「仮面ライダーガヴ」主演・知念英和、共演した“特撮出身”庄司浩平に幾度の相談「とても心強かった」EBiDANから俳優の道へ進んだきっかけ【「ひでのよんな~らいふ。」インタビュー】
2025.10.11 12:00
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特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系/2023年~2024年)にて主演を務めた知念英和(ちねん・ひでかず/20)にインタビュー。同ドラマで共演した俳優の庄司浩平からもらった「大事な言葉」をはじめ、「俳優」という職業に興味を持つきっかけとなった人物、そして知念が描く“次の夢”についてたっぷり語ってもらった。
「仮面ライダーガヴ」主人公・知念英和って?
2021年に開催した第2回「スター☆オーディション」において、応募総数1万5918人の中からファイナリストに選ばれた知念。2023年には「埼玉のホスト」(TBS系)、「君が死ぬまであと100日」(日本テレビ系)などに出演し、確かな実力を示した。さらに、翌2024年には、“若手俳優の登竜門”として知られている「仮面ライダー」シリーズの主演に抜擢。お菓子が大好きな食いしん坊の主人公・ショウマを熱演した。作中でショウマは、お菓子の力と口のようなベルトを使って変身。スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系/2020年~2021年)に出演していた庄司演じるラキア・アマルガ/仮面ライダーヴラムらとともに人間を襲う敵・グラニュートと戦う。そして、2025年10月9日には、自身初となる「ひでのよんな~らいふ。」(ワン・パブリッシング)を出版。本書籍はアイドル誌「POTATO」(同社)にて、2024年から連載されていた「ひでのよんな~らいふ。」を1冊にまとめたもので、知念の故郷・沖縄の美しい海で撮影した爽やかな1枚や自然の中で魅せる飾らない笑顔など、知念の魅力がたっぷり詰まっている。
知念英和、故郷・沖縄での撮影後は「体重増えてました」
― 「ひでのよんな~らいふ。」を拝見して、知念さんの故郷である沖縄の魅力がたっぷり詰まった1冊だと感じました。お気に入りのページや「ここはこだわった」という見どころはどこですか?知念:海での撮影は特にお気に入りです。最初は、海では足元まで浸かる予定だったんですが、いざ海に入ってみると僕もテンションあがっちゃって気が付いたら頭まで浸かっていました。完成した写真をみて、僕自身も自分ってこんな表情をするんだという発見もありましたし、驚きもありました。リラックスして自然体な感じが出せたのは地元の海で開放感を感じていたんだと思います。また、今回は“食べる”カットも多く撮っていただきました!
「仮面ライダーガヴ」のショウマを演じる上で“食べる”を周りの方や視聴者の方に褒めていただけてすごく自信になりましたし、僕も今回の連載本を通して新しい一面をお見せしたいですし、これまでPOTATOさんで連載していた企画がぎゅっと1冊にまとめたものになっているので当時公開出来なかったアザーカットも含め、より僕のことを知っていただけたらいいなと思います。
― カメラにぐっと接近したカットや大人っぽいカットなどもありましたが、体型管理やスキンケアなど、撮影前に何か意識されていたことや「この撮影は大変だった」など裏話があれば教えてください。
知念:今回大人っぽい衣装を着るということもあって、僕もこれまでお見せしたことがない透け感のある衣装だったので筋トレしていきました!ただ、その衣装の撮影が終わってからは撮影中ずっと食べてました(笑)。行く先々で美味しそうなものがあったり、撮影中案内してくださっていたコーディネーターさんがお菓子をくれたりして、食べ過ぎて東京に戻ったら体重増えてました。
知念英和、共演・庄司浩平は「とても心強かった」
― 知念さんが芸能界に入られたきっかけは「第2回スターオーディション」と伺いました。最初はアイドルになりたいと思っていたとのことですが、どのようなきっかけやご経験があり、俳優を目指そうと思われたのでしょうか?知念:アイドルを目指してたというよりは芸能界に憧れてオーディションを受けて、所属してから歌やダンスを学ぶ機会をいただきました。元々は、藤原竜也さんをドラマで見て俳優という仕事にも興味があったので、高校生の夏休みや冬休みで今の事務所のオーディションを受けに行ったのがきっかけです。歌やダンスが出来る子たちがたくさんいた中で、何もなかった自分を見出してくれた事務所を信じて頑張ろうと思えたのは僕にとって大きな自信になりました。
― 書籍の中では「仮面ライダーガヴ」の現場で悩んだとのお話もありましたが、特に苦労した点や難しかった部分は何ですか?共演者の方や周りの方に相談されたご経験がありましたらお聞かせください。
知念:苦労した点でいうと食べる芝居です。グラニュート界から人間界へ来たショウマが、生まれてはじめて人間世界のものを口にするという感覚を芝居でどう表現するかを試行錯誤していました。ただ食べるだけじゃなく、食べながらセリフを話さなければいけなかったので、行儀悪くならないか、口から食べ物が出てしまわないか注意を払いつつ、美味しそうに食べる事を意識していました。グルメ系のバラエティ番組を見たり、美味しそうに食べる方を見つけて真似したりして、その中で特に食べ方が素敵だなと思ったのはギャル曽根さんと俳優の杉咲花さんで、参考にさせていただきました。
他には、主役としてどう在るべきかも考えていました。現場で一番経験のない僕が、新人でありながら主役として現場では真ん中にいる。特に僕は、何もかも1からスタートだったので、物語はどんどん進んでショウマも成長していくのに、ショウマを演じる僕自身の技量が足りてないんじゃないかと、役とのギャップに葛藤していました。そんな中で、キャストの方やスタッフさんに相談してきましたが、特に相談する回数が多かったのはラキア役の庄司浩平くんです。
浩平くんは以前、スーパー戦隊シリーズにも出演経験がある分、経験者ならではの角度でアドバイスを言ってくれる事が多く、とても心強かったんです。大きな優しさで包んでくれるような言葉をくれて、みんな味方なんだ、みんなと作っているんだと、1人で抱え込む性格の僕は解放された気がして、その時の言葉を今も大事にしています。
知念英和の夢を叶える秘訣
― 夢であった「仮面ライダー」の主演に抜擢された知念さんだからこそ思う「目標を達成するために必要なこと」やご自身のご経験から導き出した「夢を叶える秘訣」について教えてください。知念:夢をかなえる秘訣とは少し違うかもしれませんが、僕が習慣的にしていたことは上京した初日から1日も欠かさず毎日書いている日記があります。そこには自分のなりたい人物像や、夢を叶えるために毎日の反省や自分の感情を書き出しています。その目標の中で大きく掲げていたのが仮面ライダーになることでした。そこから1年も経たないうちに、オーディションを受けてショウマという役が奇跡的に決まって、夢を思い続けることや言い続けること、言葉にすることは改めて大事だなと思いました。
― 次の目標はありますか?
僕は、役者の指標として、大河ドラマや朝ドラに出演することが夢です。いつか実現できるようにこれからも頑張りますし、言い続けます! そして憧れの人は、柳楽優弥さんと山田孝之さんです。事務所の先輩でもあり、お二人が出ている作品をたくさん見ています。作品における存在感や説得力があって、僕も日々お芝居を磨いてお二人のような役者になりたいです。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
知念英和(ちねん・ひでかず)プロフィール
2005年3月19日生まれ。沖縄県出身。2021年「スター☆オーディション」のファイナリストに選ばれると、恵比寿学園男子部“EBiDAN”の研究生選抜育成プロジェクトに参加。新選抜メンバーTEAM Cの1人として活動していたが、2023年に自身のブログでEBiDANとしての活動を終了することを発表した。現在は、俳優として幅広いジャンルのドラマや映画に出演。待機作として、2025年11月27日公開の映画「仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ」がある。
【Not Sponsored 記事】
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