瀧七海(提供写真)

瀧七海、大役掴み取ったオーディションで意識したこと 20代幕開けでターニングポイント模索「自分自身に期待していきたい」【「るつぼ The Crucible」インタビュー】

2026.03.14 07:00

舞台「るつぼ The Crucible」に出演する女優の瀧七海(たき・ななみ/20)にインタビュー。話題作への出演が続く彼女に、アビゲイル役に懸ける情熱や、共演者との心温まるエピソード、そして20代を迎えた今の心境を聞いた。

瀧七海、難役アビゲイルへの挑戦

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
―舞台「るつぼ The Crucible」への出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

瀧:嬉しかったですが、まずは私が演じるアビゲイル・ウィリアムズの役どころの難しさもあり、自分に務まるか正直不安な気持ちでした。

― 今回はオーディションで役を掴んだと伺っていますが、オーディションの時に特に意識したことはありますか?

瀧:とにかく自分を信じて怖気付かないことを心がけました。役のイメージの衣装を纏い、アビゲイルの気持ちも借りて全力で挑みました。

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
― 二度目の舞台で大役を演じられますが、役作りのために意識していることはありますか?

瀧:私は役作りの一環として作品の研究や分析から始めるのですが、私生活でも「アビゲイルならこの時どうするだろう」なんて考えていました。この期間中はアビゲイルスイッチを起動させて、常に役の思考回路で考えることを意識しています。

― 舞台「るつぼ The Crucible」は魔女裁判を元にした作品ですが、その時代について参考にしたり演技に取り入れたりしたことはありますか?

瀧:神を信仰することや魔女という存在についてなど、当時の人達の認識についてあらゆるジャンルの洋画を観たり、資料を集めたりしました。この戯曲は17世紀のお話なのですが、少し前の15世紀あたりでは、教会がものすごい権威を持っていたところに地動説が唱えられ、失墜しました。そんな背景がある中でセイラムで起きた事件が今回のお話です。歴史を辿ってご覧いただけると皆様もより深く楽しめるかもしれません。

― 演じる「アビゲイル・ウィリアムズ」と自身の共通点はありますか?

瀧:信じ込む力です。私は慎重なタイプなのですが、慎重が故の不安さえもエネルギーに変換できていると信じて振る舞う時があるので、そのあたりは共通点かもしれません。アビゲイルと向き合う時間を重ねることで、この作品に携わらせていただく自信にも繋がっています。

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
―演出の上村聡史さんからの言葉で特に印象的だったものはありますか?

瀧:アビゲイルについてお話を伺った時に、「周りの影響によって白いキャンバスに色が塗られていくようなイメージ」と仰っていました。その言葉のおかげで、毎回新鮮な気持ちで作品と向き合うことができています。

― 今まさに稽古期間中かと思いますが、共演者の方々との印象的なエピソードはありますか?

瀧:通し稽古初日に、前田亜季さんが私の稽古用にとスカートをプレゼントしてくださいました。それまでは、舞台セットの作りに慣れるために足の動きの確認ができる膝下くらいの丈の長さのスカートを着用していたのですが、ボロボロなのを見兼ねた前田さんが用意してくださったことに、胸が熱くなりました。

瀧七海、スカウトきっかけに芸能界へ

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
― 瀧さんは2017年に事務所のオーディションで準グランプリを獲得し、その後2021年にドラマでデビュー以降、「ブラッシュアップライフ」「ナイトフラワー」など話題作にもご出演されています。オーディションを受けるきっかけはなんだったのでしょうか?

瀧:家族で天神に遊びに行った時、パン屋さんの前で弟と遊んでいるところを声をかけられたんです。最初は怒られるのかと身構えていたのですが(笑)、このオーディションがあるから受けてみない?とスカウトの方に声をかけていただいたのがきっかけでした。

― 昨年20歳になり、1つ人生の節目を迎えられたと思います。これからどんな20代を過ごしていきたいですか?

瀧:自分のターニングポイントをこれからの10年のうちに探していきたいです。学生を卒業して一つ一つ人生を積み重ねているいま、20代の私はどれだけ成長できるのか、自分自身に期待していきたいです。

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
― 今後、チャレンジしてみたい役柄やジャンルはありますか?

瀧:幼い時から、医療系のお仕事や刑事さんに憧れがあり、いつか挑戦できたらなと強く思っています。

瀧七海の夢を叶える秘訣

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
― モデルプレス読者の中には夢を追いかけている方がたくさんいます。そういった方に向けて瀧さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

瀧:言葉にして口に出すことや自身を信じてあげることも大事ですが、私が何より大切にしているのは妥協しないことです。何をどうしたいのか目的をもって意識して過ごし、貪欲に諦めずにいることです。私も夢を叶えるため、目の前にあることを一生懸命に頑張っている最中ですが、どんな困難があっても着実に前に進めている、と面白がって生きていると楽しいです。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

瀧七海(たき・ななみ)プロフィール

瀧七海(提供写真)
瀧七海(提供写真)
2005年、福岡県生まれ。「アミューズ全県全員面接オーディション 2017~九州・沖縄編~」で準グランプリを獲得し、2021年にWOWOW連続ドラマ「前科者」でデビュー。主な出演作はドラマ「ブラッシュアップライフ」(23)、「コトコト~おいしい心と出会う旅~」(25)、映画「きさらぎ駅」(24)、「大きな玉ねぎの下で」(25)、「ナイトフラワー」(25)、舞台「エドモン〜『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男〜」(25)など。

「るつぼ The Crucible」公演情報

作:アーサー・ミラー
翻訳:水谷八也
演出:上村聡史
出演:坂本昌行、前田亜季、松崎祐介、瀧七海
伊達暁、佐川和正、夏子、大滝寛、那須佐代子、大鷹明良、
斉藤直樹、内田健介、浅野令子、米山千陽、長村航希、武田知久、星初音、安藤ゆり、山本毬愛

東京公演:2026年3月14日(土)〜3月29日(日)東京芸術劇場プレイハウス
兵庫公演:2026年4月3日(金)〜4月5日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
豊橋公演:2026年4月11日(土)〜4月12日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. “リラックマ”スイーツビュッフェがニューオータニに初登場 キャラモチーフの和洋コラボスイーツ
    “リラックマ”スイーツビュッフェがニューオータニに初登場 キャラモチーフの和洋コラボスイーツ
    女子旅プレス
  2. “ハリポタ”スタジオツアー東京「ホグワーツからの招待状」に限定フード、組分け帽子タルトやダイアゴン横丁アフヌン
    “ハリポタ”スタジオツアー東京「ホグワーツからの招待状」に限定フード、組分け帽子タルトやダイアゴン横丁アフヌン
    女子旅プレス
  3. 大阪の春を満喫!「扇町桜まつり」夜空が桜色に染まるランタンや利き酒を楽しむ3日間
    大阪の春を満喫!「扇町桜まつり」夜空が桜色に染まるランタンや利き酒を楽しむ3日間
    女子旅プレス
  4. 東京・谷中にスタバ×アートが融合する木造カフェ、コーヒー片手に若手作家の作品を堪能
    東京・谷中にスタバ×アートが融合する木造カフェ、コーヒー片手に若手作家の作品を堪能
    女子旅プレス
  5. 仁川空港から5分!韓国パラダイスシティに「ハイアット」誕生 パノラマビューの開放的な501室
    仁川空港から5分!韓国パラダイスシティに「ハイアット」誕生 パノラマビューの開放的な501室
    女子旅プレス
  6. USJ「セサミストリート・ファン・ワールド」運営終了を発表 特別イベントも開催決定
    USJ「セサミストリート・ファン・ワールド」運営終了を発表 特別イベントも開催決定
    女子旅プレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 佐藤健「グラスハート」TENBLANK再結成の可能性に言及「しばらく負けない」伝説ファンミ語る【「モデルプレス ベストドラマアワード」プロデュース部門1位インタビュー】
    佐藤健「グラスハート」TENBLANK再結成の可能性に言及「しばらく負けない」伝説ファンミ語る【「モデルプレス ベストドラマアワード」プロデュース部門1位インタビュー】
    モデルプレス
  2. 【独占インタビュー後編】高橋成美&乃木坂46川崎桜、フィギュアスケートが2人に与えた影響 “スポ根精神”に共鳴「他人と比べるよりも自分に負ける方が悔しい」
    【独占インタビュー後編】高橋成美&乃木坂46川崎桜、フィギュアスケートが2人に与えた影響 “スポ根精神”に共鳴「他人と比べるよりも自分に負ける方が悔しい」
    モデルプレス
  3. 【独占インタビュー前編】高橋成美、ミラノ五輪“神解説”前に乃木坂46川崎桜にこぼした本音 互いの印象の変化明かす「みんな好きになっちゃう」「懐いてくれて」
    【独占インタビュー前編】高橋成美、ミラノ五輪“神解説”前に乃木坂46川崎桜にこぼした本音 互いの印象の変化明かす「みんな好きになっちゃう」「懐いてくれて」
    モデルプレス
  4. 及川光博がデビュー30周年「流行と悪意は気にしてない」職業ミッチーとしての真髄 キラキラ保つ理由は“老化に抗わない”【モデルプレスインタビュー】
    及川光博がデビュー30周年「流行と悪意は気にしてない」職業ミッチーとしての真髄 キラキラ保つ理由は“老化に抗わない”【モデルプレスインタビュー】
    モデルプレス
  5. 指原莉乃、カラコン・アイドルプロデュースの軸は「正直でいること」 新生活の緊張を味方につけるマインド術も<インタビュー>
    【PR】指原莉乃、カラコン・アイドルプロデュースの軸は「正直でいること」 新生活の緊張を味方につけるマインド術も<インタビュー>
    PIA株式会社
  6. QuizKnockメンバーから見た“フロントマン”伊沢拓司の存在、伊沢から見た彼らの凄さとは「僕がいなくても回るのがQuizKnockだと思う」【インタビュー後編】
    QuizKnockメンバーから見た“フロントマン”伊沢拓司の存在、伊沢から見た彼らの凄さとは「僕がいなくても回るのがQuizKnockだと思う」【インタビュー後編】
    モデルプレス
  7. 「QuizKnock」10周年――転機となった初期の言葉・最も感情が揺さぶられた瞬間…ここまでの10年を振り返る【インタビュー前編】
    「QuizKnock」10周年――転機となった初期の言葉・最も感情が揺さぶられた瞬間…ここまでの10年を振り返る【インタビュー前編】
    モデルプレス
  8. 竹内涼真「真面目に驕らず」全員で走り抜けた「あんたが」役作り秘話 進化を止めない原動力とは【「モデルプレス ベストドラマアワード」主演俳優部門1位インタビュー】
    竹内涼真「真面目に驕らず」全員で走り抜けた「あんたが」役作り秘話 進化を止めない原動力とは【「モデルプレス ベストドラマアワード」主演俳優部門1位インタビュー】
    モデルプレス
  9. ディーン・フジオカ、八木勇征&綱啓永らMEJメンバーの印象明かす「本当に人懐っこい」「頼もしい一面が」撮影裏の“モノマネ合戦”も告白【「LOVED ONE」インタビュー後編】
    ディーン・フジオカ、八木勇征&綱啓永らMEJメンバーの印象明かす「本当に人懐っこい」「頼もしい一面が」撮影裏の“モノマネ合戦”も告白【「LOVED ONE」インタビュー後編】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事