永瀬莉子・水沢林太郎ら「17.3 about a sex」キャストインタビュー「共感しまくると思う」「10代がやることに意義がある」

「性」のリアル描く新ドラマ「17.3」発表

同作は17歳の女子高生たちが恋やセックスに揺れ動くリアルな心情を描いたひと夏の青春恋愛物語。永瀬はピュアで真面目な主人公・清野咲良（せいのさくら）役、田鍋は誰も好きになったことがない原紬（はらつむぎ）役、秋田は経験豊富で早熟な皆川祐奈（みながわゆな）役をそれぞれ演じる。

7人はランウェイを歩いた後、サプライズで配信を発表した。以下、7人のコメント。

「17.3 about a sex」ステージの感想は？

― 今回ドラマの発表となったステージの感想を教えて下さい。

秋田：無観客ということでどんな風になるか緊張していたんですけど、3人で歩けたので楽しかったです。

永瀬：こういう状況の中でのステージだったんですけど、撮影自体も皆で頑張ってきたので今日の公開を楽しみにしていて、やっと解禁できたなという喜びが強いです。

田鍋：歩くことより喋ることが緊張したんですけど、ランウェイはスキップしそうなくらい楽しかったです（笑）。

新原：共演者の皆さんともう一度こうやって会うことができてとても嬉しいですし、あとは男性キャストはあんまり一緒のシーンがなかったので嬉しいです。藤枝くんに関してははじめましてだったんですけど一緒に歩きました（笑）。

藤枝：僕は初めてのランウェイでどこ見ていいかとか分かんなかったんですけど、新原くんがリードしてくれたので楽しくできました。

石川：僕も藤枝くんと一緒でランウェイが初めてで何もかも分からなかったです。終わった後はすっきり楽しくできたんじゃないかなと思います。

― 水沢さんからアドバイスは？

石川：普通に歩いて戻ってくればいいよって。

水沢：こんな状況の中で出ることができたし初めて2人でも歩いたからすごい楽しかったなと思います。内容も内容なのでいち視聴者として不安なところもありますけど、そういうところも含めて楽しかったなと思います。

「性」のリアル描く新ドラマ「17.3」見どころとは

― 作品の見どころを1人ずつお聞かせ下さい。

秋田：やっぱり結構皆が実は持っている誰にも言えない悩みとかを扱っていると思うんですけど、3人いるのでそれぞれのキャラクターどれかには当てはまると思うのでどれかに感情移入して見れると思うし、際どいテーマではあると思うんですけど、3人でコミュニケーションとりながら支え合いながら楽しく撮影したのでそういうところも観てほしいなと思います。

永瀬：これまでにない題材だと思うのでそこも見どころですし、恋愛だけでなく家族関係だったり友情とか詰め込まれた作品になっているのでぜひ多くの方に世代関係なく観て頂きたいです。

田鍋：絶対同世代の方とか親御さんも共感するところが沢山あると思うので男女関係なく観てほしいなと思いますし、言ってる言葉とか刺激的な言葉が沢山あると思うんですけど、恋愛ドラマを観るように気軽に観てもらえたら勉強になる部分が沢山あると思いますし、「こういう言葉があるんだ」とドラマだと分かりやすく知れると思うので観てもらいたいです。

新原：皆それぞれ恋愛の価値観に対する悩みを抱えている人がいっぱいいるんですけど、僕の役は性に関する悩みというより恋愛に関する悩みを抱えている男の子なのですごく色んな問題を起こしてしまうんですけど、その中にも可愛いところもたまに出てくるので最後まで観て欲しいなと思います。

藤枝：10代の方ほとんどの方が共感を持てるように描かれているのですごく観やすいと思いますし、僕たち10代がやることに意義があるなと感じているので、ぜひ身近に感じてもらえたらなと思います。

石川：共感しまくると思うんです。とにかく観てどうしたらいいのか、とか自分でも分かるのが見どころだと思います。誰でも共感できると思います。

水沢：個人的に思ったのは、「当たり前に知っているってなんなんだろうな」と思いました。意外と性に関することって授業で習って知った気になっている自分がいるじゃないですか？そういうのを踏まえて観た上で「これって知っているって段階に入るのかな？用語を覚えただけで知っているって段階じゃないな」とすごく気付かされる作品でそういう当たり前を再確認。よく「当たり前を再確認できました」って言うと思うんですけどマジの再確認ができるんじゃないかなと僕は思っています。

“初体験年齢の世界平均…17.3歳” 誰もが気になるけれど、誰も教えてくれないセックスのこと

ドラマタイトルの「17.3」は、“初体験年齢の世界平均…17.3歳”というデータから。

制作サイドによると、今作においては出演キャストのオファーや撮影場所の許可申請といった企画段階から作品宣伝の際の表現まで、関係各所から“NG”が続出。日本ではまだ性教育がタブー視されている現状が顕著に表れた。性の多様性の理解と解釈は、まだまだ表現方法の自由度が限られる中、制作陣は、“性”をポップにポジティブに、真面目なエンターテイメントとして昇華させていく作業に集中していったと語る。

制作サイドは「初体験の世界平均は17.3歳。それを知った17歳の女の子が、恋やセックスと向き合い、悩みながらも成長してゆく姿を描きたいと思いました。高校2年生で差し掛かる17歳3ヶ月。それって早いの？遅いの？そもそもセックスってしなきゃいけないもの？誰もが気になるけれど、誰も教えてくれないセックスのことを、3人の女子高生たちが語り合います。恋にセックスに悩みながら成長する17歳たちを演じてくれたのは、次世代を担うリアルな17歳の女優たち。永瀬莉子さん、田鍋梨々花さん、秋田汐梨さんはこの役と向き合い、そして役を生きてくださいました。今の日本で生きるすべての17歳へ。メッセージと想いを込めた、最高のエンターテイメントが出来上がりました。ぜひご覧いただけたらと思います」と話している。

「TGC2020 A／W」オンライン開催

昨今の新型コロナウイルス感染症の感染状況や、政府から発表されたイベント開催制限緩和措置の見送り等を受け、オンライン開催となった。業界に新しい可能性を導き出すことこそが“ニューノーマルなTGC”として考え、最新テクノロジーを活用した5G時代におけるファッションショーや、イベント業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させるコンテンツを届けた。

キービジュアルは、前回に引き続き、蜷川実花氏が担当。今回のテーマは無観客開催となった第30回記念のテーマ「I ◆ TGC」（※◆はハートマーク）を踏襲し、しなやかに輝けるサステナブルな未来を創造し、新たなはじまりの一歩を力強く踏み出すという想いを込めて「I ◆ TGC ～NEXT DECADE～」となった。

モデルとして中条あやみ、藤田ニコル、乃木坂46の白石麻衣ら、アーティストとしてJO1らが登場。総視聴者数はのべ約248万人となった。（modelpress編集部）

ドラマ『17.3 about a sex』

初回放送日程：2020年9月17日（木）夜11時～（初回配信のみ1話から3話を一挙配信、以降1話ずつ配信）／全9話
放送チャンネル：ABEMA SPECIALチャンネル