS映えする染め物が流行ったことからも)日本でもタイダイブームが到来。そのほか、ベルボトムデニムなど70年代ムードのコーディネートが復活したりと今年らしいヒッピー風コーデが提案されている。
因みに韓国では自分で作れてSNS映えする素朴な“ビーズアクセサリー”のブームも巻き起こっており、ヒッピーファッションにもよく合うことから「MORE&MORE」のスタイリングでもビーズアクセサリーを多数使用。
コロナ禍で春にはあまりファッションを楽しめなかった反動もあり、様々な状況の相乗効果からも、自由にカラフルに開放感を楽しむヒッピーファッションが今夏人気になるのではないだろうか。(modelpress編集部)
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