“BL作品でW主演”MAZZEL・NAOYA、キスシーンは龍宮城・冨田侑暉に「死ぬほど指導しちゃって」キュンとした瞬間・距離縮まったシーン秘話【「セラピーゲーム」インタビューVol.2】
2025.10.29 20:00
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日本テレビ系ドラマ「セラピーゲーム」(10月29日スタート/毎週水曜24時59分〜/FODにて先行独占配信・Tverにて見逃し配信・Huluにて放送終了1週間後から配信)にてW主演を務める8人組ダンス&ボーカルグループ・MAZZEL(マーゼル)のNAOYA(なおや/22)と7人組オルタナティブ歌謡舞踊集団・龍宮城の冨田侑暉(とみた・ゆうき/20)にインタビュー。Vol.2では、作品に感じる魅力や互いに演じていて「キュンとした」ところ、信頼し距離が縮まったシーンについて聞いた。
NAOYA&冨田侑暉W主演「セラピーゲーム」
本作は「BLアワード シリーズ部門」を4年受賞し、シリーズ累計130万部を突破した日ノ原巡氏の人気漫画が原作。ゲイのカメラマン・三兎湊(みと・みなと)は、失恋したばかりの獣医学生・生嶋静真(いくしま・しずま)と行きつけのバーで出会い、勢いで一夜を共にしてしまう。しかし、翌朝、湊の隣で目覚めた静真は湊のことを全く覚えていなかった。この一件をバーの従業員たちにいじられた湊は彼らと“静真を惚れさせることが湊に出来るか”賭けをすることに。賭けのために静真に近づく湊だったが、誠実で真っ直ぐな静真と過ごすうち、計画は次第に揺らぎ始める。NAOYAは“ツンデレフォトグラファー”の湊役を、冨田は“スパダリ獣医学生”の静真役を演じる。NAOYA&冨田侑暉「セラピーゲーム」に感じる魅力
― 「セラピーゲーム」の原作コミックや台本をお読みになって、物語や世界観にどんな魅力を感じられましたか?NAOYA:湊と静真の恋愛でもちろんたくさんキュンキュンしたのですが、湊の家族愛だったり、過去へのトラウマを人と出会って愛によって乗り越えて成長していく過程は自分にもすごく刺さることも多かったですし、絶対読んでくださる方にも刺さることが絶対あると思ったんです。人間らしい部分がすごくリアルで、だからこそ美しくて魅力だなと思ったので、キュンキュンもありますしすごく感動したポイントもたくさんありました。
冨田:今NAOYAが言ってくれたように「リアルさ」というのがすごく描かれた作品だなと思っていて。静真目線で言うと、NAOYA…あ、NAOYAじゃない。
NAOYA:間違えんとってよ(笑)。
冨田:(笑)。湊に恋の駆け引きをされて、色々あって人への期待が高ければ高いほどやっぱり裏切られた時の代償が大きいというか。それがものすごくリアルに描かれていたシーンがありました。「この2人のキャラクター・人間性だからこそこういう結末を迎えるんだな」とか「1つひとつの小さな出来事が今後の結果をすごく左右していくんだな」というのを原作を読んでいてすごく感じましたし、そういう人間らしさが描かれているところに魅力を感じました。
NAOYA&冨田侑暉、役柄で意識したこと
― 役柄を演じるにあたり、口調や佇まい、ビジュアルで意識していた点はありましたか?NAOYA:湊が結構強い言葉を使う役柄ということもあって、自分は普段あまり強い言葉を使わないタイプの人間なので「うわ、これどうやって言ったんやろ?」とか。しかも標準語で強い言葉ばっかり言うので自分の中ではすごく難しかったんですけど、もう何回も何回も練習して言えるようになりました。カバンの持ち方から後ろに担ぐように持って、腕の筋肉が痛いぐらい頑張らせていただいているんです(笑)。
― 普段ならその持ち方はしないですか?
NAOYA:絶対にしないです。撮影中ももう痛すぎて。そういった1つひとつの所作もすごく意識して作りました。自分と結構逆ですね。分け目も逆やし。
― 言葉やイントネーション、所作などは誰に相談しましたか?
NAOYA:演技レッスンをしてくださる先生に標準語に直してもらったり、もうちょっとこういう成分を足してみようかと息遣いから「ガッツ感」というか、男らしくではないですがそういった「ガッツ感」を出せるように練習しました。
― たくましい口調なんですね!冨田さんは静真を演じる上で意識されたことはありますか?
冨田:静真というキャラクター自体が「スパダリ」なので、いかにもハードル高いですよね。どうしたら「スパダリ感」を出せるかというのをひたすら研究していました。自分も言葉遣いや物事の言い方・考え方も俯瞰してちょっと落ち着いて大人っぽくというのを1ヶ月ぐらいの撮影期間はずっと意識していました。それこそ自分も髪の分け目も逆な人でした(笑)。自分の性格と似たところもあるのですが、静真に教わる部分がとてもあったので、そういうところは冨田侑暉としても学ばせていただきました。
NAOYA、冨田侑暉の芝居にキュン
― お互いの役に対して、演じていてキュンとしたところがあれば教えていただけますか?NAOYA:一途なところ。静真は元々ストレートというのもあって周りの目を気にするのかなという風に思っていたんですけど、湊という1人の人間に恋をして、もう周りの目も気にせずにずっと一途に愛しているところは、当たり前ではないけどすごく難しいことだと思っていたので、湊しか見ていないところや湊の気持ちを1番に考えてあげているブレない気持ちにすごくキュンとしました。
― 実際に冨田さんのお芝居にもキュンとしたということですよね?
NAOYA:はい!もっっっちろん!
冨田:本当か?その言い方(笑)。
― 冨田さんのお芝居の魅力はどこにありますか?
NAOYA:全ての単語がセクシーに聞こえるんですよ。声がいいのか、語尾のセクシーさ、息遣いみたいなところがすごく個人的に刺さっていて。「大丈夫か…?」の「か…」みたいな語尾に息をちょっと出すところに、静真の内に秘めているセクシーさが垣間見られて好きでした。
― 冨田さんはその言い回しを意識していたんでしょうか?
冨田:全く意識していなくて。それをもうクランクアップの前日くらいに「そういえばあんたってセリフ言う時、なんかセクシーよな」って言われて「嘘!」って驚いて。
NAOYA:最後の最後に伝えました。
冨田:ちょっと恥ずかしかったです。
― でも途中で言うと意識してしまうかもしれないですもんね。
NAOYA:そうなんですよ!
冨田:ギリギリに言ってくれてありがとう。
― それでは冨田さんが湊にキュンとした部分は?
冨田:元々湊というキャラクター自体、少しツンデレ気質なキャラクターでもあるので、静真がちょっとした用事で、元々予定していたことができないとなった時に1人でやけ酒をしているシーンがあるのですが、その時に静真が湊を迎えに行っても、本当は嬉しいのに「別に大丈夫」みたいな拗ねるような演技をする、その表情がすごく個人的にはキュンと来ました。
NAOYA:それっていいイメージを持つんや!
冨田:素直になれていないのが可愛いなって。
NAOYA:(記者に共感を求めるように)そこまで分かってくれる人って少ないですよね!!
冨田:何の話(笑)。逆に自分を強く見せている姿、強がっている感じが可愛いなと思いました。
NAOYA:ありがとうございます!
NAOYA&冨田侑暉、信頼できた瞬間
― 現場では「NAOYAさんが明るくしてくれた」「冨田さんが引っ張ってくれた」とそれぞれからお話もありましたが、撮影中、NAOYAさん・冨田さんのお2人の距離が特にぐっと縮まった瞬間やお互いを信頼できると感じたタイミングはありましたか?NAOYA:僕、ありますね。海でのシーンがあったんですけど、砂浜って足場が悪いじゃないですか。そういう中でカメラの位置から顔が見えなくなったり、抱きついたら位置が変わってしまったりするので、結構大変だったんです。「めっちゃ難しい!」と思っていたんですけど、そこを「じゃあ俺に任せて」「NAOYAはもう普通に飛び込んできてくれるだけでいいから、俺がこっちに行くから」と言ってくれた時は「もう頼ります!」と全任せで、僕が抱きつきにいって演技をすることに集中できたので、もうほんまに静真くん大感謝でした。
― 完全に湊の気持ちになっていますね(笑)。
NAOYA:「素敵!」って言いました。
― 冨田さんはそのシーンを振り返ってみていかがですか?
冨田:静真が湊の気持ちを受け止めるというのが大きく描かれるシーンでもあったので、確かに撮影自体少し動くのが難しいところでもあり、自分が静真として生きる上で「静真だったら多分こうしているだろうな」というのも考えつつやっていたので「(NAOYAに対して)なるべく負担をかけないようにしないとな」と自分でも思っていました。
NAOYA:優しい…。
― 冨田さんにとって距離が縮まったシーンはありますか?
冨田:遊園地のシーンですね。湊と静真の2人の関係性的にも距離が縮まる第一歩のシーンでもあるというか、お互いがお互いのいいところに気づき始めて恋が進んでいくシーンでもあったので、そこが自然に冨田とNAOYAの2人の関係性が出た感じで演技ができましたし、静真・湊のキャラクター性も出てくるので、そのシーンは距離が縮まったかなと思います。
― 「自然に冨田とNAOYAの2人の関係性が出た」とおっしゃっていましたが、昔一緒に活動されていたからこそお互いに演技しやすかったという部分も大きいですか?
NAOYA:めちゃくちゃありますね。特にキスシーンではあまり緊張することがなく、することができました。
冨田:することができました(笑)。撮影をね(笑)。
― むしろすごく仲の良い友人同士なら逆に緊張してしまわないかなとも思ったんですが…。
NAOYA:全然!「よっしゃ!行こか!」みたいな感じでノリノリでやっていました(笑)。「こっちの角度の方が綺麗に見えるな」「こっちに訂正」とか、僕がもうすごくこだわりが強くて…。
冨田:それよく言われた(笑)。
NAOYA:死ぬほど指導しちゃってました。ノリノリでお互いめっちゃ頑張って楽しくやりました。
冨田:友達の中でも結構家族に近いような友達なので、変に「どうしよう」というのも別に何もなく。そういうキスシーンの時は、お互いがうまくいいシーンに見えるように「こうした方がいいよ」「こうしなよ」とNAOYAが結構リードしてくれたところもあったので…。
NAOYA:「誰なん?」っていう感じやんな(笑)。
冨田:でもお芝居がしやすかったですし、ありがとうって感じです!
★Vol.3では、それぞれが苦しい経験を乗り越えた方法や、俳優・アーティストとして活躍する2人が考える「夢を叶える秘訣」を話してくれた。(modelpress編集部)
NAOYA(なおや)プロフィール
2003年4月28日生まれ、兵庫県出身。ボーイズグループ発掘オーディションドキュメンタリー「MISSIONx2」から誕生した8人組ダンス&ボーカルグループ・MAZZELのメンバー。2023年3月31日にプレデビュー曲「MISSION」を配信リリースし、同年5月17日にデビューシングル「Vivid」でメジャーデビュー。2025年6月公開の映画「君がトクベツ」にて演技に初挑戦し、2025年9月放送開始のテレビドラマも続投。今回の「セラピーゲーム」でドラマ初主演を務める。冨田侑暉(とみた・ゆうき)プロフィール
2004年12月7日生まれ、滋賀県出身。オーディション番組「0年0組 -アヴちゃんの教室-」から誕生した7人組オルタナティブ歌謡舞踊集団・龍宮城のメンバー。「秘密を持った少年たち」(日本テレビ/2023年)にてドラマ初出演を果たし、現在放送中の「タクミくんシリーズ -Drama-」(BSフジ/2025年)にも出演。今回の「セラピーゲーム」でNAOYAと同じくドラマ初主演を務める。
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