JASPĘR(C)モデルプレス

<JASPĘRインタビュー>SNSを中心にティーン層からの支持急上昇!歌を通して伝えたい“想い”とは

2022.04.21 19:30

TikTokクリエイターとしても活動するアーティストのJASPĘR(ジャスパー)。マスクに隠されたヴィジュアルと甘い歌声がティーン層を中心に人気を集め、海外にもファンが拡大している。突如として現れたJASPĘRとは一体何者なのか?マスクの下に隠された素顔にモデルプレスが迫った。

完全セルフプロデュース

甘い歌声にオートチューンをかけた「チルボイス」が特徴のJASPĘR。TikTokでは活動開始5ヶ月間でフォロワー12万人&動画総再生回数1500万回を突破。2021年12月に発表した「Hello」は、TikTok内で振付動画が話題となり新人アーティストにも関わらずTikTok内トレンドおすすめや人気急上昇ランキング、Spotifyバイラルチャート上位等に選出され話題を集めた。

現在、完全セルフプロデュースの企画「Despair to Hope」で3ヶ月連続リリースを実施中。「Despair to Hope」では作詞やMV監督もJASPĘR自身が手掛け、マルチクリエイターとしてその才能を発揮している。

JASPĘR、海外生活で出会った音楽

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― ニューデジタルシングル「Firefly」のリリースおめでとうございます!まずはJASPĘRさん自身のことをお伺いできればと思います。アーティストの道を目指したきっかけや、音楽活動を始めた想いなどを聞かせてください。

JASPĘR:ありがとうございます!昔海外に住んでいたことがあるのですが、その時から音楽へ興味を持つようになりました。友人が弾いていたベースを見て「かっこいいな」というのがきっかけでローカルバンドのライブを観に行くようになり、自分も“あちら側”に立ちたいと思うようになっていきました。それから音楽に興味を持ち、バンドを組むようになりました。なので海外に住む機会がなければ音楽も始めていなかったと思います。音楽に興味を持つまでは、親が流している音楽もうるさいって思っていたくらいで(笑)。

― そうなんですね(笑)。海外での生活も長かったんですか?

JASPĘR:はい。生まれは日本なのですが、人生の半分は海外で生活していました。その頃は音楽を職業にしようとは思ってなくて、単純に楽しくて音楽をしていました。

― それから日本に戻り、歌も歌うように?

JASPĘR:そうですね。日本に戻ってからもバンドを組んでいました。ただその時もギターを弾いていたので、歌うことはしていませんでした。自分の歌声にも自信がなかったし、いつか歌えればいいかなって。

― 何かきっかけがあり歌うことに?

JASPĘR:今の活動を始める前に色々なことがあって人生に絶望し、病んでいた時期があったんです。その時に唯一助けてくれたのが音楽でした。音楽を聴くことで前向きになれたし、「やっぱり歌っていいな」と改めて思いました。それを機に自分の作った歌詞と歌で、僕みたいな人達に元気や希望を与えられるアーティストになりたいと思って「JASPĘR」としての活動を始めました。

― ソロで活動することで、より自分の想いを込めた楽曲になるわけですね。

JASPĘR:はい。辛い時期に音楽を聴いていると「どんな想いでこの曲を作ったんだろう」と興味を持つようになり、僕も自分の声と歌詞でメッセージを届けられるようになりたいなと感じました。

― 勝手なイメージですが、いわゆる「歌い手さん」のような流れで音楽を始めたのかと思っていました。

JASPĘR:実際に「歌い手さんですか?」と聞かれることもよくあるんですが、自分としては違うと思っています。ボカロ曲のみではなく、都度自分がやりたいって思ったジャンル、バンドサウンドやエレクトロなど色々な音楽に挑戦したいと思っているし、ジャンルを聞かれたら「JASPĘR」というジャンルになりますかね(笑)。

― バンドとは違いそれだけ色々なことにチャレンジができるんですね。

JASPĘR:そうですね。音楽に対する自由度はかなり広くなったし、色んな事に挑戦しやすくなりました。

衝撃的な実体験が元になった「Firefly」

JASPĘR(C)モデルプレス
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― 3ヶ月連続リリース企画「Despair to Hope」の第二弾となる「Firefly」はどのような楽曲になっていますか?

JASPĘR:「Firefly」は今まで発表してきた楽曲とは全く違う感じの曲になっています。僕は元々バンドがすごく好きで、バンドが音楽の原点になっています。ハードコアやラウド系など、結構ハードな感じのジャンルから音楽に興味を持ちました。「Despair to Hope」の中では自分が本当にやりたいジャンルの音楽をやってみたいと思い、今までとは違うバンド形態のラウドサウンドの曲に仕上げました。

― 「Despair to Hope」では歌詞も担当されていると聞きました。「Firefly」は衝撃的なストーリーですね。

JASPĘR:はい。実は自分の実体験を歌詞にしていて、かなり想いを込めた楽曲になっています。僕の大切な人が亡くなった時の想いを全部詰め込んでいます。

― 実体験だったんですね。

JASPĘR:若い方で大切な人が亡くなる経験をしている方ってそれほど多いわけではないかもしれませんが、僕のような経験をしている方は世界のどこかにはいるはずなので、そういう方たちに共感してもらい前向きな気持ちになってくれたらと思い歌詞を書きました。

― JASPĘRさんが曲を作る時は、まずは歌詞から?

JASPĘR:僕は同時進行で作ることが多いですね。大枠のイメージはあって、そこから詰めていく感じです。無理に歌詞を書こうと思うと思ったようにできないことが多くて、ふっと歌詞が下りてくるのを待つことが多いです。大体シャワーを浴びている時に降りてきます(笑)。

― リラックスしていると降りてくるんですかね。

JASPĘR:そうかもしれないです。何も考えていないほうが、ふっと降りてきたりします。「Firefly」の歌詞も、お風呂に入っている時に思いついたものがあります。

― 「Firefly」ではMV監督も担当したとお聞きしました。実際に担当されてみていかがでしたか?(※以下MVのネタバレあり)

JASPĘR:本当にたくさんの方に協力していただき、自分の思い通りのMVができたと思います。

― 特に苦労したところはありますか?

JASPĘR:MVの中で事故のシーンがあるんですが、そのシーンをどうするかで結構悩みました。シビアなシーンではありますが、ストーリーの中では重要なシーンだったので何とか形にできてよかったです。

― 確かに直接的ではありませんが、事故だと伝わるシーンでした。その他にこだわった部分はありますか?

JASPĘR:今回のMVを企画している段階から常に頭の中にあったイメージが、最後のたばこのシーンなんです。たばこが嫌いだった女の子が友人の好きだったたばこを引き継いでいくというストーリーは特にこだわりました。例えば友人がスポーツ選手を目指していたら道具を引き継ぐストーリーでも良かったとは思うんですが、タイトルの「Firefly(蛍)」とも火がリンクしているし、匂いでも記憶が思い出せるたばこにしました。きっとたばこの匂いで思い出すシーンがある方も多いんじゃないかなと思います。

― 最初はたばこ以外の候補も?

JASPĘR:はい。何種類か候補がありました。キャストさんの都合だったり、コンプライアンスの問題でたばこは良くないんじゃないかという意見もありました。でも僕の中ではたばこのイメージで物語ができていたので、変えなくて良かったと思います。

― 確かにたばこを変えるとストーリーの印象も変わっていきそうですね。

JASPĘR:そうですね。あと主人公の女の子がベッドの上で泣いているシーンがあるんですが、ベッドを用意するのが難しかったらしいんです。でも自分の中ではベッドの上で絶望しているシーンがどうしても撮りたくて…。なので無理言ってベッドを用意していただけたのはすごく嬉しかったです。

― かなり細部にまでこだわったMVになっているんですね。

JASPĘR:特にストーリーの部分はこだわりました。この曲の想いをどう伝えようかと考えた時に、歌詞を映像にすることだったんです。役者さんにも「ここはもっとこうして」と細かくお願いして申し訳なかったと思います。それでも最後まで頑張っていただき、そのおかげでいいMVが完成しました。

― 今まで映像制作の経験ってあったんですか?

JASPĘR:はい。JASPĘRとして活動する前にもMVみたいなものを作っていました。映像を作るのは好きで、いつか他のアーティストさんのMVも作ってみたいと思っています。

TikTokクリエイターとしての顔も

JASPĘR(C)モデルプレス
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― TikTokクリエイターとしても注目を集めていますが、SNSで活動される際に大切にしていることなどはありますか?

JASPĘR:1番大切なのは映像をアップし続けることだと思います。すごく練って完璧にするよりも、毎日映像を出すことを自分としては大事にしています。なのでカバーする曲を1回しか聞かず一発録りで歌うこともあります。

― すごい!毎日アップし続ける理由は?

JASPĘR:やっぱり僕の投稿を待ってくれている方が一人でもいるなら、毎日アップしたいと思います。僕の歌を聞いて元気になれたという声もいただけるので、そういう方に向けて頑張っていければなと思います。

― SNSに届く声はよくチェックされているんですか?

JASPĘR:コメントは全部見ています。毎日投稿できない時もありますが、コメントをいただける方がいるからこそできるだけ投稿しようとも思えるし、応援の声は僕のモチベーションにも繋がっています。2021年8月からTikTokを始めて、長くても3日以上アップしなかった日はないと思います。

― 今後SNSでチャレンジしてみたいことなどはありますか?例えば自主制作した動画を公開するなど。

JASPĘR:歌ではなく映像だけというのも面白いですね。確かにいつかチャレンジしてみたいです。

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― それでは最後にJASPĘRさんの「夢を叶える秘訣」を教えていただけますか?

JASPĘR:僕的にはシンプルに楽しんでやることが大切かなと思います。例えば自分の好きじゃない音楽を無理に歌ったとしても、聴いている方に楽曲で伝えたいことは届かないと思っています。自分が好きで納得できる音楽を作ることで、聴いている方にも届くと思っています。

― JASPĘRさんはどのように好きなことを仕事に繋げていったんですか?

JASPĘR:今は仕事にならなくても、自分が好きなことを続けていけばいつか仕事に繋がる時がくると思って活動していました。なので最初の頃はむしろ音楽を仕事にしようとは思っていなくて、とりあえず自分が楽しめることをしようと思っていました。きっと自分が好きではない事を仕事にしたところで、きっと長くは続かないと思います。

― 今はソロとして自分の好きな音楽がやれているんですね。

JASPĘR:そうですね。バンドだったらメンバーがたくさんいるので出来ないこともあるのかなって。意見がぶつかることもあるので。今であれば「Firefly」のようにバンド形態でやることもできるので自分に合っているのかなと思います。ただバンドメンバー同士の絆には憧れますね。

― 現在のJASPĘRさんの目標はありますか?

JASPĘR:ずっとアニメが好きで、いつかアニメのオープニングになるような曲ができればと思っています。曲を作る際もアニメのオープニングはめちゃくちゃ意識しています(笑)。

― そうなんですね(笑)。

JASPĘR:アニメのオープニングはメロディーが分かりやすくて耳に入ってきやすので、すごく参考になります。あといつか武道館でライブがしたいですね。僕もお客さんとして観に行っていた側なので、いつかあそこに立てるように頑張ります!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社エル・ディー・アンド・ケイ

JASPĘR(ジャスパー)プロフィール

2021年8月からTikTokでカバー歌唱動画投稿開始。活動期間わずか5ヶ月で現在フォロワー12万人&動画総再生回数1500万回を突破。唯一無二の世界観や斬新な楽曲アレンジ、甘くて優しい歌声、そしてマスクで隠された美しいビジュアルなどから、ティーン層を中心に国内のみならず海外にも急速にファンを拡大。

ニューシングル「Firefly」

【リリース情報】

JASPĘR New Digital Single
『Firefly』 読み方:ファイヤーフライ
2022/4/20(水)Release LDCD-745

Living,Dining&KitchenRecords
※主要音楽デジタル配信サイト・サブスクリプションサービスにて配信中

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